普段パソコンをお使いの最中に、マウスが動かなくなったり、キーボードが入力できなくなったりして困ったことや焦ったことはないでしょうか。
唐突にこういった症状が発生すると「おおお、壊れた?まさか壊れた?」とドキドキしてしまいますが、その原因は意外に些細なことで、簡単な方法で直るものかもしれません。
そこで今回は、お手元のマウスやキーボードが不意に動かなくなってしまった際にちょっとした原因なのか、それとも修理や買い替えが必要な状態なのかの切り分けをするために確認していただきたいことをご説明したいと思います。
まずはフリーズかどうかを確認
マウスカーソル(矢印やポインタと呼ばれます)が動かない、クリックできない時、まずは動かないのがマウスだけなのか、それとも画面操作全体が固まって(フリーズして)しまっているのかを確認してください。
キーボードで文字を打てるかどうか、Windowsキーでスタートメニューが開けるかどうか等の方法で確認できます。
キーボード以外の方法としてはUSBメモリやDVDディスクなどの外部メディアを入れてみて自動再生が動くかどうか等でも確認できますね。
キーボード操作も一切効かない、外部メディアにも反応しないようであればパソコン自体の動作が固まっているのかもしれません。
もしそうなら無理やり電源を切って再度起動し直すしかありません。電源ボタンを長押ししてシャットダウンしてください。
※この強制終了もあまり頻繁に繰り返すと電源部品に負担が掛かりますのでご注意ください。
あまりにも度々フリーズが発生するようであればHDDやマザーボードの不具合が考えられます。
フリーズでは無いことが確認できれば、マウスのみの不具合と考えられます。
ひとまず再起動で直らないか試してみましょう。
キーボードからのシャットダウン方法
Windowsキーでスタートメニューを開く
↓
矢印キー【 → 】を一回クリック
↓
【 Enter 】をクリック
シャットダウン後に少し(30秒くらい)待ってから再度起動します。
それでもマウスが動かない場合には以下の手順をお試しください。
無線(ワイヤレス)マウスやキーボードが動かない時
コードがあると手元でわちゃわちゃするので邪魔、ということでワイヤレスのマウスやキーボードを使っていらっしゃる方も多いと思います。
ワイヤレスは便利ですが、不具合が起きた時に確認がややこしい面もあるので、以前使っていた有線の機器をお持ちの場合などは、いざという時に代替品として使用するためにそのまま捨てずに保管しておいてください。
まずは電池があるかどうか
ワイヤレスの場合、まずご確認いただきたいのが電池。
ワイヤレスマウスやキーボードの動力源は大体が単3の電池か、単4の電池です。
ご使用の頻度にもよりますが、大体は数ヶ月で電池が切れて交換が必要になります。
お使いの機器の消費電力が大きく、また使用時間も長い場合には1ヶ月程度で交換が必要になることも。
頻繁に電池交換をされている方はマウスやキーボードの動作が怪しくなると「また電池切れかな?」とすぐに気づくことができると思いますが、逆に普段の使用時間が短かったりで今まで電池が切れたことが無かった方は「動かないんだけど…マウス壊れたかな?」と思ってしまうと思います。
キーボードの場合はどこかにこんな感じのランプがあったりします。
このキーボードの場合ですと、ランプの下に電池マークがあり、ランプが赤く点滅し始めたら電池切れ間近のサインです。
電池の蓋が底にありますので、そこを開けて新しい電池に交換してみてください。
手元に新しい電池なんて無いよ!という方は、ひとまず他の機器で使っている電池(テレビのリモコンの電池や、時計の電池などは大体同じ単3か単4です)を外して試しに入れてみましょう。
それで問題なく動くようであれば電池切れ確定ですね。
新しい電池を購入して入れていただければ大丈夫です。
次に受信機とUSBポートを確認
どうも電池切れじゃないみたい、となったらパソコンとマウス(もしくはキーボード)を繋いでいる機器を確認します。
もちろんワイヤレスの場合は目に見えるコードで繋がっているわけではく無線通信でマウスやキーボードの入力をパソコンに伝えています。
その通信を受信している、小さな四角い機器がパソコンのUSBポートのどこかに刺さっています。
