パソコン購入のポイント 【2】そのPCで何をする?

   2015/03/11   icon-clock-o読了時間:約18分37秒

前回記事 パソコン購入のポイント 【1】事前の準備 の続きです。

パソコンの使い方と必要な機能

バックアップなどの事前準備に問題が無ければ、いざ新しいパソコン選びに進みましょう。
新しいパソコンに求める性能を決めるために、まず思い浮かべていただきたいのが、
今まで使っていたパソコンで何をしていたか、新しいパソコンで何をしたいか。

 
ネットとメールしかしたことないんだけど、パソコンって一体ほかに何が出来るの?
 
今まであんまりパソコン興味なかったけどこれからは勉強してみようかな。
インターネットとテレビが見れて、後はちょっとだけExcelで書類作ったりとか・・・
 
ゲームがしたい。今までもこれからもゲームさえ出来ればそれでいい。
ゲームグラフィックが綺麗に映ってサクサク動けばOK
 
出張用なので持ち運び重視。軽くて頑丈なやつが欲しい。
書類や写真をたくさん保存したいけど、容量はどのくらいあれば足りるんだろう?
 
自営業で仕事でもプライベートでも使うから、今よりも画面が大きくなって動作速度も上がると便利かな。
写真や動画の編集もしたいし、お店のホームページも作りたいし・・・

このように今までの使用頻度やパソコンに求める機能が全く異なる場合、
それぞれ適したパソコンのスペック(性能)も異なるのはなんとなくお分かりいただけるかと思います。
ネットやメールがメインなら高性能な液晶表示機能や大容量の記憶装置なんかはあまり重要ではありませんし、
逆に動画やオンラインゲームを楽しみたい方には表示性能や処理性能が大切になってきます。

そこで、まずは主な用途別に重要になる部品をご紹介します。
ご自分の使用目的に合わせて大事な部品をチェックしてみてくださいね。

 目次 

インターネットを閲覧する
 ∟CPUの処理速度が高いとサクサク動く
テレビや動画を見る
  ∟液晶画面の大きさと仕様
  ∟マザーボードのグラフィック仕様
オンラインゲームを楽しむ
  ∟大切なのはCPU、メモリ、グラフィックボード
音楽を聴く
  ∟オプション品の適合を確認
持ち運んで外出先で使用する
  ∟持ち運びに適した機種
  ∟HDDよりSSD?
書類の作成や管理をする
  ∟必要なソフトが何かを確認
写真や動画の編集をする
  ∟記憶装置の容量は充分か
ホームページやプログラムを作る
   ∟専用ソフトの推奨条件を満たしているか
実際にパソコンを探してみよう

インターネットを閲覧する

情報を検索したり、ブログ記事を読んだり、SNSで友達とやり取りしたり。
パソコンライフを楽しむために今や不可欠といってもいいインターネットの活用。
毎日のようにネットを使う方にとっては、インターネットの速度が異様に遅かったり、
すぐにフリーズして動かなくなったりといった問題があるとなかなかのストレスです。

そこで大切になってくるのがCPUという部品の処理能力。
基本的にCPUの能力が高ければ、次のページを開く速度も速く、
複数のタブやウインドウを開いて並べても固まりにくくなります。
 ⇒ パソコン購入のポイント 【3】CPUの性能を選択 をご参考ください。

テレビや動画を見る

パソコンでテレビや動画を鑑賞する場合、大切なのは液晶画面の大きさ・仕様と
マザーボード基板のグラフィックボードの仕様です。

液晶画面の大きさと仕様

普段パソコンをお使いの環境により適した大きさも変わります。
近い距離からパソコンの画面を見るのであればあまり大きい液晶だと
全体が見えづらく、目も疲れてしまいますね。
逆に広い机の奥にパソコン用モニタを置くような場合は、
大きい液晶でないと画面が見づらくなってしまいます。
詳しくは液晶の選び方についての以下の記事をご覧ください。
【1】 液晶のサイズ編
【2】 画面解像度編
【3】 表面処理編
【4】 その他の特徴編
【番外編】 ブルーライトって?

