Windows XPが動作しない原因はSecurity Essentials !

   2014/05/01   icon-clock-o読了時間:約7分40秒

いきなり動作しなくなったXPたち

先日Windows XPの公式サポートが終了しましたが、弊社にはまだ何台かXPの機種があります。
専用ソフトを動作させるためや、部品適合のために残しておいた大事なパソコン。
その内の数台が4月16日頃からものすごく挙動不審になりました。
動作が重い。起動まで30分以上の時間がかかる。フリーズする。などなど。

確認してみたらHDDやその他のハードには何の問題もなく、ウイルス感染でもありません。
何なんだろうかと更に調べたら、犯人はまさかのMicrosoft Security Essentials

Security Essentials(セキュリティ エッセンシャルズ)とは

Microsoftが提供している無料のセキュリティソフトです。
そこそこの安全性能があり、動作も軽くて何より無料、ということで
「そんなにネットやメールをしないし、有料ソフトでなくても良いよ」という
お客様におすすめのセキュリティソフトとしてご紹介することもありました。

また、Windows XPのサポートが終了した後も、Security Essentialsなどのセキュリティソフトに関しては
移行期間の補助として、定義ファイルおよびエンジンに関する更新プログラムの提供を
2015年7月14日まで延長する旨が発表されており、Microsoftも割と親切だなあと思っていました。
あんまり使用しない機種には無料というのは有り難いし、弊社のXP機種の数台にも
Security Essentialsがインストールしてあったのですが、まさかそれがこんな事になろうとは。

悪さをしている更新ファイル

動作を妨げていたのはMicrosoft Security Essentials のウイルスおよびスパイウェア定義ファイルのようです。
自動アップデートにしていたため、これがぬるっと入ってきてぬるっと動作を止めた模様。

やってくれますねMicrosoft・・・
思ったよりWindows8が売れなかったからってこんな自爆タイマーを仕掛けてくれるとは。
「定義ファイルの不具合であってワザとじゃないよ!」とMicrosoft側は言っているようですが、
犯人に辿り着けない(不具合の原因が解らない)ユーザーさんだった場合、
「PCが壊れたのかなあ・・・XPのサポートも無くなったし買い替えなきゃダメか」と
壊れてもいないPCを捨てて、新しいPCに買い換えてしまう方もいらっしゃるでしょう。
しかもその定義ファイルによる不具合と改善方法を企業として広報しないなんてヒドイ。
これでは2015年7月14日までセキュリティのファイル更新を延長したのも
このためにSecurity Essentialsのユーザーを囲い込むためだったのかと勘繰りたくなります。

不具合の改善方法

とりあえず弊社ではSecurity Essentialsをアンインストールして問題なく動くようになりました。
もうSecurity Essentialsなんて二度と使わない・・・!(-_-メ;)

しかこれからもSecurity Essentialsを使いたいという方は、
20~30分ほどかかりますが起動するまで大人しく待つか、
セーフモードで起動させてMsMpEng.exe(Microsoft Antimalware Service)を停止すれば
通常どおり起動するはずです。
その後アンインストールではなく、手動でSecurity Essentialsの更新を行う、
もしくは最新の定義ファイルをインストールし直すなどの方法が良いかと思います。
(実際に試していないのでこの辺りは不確かで申し訳ないのですが)

こちらのMicrosoft サポートコミュニティ内
MsMpEng.exeが原因(?)でパソコンが動かなくなる。』で
同じ症状に陥った方の質問&回答に、最新の定義ファイルにして
不具合を回避する方法などが記載されていますので是非ご参考に。

しかしこれでWindows XPから離れて新しいOSに買い換えた方が居たとしても、
それ以上の数のユーザーさんにMicrosoftに対する不信感を植え付けただけだと思うのですが・・・
これを機にMicrosoftを見限ってAppleのMacに買い替える方や
Mac OSをインストールする方もいらっしゃるでしょうし、
弊社のようにMicrosoftのセキュリティソフトを使いたくないというユーザーも増えるでしょう。
何を考えているのでしょうかMicrosoft。

ついでにMicrosoftパートナーについてのご注意も

Microsoftへの怒りついでに、Microsoftパートナーを名乗る怪しい企業についてもご注意を。
『Microsoftパートナー』というロゴや肩書きのついた企業は
確かにMicrosoftがそう名乗ることを許した企業です。
ただし、Microsoftが優良と認め業務提携した企業という訳ではありません。
Microsoftに一定の金額を支払い『お金と引き換えにマイクロソフトパートナーと名乗る権利を手に入れた企業』です。
そのため、なんでこんな企業に許可を出したのかと思うような企業がパートナーと名乗っていることもあります。
もちろんマトモな企業さんもいらっしゃるのでしょうが、私が一番見かける
パートナー企業は偽のセキュリティソフトを売りつける詐欺企業です。
詳しくは 【 慌てず騒がず 】お使いのパソコンの性能が低下【 騙されず 】 の記事をご覧ください。

これはあなたのPCはウイルスに感染した、と嘘を吐いて不安感を煽り
役に立たないセキュリティソフト(しかも更に他のウイルス入りだったりします)を売りつける
スケアウェアという手口です。
これを購入してしまうと、終わりのないスケアウェア地獄に突入するばかりか、
購入時に入力したクレジットカードなどの個人情報が悪用されかねません。
くれぐれも騙されてクリックしないようにお気をつけください。
また、フリーソフトに抱き合わせで入っており、インストールしたPCのデスクトップ上で
上記のような広告を表示させる場合もあります。
フリーソフトをインストールする時は予め評判を調べるなどの注意が必要です。

ブラウザとしてGoogle Chrome や Firefox をお使いの方であれば
ネット閲覧の際に表示される広告を全て非表示にできるアドオンがあります。
興味がお有りの方は以下の記事からそれぞれアドオンをインストールしてみてください。
Google Chromeの拡張機能、私のおすすめ20個
よく動画を見るあなたにおすすめのFirefoxアドオン

こんな企業にパートナーを名乗らせている時点で自らの評判を下げるようなものだと思うのですが
本当になんでこんな事をしているんでしょうか。
なんにしてもMicrosoftはWindowsやOffice、Internet Explorer などを有し、多くのユーザーを抱える大企業です。
だからこそもっとユーザーに対して誠実であってほしいものですね。

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