↓ こんな感じ。
この写真の例ですと、Logicoolというメーカーのマウスと対になっているLogicoolの機器がデスクトップパソコンの前面にあるUSBポートに刺さっている状態です。
機種によっては背面にポートがある場合もあります。
また、ノートパソコンであれば4つの側面のどこかにポートがあります。
この小さな機器は『ドングル』と呼ばれたり、『レシーバ』と呼ばれたりしています。
(最近はレシーバのほうが一般的に使われている気がするので以下レシーバと呼びます)
このレシーバが小さな四角いものではなく、2~3cmのUSBメモリのような形状である場合もあります。
そういった場合は大きい方を『レシーバ』、小さな四角いのを『マイクロレシーバ』と呼んだりします。
最近は一つのレシーバでいくつもの周辺機器を接続できるものもありますが、大体のマウス・キーボードとレシーバは1対1のセットで動作しています。
※Bluetooth内臓のパソコンをお使いで、更にBluetooth対応のマウスを使用されている場合はレシーバが不要です。
レシーバが何かの拍子に抜けそうになっていたり、接触が悪くなったりしていると入力が上手くパソコンに伝わらず、画面上では何も動作しない状態になります。
試しに抜き差ししてみて、それでもダメなら別のポートに挿してみてください。
別のUSBポートに挿したら問題なく動く
パソコン本体のポートに問題があるかもしれません。
ポートの不具合は挿し込み部分(コネクタ)のみの破損であることが多いですが、稀にマザーボード側まで破損が及んでいることがあります。
一つのポートが壊れただけならまず本体の動作に問題は起きませんが、マザーボード側の破損は他の箇所まで波及する可能性があります。
ご心配な方は弊社や他のPC修理業者さんに依頼しての内部診断をご検討ください。
どのUSBポートに挿してもダメ
受信しているレシーバ、もしくはマウスやキーボードの機器そのものに問題がある可能性が高いですね。
更に次の手順をお試しください。
CONNECTボタンで再接続
何かの拍子に、パソコンがマウスやキーボードのことを忘れてしまうことがあります。
マウスやキーボードを使うためには、一番最初にパソコンにその周辺機器を登録、認識してもらう必要があるのですが
「Logicool から来ましたワイヤレスマウスです。型番はM235です。レシーバともども宜しくお願いします!」
「おっけーおっけー、じゃキミ専用の場所を作るからね!今日からよろしく!」
と働き始めたマウスに対して、
「あれ、なんか今日は調子悪いなあ…昨日のWindowsアップデートが多かったせいで疲れちゃったしね…もう年かなあ…ていうかキミ誰だっけ?部外者が勝手に入ってきちゃダメだよ~ハイ出て行って」
と部分的な記憶喪失になったパソコンさんがおかしなことを言い始める時があるのです。
パソコンさんも色々とやらされすぎてオーバーワーク気味なので仕方ないのかもしれません。
という訳で、忘れられてしまった周辺機器くんの存在を再度パソコンさんに覚えてもらう必要があります。
周辺機器の再登録
※以下の手順は一例です。
機器によって必要な手順が異なりますので、ご購入時の説明書をお持ちの場合やメーカーの説明書記載サイトがある場合はまずそちらをご確認ください。
【1】マウスもしくはキーボードの電源ON/OFFスイッチをOFFにして電源を切る
※スイッチが無い機器の場合はそのままで構いません。
【2】USBポートからレシーバを抜く
【3】パソコンの電源を一旦切ってから再度起動する
【4】パソコンが起動してから少し待つ
※起動したばかりのパソコンはバックグラウンドプログラムが動作をし始めたり
プログラムの更新が入ったりしているため不安定な状態です。
デスクトップ画面が表示されてから気長に5分ほど待ちましょう。
【5】レシーバを挿し込む
【6】マウスもしくはキーボードの電源を入れる
【7】CONNECTボタンを2秒くらい押す
※CONNECTボタンが無い機種もあります。その場合は電源ONにするだけで大丈夫です。
※小さくて押しづらいですが、芯を出していないシャーペンや
爪楊枝の頭のほうで押し込んでください。力を入れすぎないようにご注意を。
