PC液晶の選び方【1】1液晶のサイズ編

新しいパソコンを買う時や、液晶が割れてしまって修理依頼をする時、「解像度とか表面処理とか良くわからないし、まあちゃんと綺麗に映ればいいや」とあまり仕様を気にせずに注文されたことはないでしょうか。

(´-ω-`)「前の液晶の方が綺麗に見えたような…

(*´-ω・)ン?「新しい液晶にしてから目が疲れやすい気がする

そんな風にいざ新しい液晶にしてから悩むことのないように、パソコン内部の仕様と合わせて液晶にもちょっとこだわって選んでみてくださいね。

液晶のサイズを決めるってどうすればいいの?

ノートPCやディスプレイ一体型PCの液晶画面、デスクトップパソコンの液晶モニタは様々な大きさのものが販売されています。
ノートPCなら、欲しい機種が決まれば液晶サイズも問答無用で決まりますが、デスクトップPCを購入する時はモニタの大きさをオプションで選べるようになっていたり、別売りになっていて自分で探さないといけない場合もあります。
そこでまずは液晶のサイズを決めるところから始めてみましょう。

パソコンの液晶サイズは10インチ程度から40インチ程度まであります。
液晶サイズを表す「インチ」も普段使わない単位ですし、あまり大きさの具体的なイメージが湧きませんよね。
(ちなみにインチは「吋」や「″」と表記されることもあります)

最も一般的なノートサイズ 15.6インチ

電器屋さんで一番多く展示されている、一般的なノートPCの液晶サイズが15.6インチです。
15.6インチの液晶はA4のコピー用紙程度の大きさです。

外出先での使用のために持ち運ぶ場合は15.6インチ辺りが大きさ・重さともに限界かと思います。
(車ならまだ良いのですが、歩きで15.6インチのPCを持ち運ぶとなかなかの重労働です)

16.0~20.0インチのノートPCも、持ち運べないことはないのですが
基本的にはお家の中で使う方に向いている大きさですね。
画面は大きい方がいいけれど、デスクトップを置くとかさばって邪魔だから、という理由で
16.0~20.0インチのノートPCを選ばれる方が多いようです。

デスクトップ用の液晶モニタ

デスクトップPCの液晶モニタの場合は、PC本体とモニタを置く場所や使用用途によって決めていただくといいでしょう。
現在一般的に流通している液晶モニタの大きさは15.0インチ~30.0インチ程度です。
以下にお使いになる状況などによっておすすめのモニタサイズをご紹介いたします。

狭いけどデスクトップが捨てがたい…

15.0インチはA4のコピー用紙より小さいくらいですので限られたスペースでデスクトップPCを使う方に向いています。

スリムタイプの本体と小型のモニタであれば、お店の裏のちょっとした休憩スペースや、普段使っている机の片隅にも置けますね。
スペース的な問題がなければ後は普段の使用方法やモニタからの距離、ご予算などによってお好みで大きさを決めましょう。

何より大切なのは映像を見ること

大きな画面でテレビや映画を見たい、映像関係の編集作業をしたい!
そんな方には30.0インチ前後のモニタがおすすめですがやはりお値段も高価になりますし、大画面を近い距離から長時間見るとなると目への負担も心配です。
作業スペースをどういう風にしたいか、椅子に座って画面までの距離は十分取れるか、など電器屋さんでモニタの大きさを実際に見て確認すると安心です。

趣味でちょっと使うくらいなんだけど

メールを打ったり、ネットを見たりするくらいだけど動画も見るから大きな画面がいいかな?という方には19~24インチくらいがおすすめです。
私は割合近い距離からモニタを見ることが多いので20インチでも充分大きいなーと思うのですが、
これも人それぞれで、椅子と机の距離が遠い場合などはもう少し大きくないと見づらいですよね。

文章打ったり表作ったり忙しいんです

お仕事で書類作成などをされる方におすすめの大きさとして、普通の事務机に置けるサイズである19~20インチ程度が使いやすいかと思います。
たくさんウインドウを開いて作業をする場合や、図面などを開く場合にはもう少し大きいサイズ(23インチや24インチ)でも良いですね。
もしうは横に複数のファイルを並べて開けるようにワイドの液晶を選ぶこともご検討ください。
ワイドについては次の項目で↓

サイズに付記されている『ワイド』って?

液晶サイズの横に『ワイド』と書かれているものがあります。
カタログ仕様などで『15.4型ワイド』『ワイド20.1インチ』と表記されているものがそうです。
これは今まで主流だったスクエア型(液晶パネルの縦横比が「4:3」や「5:4」)に対して縦横比が「16:9前後」の横長になっている液晶です。
同じサイズのスクエア型とワイド型を比べてみるとワイド型の方が横に長いぶん、たくさんの情報を表示できます。
動画ウインドウを開いたまま横でメールを作成したり、エクセルの表を2つ並べて表示したり、と使い勝手が良い部分があることから最近はワイド型の液晶も増えてきました。

液晶が壊れた時の修理費用は

ちなみに、液晶のバックライトが経年劣化で傷んでしまった場合や、液晶が割れてしまった場合の修理費用は、その液晶パネルの仕様や大きさにより変わります。
弊社の修理料金例ですと¥9,000~26,000程度のお見積りが一般的ですがやはり基本的に大きい液晶の方が高価になります。
これは内部のバックライト本数が多いためや、パネルの流通が少なく部品価格が高価になるためです。

他にも、最新のノートPCの中でも特に薄型のものは液晶パネル自体が特殊な仕様になっており、部品手配が極めて困難な上に、互換パネルでは不具合を起こす設計になっている場合があります。
そうなるととんでもない金額のメーカー修理をするか、新しいものを買うか、の2択になってしまいます。
大きな液晶や薄型の最新ノートPCを購入される場合にはくれぐれも取扱い注意!ですよ。

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