マザーボードのグラフィック仕様

マザーボード基板の中にある、液晶表示を司る部品、
それがグラフィックボード(あるいはビデオボード、ビデオカード)と呼ばれる部品です。
 ⇒ パソコン購入のポイント 【4】その他の部品性能

オンラインゲームを楽しむ

最新のゲームを楽しむためには、CPUの動作周波数が高く、メモリ容量が多く、
性能の良いグラフィックボードが搭載されているPCがおすすめです。

CPU
各装置の制御やデータの計算・加工を行う部品で、
CPUクロック(動作周波数)の数字が大きいほどPCの処理速度が向上します。
 ⇒ パソコン購入のポイント 【3】CPUの性能を選択

メモリ
起動データや使用するプログラムのデータを一時的に保存し
PCの動作をスムーズに行うための部品です。
容量が大きいほうが処理能力が上がります。

グラフィックボード
絵や文字を画面に表示するための処理を行う部品です。
通常のノートパソコンでは、インターネットやテレビを見る分には問題が無くても
最新の3Dゲームをやるには能力不足で動作が遅くなったり、画面が固まってしまうこともあります。
出来れば性能が高いデスクトップPCをお選びください。
ノートPCでも十分な性能のものはたくさんありますが、
やはりノートよりデスクトップの方が排熱効率が良いため
ゲームや動画表示を長時間行う場合はデスクトップが安心かと思います。
 ⇒ パソコン購入のポイント 【4】その他の部品性能

音楽を聴く

音楽を高品質な音声で聴きたい場合、
 ・ヘッドホンを使う
 ・USB DACを使う
 ・アクティブスピーカーを使う
 ・高性能なサウンドカードを取り付ける
などの方法がありますが、いずれも基本的にオプション品の購入が必要になってきます。
特にサウンドカードは機種形状により取付・適合できないこともあるので、
取り付けをお考えなら予め店員さんやメーカーサポートに確認してみてください。

持ち運んで外出先で使用する

出張によくパソコンを持って行かれる方や、現場でパソコンを使う方にとっては
軽く小さく持ち運びに適しているかどうかが大切かと思います。
後は画面の仕様や、最低限お仕事ができるだけの性能があるかどうかですね。
PC液晶の選び方【3】 表面処理編
なども合わせてご覧いただくとして、以下で持ち運びに重点を置いた場合の解説をいたします。

持ち運びに適した機種
薄型軽量の最先端PC Ultrabook(ウルトラブック)

最近よく見かける薄型で軽量のノートPC・Ultrabook。
これはメーカーやシリーズを問わず、インテルの提唱した目標である
◆薄さ20mm以下
◆重さ1.4kg以下
◆バッテリー駆動時間5~8時間以上
◆光学ドライブ・ハードディスクの搭載が無く、記憶装置はSSDのみ
◆最も安いモデルで価格が1000ドル(約12万円)以下
といった基準を満たしたPCがUltrabookと呼ばれます。

軽い上にめちゃくちゃ薄いのでカバンにも入れやすく持ち運びが簡単。
ぱかっと画面部分が外れてタブレットとしても使える機種があったりと
見た目もスタイリッシュですしSFぽくていい感じです。

なのですが、薄く軽くするために外装や部品の厚みを出来るだけ削いでいるので、
他のノートPCに比べて頑丈さは劣ります。
また、そこそこ良い性能の部品が中にみっしりと詰まっており、空気の通り道になる空間が少ないので
夏場の動作熱を逃がすのが苦手で、他機種に比べると熱による破損の可能性が高くなります。
特にCore iシリーズという、高性能であると同時に発熱もしやすい
CPU部品を使っているUltrabookが圧倒的に多いため、壊れたときの事を考えると私は恐ろしくて手が出ません。