これはワイヤレスキーボードの底面です。
左にある赤いボタンがCONNECTボタン(コネクトボタン)です。
これを押すことでもう一度パソコンに周辺機器を登録することができます。
また、機種によってはパソコン本体側にもCONNECTボタンがあり、パソコン本体のCONNECTボタン⇒キーボードのCONNECTボタンと両方を押さなければならないこともあります。
これでも直らない場合は更に次の手順へ。
ですが最後の確認方法はパソコン内部のデータを確認するものなのでマウス操作が必須となります。
そのため、正常に動作するマウス、もしくはタッチパッド付きのキーボードが必要です。
こういうの ↓ がタッチパッドです。
マウスが動かないし、キーボードにタッチパッドなんて付いてないし…という方は申し訳ございませんが以下を飛ばして『ここまで全部試したけどダメだった』の項目からご覧ください。
ソフトウェア(デバイスドライバ)を調べる
マウスやキーボードの周辺機器をパソコンに接続して使用するには、
一番最初にパソコンにその周辺機器を登録・認識してもらう必要がある、と上でご説明しましたが、その時に周辺機器はパソコンに『私はこんなふうに働きます』というような説明書、いわば自分の資格一覧や履歴書を渡しています。
これは周辺機器(デバイス)の動作を制御するソフトウェア(ドライバ)、デバイスドライバと呼ばれます。
たとえば新しく購入したデスクトップパソコンで、付属品としてマウスやキーボードがセットになっていた場合にはこのデバイスドライバを最初からパソコンの中に入れてくれているので、パソコンを起動させれば他に何をしなくてもマウスやキーボードが動きます。
また、マウスやキーボードのみを新しく買った場合には一番最初にパソコンと接続して使い始めた際に対応するデバイスドライバが基本的には自動でインストールされるので特に何も気にしなくても画面に出てくるメッセージどおりにしていれば問題なく使えるようになります。
たまに部分的な記憶喪失になってしまうパソコンさんですが、周辺機器くんの存在を忘れたばかりか、この大切なデバイスドライバも失くしてしまうことがあるのです。
そうなると、私たちが再び周辺機器くんのことを紹介してなんとか思い出してくれたとしても周辺機器くんの扱っていた仕事内容や取得資格のことが全く分からず、「ごめん、資格一覧とかもう一回書いてくれる?」という事になってしまいます。
デバイスドライバの状態を確認
パソコンさんが一時的な記憶喪失で混乱しているだけで、実はデバイスドライバは正常にそこに有るかもしれません。
まずデバイスマネージャーを開いてドライバの状態を確認してみましょう。
Windows 7 の場合・コンピュータから開く
コンピューター(マイコンピューター)を右クリック
↓
プロパティ
↓
デバイスマネージャー
↓
マウスやキーボードの項目の左にある△をクリックして各機器を表示させる
↓
各機器に『 ! 』や『 ? 』のマークが出て機種の型名ではなく『不明なデバイス』と表示されている場合はデバイスドライバが正常に動作していません。
コントロールパネルからデバイスマネージャーを開く
画面の左下、スタートメニューのアイコンをクリックするか、キーボードのWindowsキーを押してスタートメニューを開く
↓
メニュー一覧の中から【 コントロールパネル 】をクリック
↓
【 ハードウェアとサウンド 】をクリック
【 デバイスマネージャー 】をクリック
デバイスドライバを更新してみる
デバイスドライバが正常動作していない原因は、パソコンさんの一時的な記憶喪失で一番新しいデータを忘れてしまっただけかもしれません。
それなら足りない部分を書き足せばいいだけなので、更新で最新の状態に書き換えましょう。
項目を右クリックして『 ドライバーソフトウェアの更新 』をクリックしてください。
デバイスドライバの再インストール
更新が上手くいかないので削除してイチから綺麗なデバイスドライバに書き換えたい。
もしくはデバイスドライバそのものが見当たらない。完全に失くしてしまった。
そんな時はもう一度デバイスドライバそのものを入手しなければなりません。
