PC液晶の選び方【2】 画面解像度編

   2015/12/03   icon-clock-o読了時間:約8分40秒

前回 【1】 液晶のサイズ編 に引き続き、パソコンの液晶についてのお話です。
今回はちょっと難しい『 画面の解像度 』について。

 目次 

画面解像度って?
仕様に表記されている解像度の意味~ピクセルとドット~
液晶選びと解像度
最大解像度の調べ方

画面解像度って?

画面解像度とは、ざっくり言うと画面に表示できる点の数(=総画素数)です。

点描で描かれた絵画を思い浮かべてみてください。
ペンや鉛筆で細かな点を打って絵を描いていきますが、この点の数が多いほど精密で美しい絵になりますね。
逆に点の数が少ないと、荒い感じの絵が出来上がると思います。
点描
また、ノートサイズの画用紙と、ポスターサイズの画用紙があるとします。
どちらの画用紙にも描く点の数が同じだったとしたら、
ノートサイズの画用紙に描く方が細かく綺麗な絵が描け、
大きなポスターサイズでは荒く見づらい絵になると思います。

それと同じで、画面に表示できる点が多く、
かつ点の密度が高いほど画面表示がなめらかに、綺麗に見えます。
画面解像度(総画素数)が同じで画面の大きさが違う場合には
小さい画面の方が密度が高くなるため高画質になります。

仕様に表記されている解像度の意味~ピクセルとドット~

ここからがちょっと面倒な説明なので、「とりあえず簡単に知りたいだけなんだけど・・・」という方は
液晶選びと解像度まで飛ばして読んでいただいて大丈夫です。

画面に表示できる点の数のことを表す「ピクセル(pixel・画素)」が一般的な画面解像度の単位です。
単位として用いる場合には“px”と略記されることが多いです。

しかし、パソコンやモニタの仕様を見ていると
「ピクセル」ではなく「ドット」という単位がついていることがあります。
益々ややこしい…と困惑させる「ピクセル」と「ドット」。
この違いは割とどうでもいいことです。
(と言ったら怒る方もいらっしゃるかもしれませんが、個人的な意見ですのでご寛恕ください)

ただし、解像度と呼ばれるものには今回お話している画像解像度と別に印刷解像度があり、
この印刷解像度に限って言えばピクセルとドットを区別する必要があります。
印刷解像度を表す単位、「dpi」(ドット パー インチ)は
1インチの長さにいくつのドットが入るか、という単位です。
画像の取り込み時などにこの「dpi」の設定に気をつけないと、
せっかく印刷した写真がカクカクした荒い写真になってしまったりします。
ドットは●(丸)ではなく■(四角)でできているので、
小さな画像を無理やり拡大するとギザギザになってしまうためです。
今回の液晶の選び方には関係ないので、この「dpi」については一旦忘れてください。

さて、画面解像度に戻って「ピクセル」と「ドット」についてのお話ですが、
この2つを簡単に表すと以下の式になります。
横に表示できる点の数(ドット)×縦に表示できる点の数(ドット)
=画面全体に表示できる点の数の合計(ピクセル)

パソコンや液晶モニタの仕様表を見てみると
1024 x 768ドットと書いてある場合と、1024 x 768ピクセルと書いてある場合がありますね。

これはどちらも、
「横1024ドットと縦768ドットを掛けた画素数(ピクセル)が表示できます」
という意味なので、「どちらも同じ画素数を表している」と考えて大丈夫です。

そこで更に仕様表の液晶解像度のところを見てみると、
「WXGA」「SXGA」など、謎の英字が書いてあると思います。
これは解像度の規格名で、決まったピクセル(ドット)に対応する専用の名前を付けたものです。
最近使われている主な規格名は下記のとおりです。

パソコンで使われている画面解像度の主な規格名
【WVGA】 800×480  スマートフォンやタブレットPCに多いサイズ
【SVGA】 800×600  Windows98の頃までノートPCで多かったサイズ
【WSVGA】1024×600 ネットブックやUSBモニタでよく使われるサイズ
【XGA】 1024×768 15インチくらいのスクウェア型モニタに多いサイズ
【SXGA】 1280×1024 17~19インチの液晶モニタにみられるサイズ
【SXGA+】1400×1050 一昔前のビジネス向けノートPCに多かったサイズ
【UXGA】 1600×1200 一部の液晶モニタに使用されるサイズ
【WXGA】 1280x768・1360x768・1280x800 2006年頃からのノートPCに多いサイズ
【FWXGA】1366×768 最近のノートPCの主流サイズ
【WXGA+】1400×900 一部のノートPCや小型ワイド液晶のサイズ
【WXGA++】1600×900 モバイルノートPCの高級機に多いサイズ
【WSXGA+】1680×1050 20~22インチのワイド液晶の主流サイズ
【WUXGA】1920×1200 クリエイター向けのワイド液晶に多いサイズ
【FHD】 1920×1080 最近の大型ワイド液晶の主流サイズ
【QXGA】 2048×1536 ごく一部の高価なPC液晶に採用されているサイズ
【QWXGA】2048×1152 一部のワイド液晶に使われているサイズ
【WQHD】 2560×1440 一般用27インチモニターの上位モデルで主流のサイズ
【WQXGA】2560×1600 一般用30インチモニターで主流のサイズ

ちなみに規格名の横にある「+」や「++」の部分は何かというと、
①WXGA 1280×800
③WXGA+ 1440×900
④WXGA++ 1600×900
②WSXGA+ 1680×1050
①ができて、②ができた。かと思ったら①と②の間に③も④も増えた。
規格名どうしよう…ここに増えることは想定してなかった、困った…
そうだ、ちょっと大きくなったよ、という意味で「+」を付けよう!
流れとしてはたぶんそんな感じだと思われます(あくまで想像ですが)

液晶選びと解像度

それではいざ液晶を選ぶ時の解像度についての注意点です。
基本的にはサイズ、ご予算でおおよそ絞り込んだら
出来るだけ画面解像度の高いものを探す、でほぼ間違いないと思います。

ただここで一つ注意しなければならないのが、【WXGA++】1600×900が表示できるモニタを購入したとしても、
パソコンの性能的に【SXGA】 1280×1024までしか表示できなければ、
そのモニタでも【SXGA】 1280×1024までの画面解像度でしか表示できません。
それは、パソコンの基板に取り付けられているグラフィックボード(ビデオカード)という
絵や文字を画面に表示するための処理を行う部品の機能の限界が決まっているためです。

すごーく古いデスクトップパソコンに、最新の大きなサイズの高解像度モニタを繋いでも、
モニタの性能を生かしきれる訳ではない、ということになります。
高解像度のモニタが欲しい!と考えている方は、パソコン本体の性能も合わせてご確認くださいね。

最大解像度の調べ方

Windowsのデスクトップ画面(何も開いてない最初の画面)でアイコンなどが何も無い壁紙部分を右クリック
  ↓
一番下のプロパティを選択
  ↓
「テーマ」「デスクトップ」などタブが色々ありますが、一番右の「設定」を選んでください
  ↓
左下の方に【画面の解像度】という項目があり左右に動かせるバーがあるのがわかるでしょうか。
これが一番右(大)になっていれば、お使いの液晶ディスプレイは
画面解像度が最大の状態で使用されているということです。
バーの下に出ている「○○×○○ピクセル」が解像度です。

色々と難しい画面解像度ですが、ちょっとこだわって液晶を選んでみたいという方は
ご自身のパソコンの解像度や、これから購入される液晶の解像度を調べてみてくださいね.+゜ヽ(o`・∀・´)ノ.+゜

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