満員電車に持って乗って押し合いへし合いした時や、うっかり机から落とした時、上に物を載せた時に
液晶パネルが割れてしまう可能性が高く(しかも他機種より液晶修理費用が高額になります)、
気温の高い場所やホコリが溜まりやすい場所で使うには排熱効率が悪すぎる、と言えます。
そんな過酷な環境で持ち運び・使用しないのであればUltrabookは大変いい機種だとも思うのですが
・・・迷うところですね(;-A-;)

軽くて頑丈、ただし割高なLet’s note

私の個人的な好みとしてはPanasonicさんが発売しているLet’s noteシリーズが好きです。
Let’s noteの機種は厚みは通常のノートPCと変わらない、もくはちょっと分厚いくらいなのですが、
とても小さく、重さも軽くて持ち運びが苦になりません。
何より、ちょっとくらい外装が欠けても凹んでも中身は元気という頑丈さがいいです。
お客様でお仕事先が海外の砂漠という方がいらっしゃったのですが、
かなりの量の砂が内部に入り込んでいたにも関わらず、バックライトが経年劣化しているだけで
他に何の問題も無かった時にはその頑丈さにちょっと感動しました。
バッテリーも比較的長持ちするため、出先でぱっと取り出して使うのに向いています。

ただ何はともあれ他機種より高価なのが難点でしょうか。
20万円超えが当たり前のシリーズなのでちょっと迷いますね。
もし会社の経費でビジネスモデルを買えるようなら狙ってみるといいかもしれません。

後はデザインが不評です。確かにちょっとシンプルで無骨すぎるというかなんというか。
私はあのシンプルさも好きなんですけどね・・・
Let’s noteシリーズの中でもUltrabook仕様のものはちょっとデザインも今風になってきましたが
Ultrabook仕様になっても頑丈さは変わらないのかどうなのかが気になるところ。
Panasonic レッツノート 18年目のこだわり新発見!
機械にも当たり外れがあるから、必ずしも購入した機種が長持ちするとは限らないし、
でも安いの買って一年くらいで壊れたら修理に出して結局お金が掛かるし
もし買い替えとなったらデータ移行やら設定やらをやり直すのも面倒だし・・・
ここも迷いどころです。

出先で使うための性能

ちょっと出先でのメールチェックや書類作成をする程度であれば
大抵のノートパソコンは充分な性能を備えていると思います。
後はCPUやメモリの良し悪しによる操作速度の違いでしょうか。
更により頑丈さと動作速度の速さを求めるなら記憶装置はSSDをオススメします。

上でご説明したUltrabookでは全ての製品にSSDが搭載されています。
(オプション選択でSSDではなくHDDに出来る機種もあるのでご注意)
 ⇒ パソコン購入のポイント 【4】その他の部品や性能

書類の作成や管理をする

お仕事用で主に文書作成やメールに使用するためにパソコンを使うのであれば
Word、Outlook、Excelなどを使うためにMicrosoft Officeというソフトが必要です。
他にもOfficeソフトは存在するので、Microsoftのものでなければならないということも無いのですが
基本的に多くのWindows OSとセットで入っていたりして使用者が多いために
一番有名なのがMicrosoft Officeですね。

新品のPCを購入した際には予めインストールされている、もしくはソフトが付属している事が多いのですが、
中古PCではインストールされていない場合や、古いバージョンのOfficeソフトが入っている場合があります。
Officeソフトが無いPCでは別途購入することになってしまいますので念のためソフトの有無と、
プリインストール版かパッケージ版かを確認しましょう。

プリインストール版は予めPCにインストールされており、そのPCでのみ使用が許可されたものです。
パッケージ版(ディスクとライセンスコードがある製品版)は古いPCからアンインストールすれば
次に買い換えた新しいPCにまたインストールを行うことができます。