周辺機器のご購入時の説明書があればそちらに入手方法が書かれていますがもし無ければ、検索してWeb上から探すことになります。
『 (メーカー)(機器の型番) デバイスドライバ 』といった検索ワードでご自身がお使いの機器に適合するデバイスドライバを探してみてください。
お使いの機器の型番に合うデバイスドライバを見つけたら後はインストールするだけです。
インストール後に再起動してマウスもしくはキーボードの動作を確認してください。
ここまで全部試したけどダメだった…
こうなると周辺機器そのものの故障が疑われます。
もしお家や会社に他のマウスやキーボードがある場合はそれを試しに接続して動くかどうかお試しください。
他の機器なら問題なく動く場合には、今まで使っていた機器が壊れた可能性が高いので新しいものへのお買い替えをご検討ください。
有線マウスやキーボードが動かない時
有線の場合はワイヤレスよりも確認事項は単純です。
線の接続を確認
ちょっとした接触不良であれば抜き差しで直ります。
また、元々挿さっていたポートではないポートに挿し直してみてください。
他のポートであれば問題なく動く場合は今まで線を挿していたポートが壊れてしまった可能性があります。
別のUSBポートに挿したら問題なく動く をご覧ください。
デバイス状態を確認
ソフトウェア(デバイスドライバ)を調べる の項目をご覧ください。
以上をご確認いただいても改善しないようであれば機器そのものの故障かもしれません。
その他のキーボードの不具合
キーボードが全く動作しない状態ではないけれど、動作が怪しかったり一部のキーだけ効かないような場合には以下をご確認ください。
キーボードで打ったキーと違う文字が入力される、数字キーが打てない
キーロックがかかっていないか確認
NumLock(ナムロック/ナンバーロック)キー、Fn(ファンクション)キー、
Caps Lock(キャプスロック)キーなどの機能キーをうっかり押してしまったことによって
普段と異なる入力方式になったり、ロックがかかって打てないキーが出たりします。
NumLockキー
【NumLock】は普段オンになっていてテンキー(0~9の数字キー)が打てます。
これをうっかり押してしまってオフの状態になると、数字が打てなくなるばかりか、代わりに矢印機能に切り替わり、ひょいひょいとカーソルがあちこちに行くので焦る羽目になります。
直し方はとても簡単、もう一度【NumLock】を押すだけです。
なんでこんな迷惑なキーがあるんだ!!と皆さんのお怒りを買っている【NumLock】ですが、矢印キーやページダウンキーの無いキーボードにおいては結構便利な機能です。
それぞれのキーに割り振られた機能はこちら。
Caps Lockキー
英字の大文字・小文字を切り替えるキーです。
いつの間にか英字しか打てなくなった場合にはうっかりこのキーを押してしまったのかもしれません。
・【Caps Lock】を押す、もしくは【Shift】を押しながら【Caps Lock】を押す
・【かたかな ひらがな/ローマ字】を押す
などの方法で元通り日本語が打てるようになります。
Fn(ファンクション)キー
Function、つまり機能のキーです。
Fn、F1、F2・・・F12(F17まである機種も)これら全てを合わせてファンクションキーではあるのですが、通常、数字の付いていない【 Fn 】キーをファンクションキーと呼びます。
上部のFキーは【F1】でエフイチ、【F2】エフニ、とそのまま呼ぶことが多いですね。
これらには名前のとおり様々な機能が割り振られていて、
より操作を簡易化してパソコンを使いやすくするために存在しています。
例えば、今このページをご覧のようにネット接続してブラウザを閲覧している時、【F11】キーを押すと、ほとんどの機種でブラウザが全画面表示になります。
全画面表示というのは、画面下部のタスクバーやスタートメニューボタンも隠して画面が表示できるいっぱいいっぱいまでページを表示させることです。
うっかり【F11】を押してしまうと、もう一度【F11】を押すか、強制終了して再起動させるまで全画面になったままです。
その他にも【Fn】と【F5】を同時に押すと画面の明るさが変わったり、パソコンが起動している最中に【F2】を押すとBIOS画面に切り替わったり、【F10 で音量が上がったり、【F3】でファイル検索が出てきたり。
知っていればただの便利機能キーなのですが、普段これを使わない方が何かの拍子に押してしまうといきなり意図しない操作が起きてびっくりしますよね。
押したキーに心当たりがあるなら、もう一度同じキーを押していただければ大体は解除できるのですが、うっかり押してしまってどのキーか分からない時にはとりあえず再起動してください。
この機能キーにそれぞれ割り振られているキーは機種によって様々なので、もし説明書やメーカーさんの説明ページがあればそちらを一度ご確認ください。
また、設定によってご自分の好きな機能を割り当てることも可能です。設定方法もメーカーや機種により異なりますのでお使いの型番で調べてみてくださいね。
キーボードのドライバー不良
押したキーと違う文字が入力されてしまう場合、キーの操作ミスや物理的な破損以外で考えられるのがキーボードドライバーの不良です。
キーボードの取扱説明書のようなもので、それが何かの拍子に壊れたり無くなったりするとパソコンはキーボードを上手く動かすことが出来なくなります。
まずソフトウェア(デバイスドライバ)を調べる の項目をご覧いただいて
ドライバーの更新や再インストールをお試しいただき、それでも改善されない場合はリカバリー(付属ディスクや内部データを使ってパソコンの中身をご購入時の状態に戻す)をお試しいただくかキーボード交換などの修理が必要な可能性があります。
キーボードの一部が破損した
キートップ(文字が書いてある四角い部品)が外れてしまっただけであれば、外れた部品さえあれば簡易な修理で元通りにすることができます。
ただ、外れた際に基板側(内部の土台)のツメなどが一緒に破損しているとキーボード丸ごとの交換が必要になる場合もあります。
簡易修理のほうが当然修理料金は安価になりますので、取れてしまったキーは念のため捨てずに取って置いてくださいね。
一部のキーが効かない
キーボードと基板の接触が悪くなっている可能性があります。
隙間に見るからにゴミが挟まっているようであれば破損に充分に注意しながら取り除いてください。
ゴミが挟まっている風でもないんだけど…という場合は、キーと基板、どちらかが熱で変形したり、物理的な衝撃で変形したりといった理由で接触が悪くなってしまったか、入力を伝える回路が壊れてしまった可能性があります。
その場合は修理にお出しいただいて接触の修正やキーボード交換を行うことになります。
タッチパッドが動かない
タッチパッドの動作が効かなくなった場合、何らかの原因でタッチパッドが設定上OFFになってしまっていることがあります。
お使いのパソコンのメーカーによって設定方法が異なりますので詳しくはタッチパッドの有効/無効の切り替え方法の記事をご覧ください。
設定は間違ってないんだけど動作がおかしい、という場合にはタッチパッドそのものや、タッチパッドを動作させているドライバがおかしくなってしまったのかもしれません。
リカバリーで直ることもあるのですが、リカバリーはパソコンのデータをご購入時のまっさらな状態に戻してデータ上の不具合を改善する方法なのでいざ実行するとなると、必要なデータのバックアップを取り、普段使っているプログラムソフトがまたリカバリー後も使えるものかどうか確認して、リカバリー用のデータがディスクとして存在しているのか、それともHDDの中に存在しているのかを確認して、いざ半日がかりでリカバリーに挑戦して…という風になかなか大変な作業になってしまいます。
しかもデータ上のドライバ不良ではなく、タッチパッドそのものの機器的な不良だった場合にはリカバリーし損になってしまうこともありますので注意が必要です。
別にデータはどうなっても、という方であればひとまずリカバリーに挑戦していただいて、それ以外の方は修理業者にご相談いただいた方が安心かと思います。
このように、パソコンの周辺機器の一部であるマウスやキーボードだけでも色々な機能があります。
逆にその機能のせいで故障に見えてしまう事があるのがお分かりいただけたでしょうか。
いざという時にはこのページを思い出していただいて、やっぱり故障かどうか良くわからない、という場合にはお気軽にご相談ください。