また、お仕事用の専用ソフト(会計ソフト、設計ソフト、顧客管理ソフトなど)が必要な場合は
それぞれの推奨スペック(対応OS、DVD-ROMドライブの有無、必要空き容量など)を
前もって確認してから購入を決めましょう。
新型のPCであればスペック不足ということはまずありませんが、
逆にソフトが古いために最新のPCでは上手く動作しないという事があります。

写真や動画の編集をする

デジカメで撮影した写真や動画を編集したい、たくさん動画を保存したいというときには
記憶装置(HDDやSSD)の容量が大切になってきます。

現在販売されている機種であれば、ノートPCであってもHDDの容量が大きいものが増えてきました。
容量の単位はGB(ギガバイト)、TB(テラバイト、1TB=約1000GB)で、
一般的な機種のHDD容量は320GBから1TB(1000GB)くらいですね。

もちろん容量が大きいほどたくさんのデータを保存出来ますし、
画像編集ソフトなどのプログラムソフトも余裕を持ってインストール出来ます。
ただし、容量が大きくなればなるほど、バックアップを取る際には時間が掛かりますし
HDD以外のスペックによっては動作が多少遅くなることもあります。
保存したいデータの量と、スムーズな動作のために
それなりの空き容量を確保することを念頭において必要な容量を決めましょう。
もし気に入ったPCがあまり容量の大きくないPCだった場合には、
外付けHDDを購入して接続すれば簡単に容量を増やすことができます。
容量以外では画面の大きさや、色の再現度の高さなどがご自身で写真や動画の編集をされる方には重要ですね。

HDD容量やグラフィック性能については
パソコン購入のポイント 【4】その他の部品や性能 を合わせてご覧ください。

ホームページやプログラムを作る

ホームページの作成やコーディングの際には、使用するソフトと
そのソフトの推奨環境(システム要件)を確認してみると良いでしょう。

例えば、サイト用の写真を編集する際にPhotoshopを使う場合はPhotoshopの推奨環境
Dream Weaverを使う場合はDream Weaverの推奨環境の確認が必要ですし、
コーディングにVisual Studioを使う場合はVisual Studioの推奨環境を確認しましょう。

新しいパソコンなら基本的には推奨環境を満たしていると思います。
中古パソコンを購入される場合は、古い機種だと部品性能が追いつかずに
動きが遅くなってストレスを感じることがあるかもしれません。
サクサク快適に作業をしたい!という方は出来るだけCPUの性能が高く、
メモリ容量が大きい機種を選んでください。

私の体感だと
OS Windows7 以上
メモリ 2 GB 以上
HDD 500GB 以上
CPU 2コア、クロック 2.0GHz以上
このくらいのスペックがあれば充分だと思います。
もちろん性能が上であればあるほど、使い勝手は快適になるかもしれませんが
その分お値段も高くなるので要注意です。

実際にパソコンを探してみよう

前回記事 パソコン購入のポイント 【1】事前の準備
次の記事 パソコン購入のポイント 【3】CPUの性能を選択
     パソコン購入のポイント 【4】その他の部品や性能 をご覧いただいて、
事前の準備も万端だし、大体部品のことも分かった!という方は
電器屋さんやオンラインショップで条件に合う機種を探してみましょう。
お好みのメーカーやご予算などがあれば店員さんに伝えてみるのも良いですね。
機種によってキーボードの感触なども異なるので、可能であれば実機を触らせてもらいましょう。

また、店員さんが親切に説明してくれた後ではちょっと言い出しにくいかもしれませんが、
少しでも迷っている時は『少し検討してみます、カタログがあればいただけますか?』
と、一旦お店を出てからカタログの仕様などを見てゆっくり考えてみましょう。
ネットで型番を調べて評判を見てみたり、同様の仕様で型落ち・在庫処分品など
安価なものが無いか探してみても良いですね。

 良かったら押してみてください♥

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