無断転載のパクリ記事を著作権侵害でGoogleさんに通報する方法

   2015/04/15   icon-clock-o読了時間:約21分21秒

 目次 

パクリ記事と著作権侵害
元記事とパクリ記事の比較
Googleさんに訴えるとどうなるか
著作権侵害申立ての方法
  ∟申し立てをする前に確認しておきたいこと
  ∟著作権侵害申し立ての手順
  ∟複数の記事について申告する場合
  ∟申し立ての結果を確認
   ∟申し立ての結果:後日談
   ∟申し立ての結果:更に後日談
サイトをパクられた一例
ページのキャッシュを保存する
一人で悩むことはありません

パクリ記事と著作権侵害

サイトやブログを運営していると、ある日 自分の書いたページがほぼ丸々コピーされて
無断転載されているのに気づいたりします。なんということでしょう。
誰かの参考になったり、有益な情報として紹介していただいたりするのは
勿論とても嬉しいことですから大歓迎なのですが、全くそういった意図ではなく、
アフィリエイト(ブログやサイトの広告収入)のためだったり、
アクセスアップのためだったりの目的で丸ごと無断コピーしているサイトがあるのです。
そんなパクリ記事を見つけてしまった私のとった対応をご説明したいと思います。

ちなみに対応策についてはウェブシュフさんの記事を参考にさせていただきました。ありがとうございます!
パクリブログに記事を無断転載・盗用されて著作権を侵害された場合の対応策まとめ
項目ごとに丁寧に説明してくださっているので、パクリ記事に悩まされている方は是非ご一読を (ノ´∀`)ノ

それではまずパクられていることに気づいたその時、何をすべきか。
イラッとしてしまうかもしれませんが、一旦ちょっと落ち着いて、
それが本当に悪質なパクリかどうかを確認しましょう。
参考になる内容だと思って自分のサイト内に引用したものの、
引用する際のマナーに詳しくないだけだったり、引用元の記載を忘れているだけかもしれません。
それならまずコメントやメールで『 引用元を明記してくださいね 』とお願いすれば万事解決です。

しかしどうもそういった感じではなく、数多のブログから記事を盗用しているアフィリエイトブログや
自動で記事を収集するプログラムを使っているような広告目的のサイトで
悪質な著作権侵害を行っている、と確信した場合。
まともな問合せ先があるところなら『 削除してくださいよー。じゃないと怒るよ? 』と、
とりあえず一言もの申すと良いのですが、問い合わせ先の記載がない、もしくは
相手が話の通じなそうな異国のひとである場合もあります。
今回私が見つけたパクリサイトは運営者が中国企業だったので国際電話を掛けるのもイヤだし
念のためにページキャッシュと画像を保存した後は早々にGoogleさんにお願いすることにしました。

元記事とパクリ記事の比較

たとえば今回の件だとこんな感じ。
元の記事は当ブログ内の パソコン液晶画面の故障症状と原因 です。
丸ごとコピーな上に、ところどころを販売している商品への誘導リンクに差し替えています。
パクリ記事
それなりの内容を持ったサイトであると検索エンジンにアピールしつつ
自社の広告リンクを組み込むために、そういうプログラムを使用して自動であちこちのブログ記事を
かき集めてコピーし、あたかも自分が書いた記事であるかのように振舞っている状態です。

ちなみにこのパクリ記事ブログの運営会社は、ソーカンパワー株式会社(LaptopBattery.jp)という
パソコン用の液晶パネルやバッテリーなどの部品販売を行っている中国企業です。
日本語サイトもあるので、うっかり安いからとここから部品を購入される方もいらっしゃるかもしれませんが
中国から発送されるので到着まで何日かかるか分からない上に、
このように平気であちこちのサイトさんのブログ記事を盗用するような会社が
まともな商品をまともに売ってくれるとは思えないのであまりオススメしたくないなと思います。
特にサードパーティ製(本来その製品を製造している会社とは別の会社の製品)の
安価なノートパソコン用バッテリーや大容量バッテリーは、品質によっては使用しているだけで
電源回路やバックライトを劣化させてしまいますので、もし購入してしまった後は気をつけて
正規品と比べて形状が異なっていないか、充電が不安定になっていないか確認するようにしてくださいね。

Googleさんに訴えるとどうなるか

私は記事を投稿したら自動でGoogleさんにお知らせして
出来るだけ早くインデックスしてもらうプラグインをWordPressに入れているので
(このプラグインについては近々また別の記事にてご紹介します)
同一の内容だったとしても投稿日がパクリ記事よりも先で、しかもその証人がGoogleさん、
という状況なので 「 私がオリジナルです! あっちがパクリだよ!」 と
Googleさんに堂々と著作権侵害申立てを行うことができます。

Googleさんに対して DMCA(デジタルミレニアム著作権法)に基づいた著作権侵害申立て を行い、
相手がパクッた側だと審査の結果認められればインデックスが削除されます。
インデックス(Googleさんが検索用データとして収集・保持している索引のようなもの)を
削除されるということはWeb上での存在をGoogleさんに無視されるのとほぼ同じなので、
Google検索結果に出てくることが無くなります。
検索結果にインデックスを削除されたページがある場合はこんなメッセージが。
検索結果

著作権侵害申立ての方法

申し立てをする前に確認しておきたいこと

申し立ての際に以下の同意事項にチェックを入れてから申請することになります。

私は、上記の著作権対象物が著作権の所有者、代理人、または法律による許可なく使用されていることを誠実に確信します。
(意訳:勘違いとかじゃなくて本当にパクられてる確信があるんだよね?)

本通知に記載されている情報に偽りはありません。私は、偽証が処罰の対象であることを承知のうえで、独占的権利を侵害された著作物の著作権所有者またはその正式な代理人であることを誓います。

(意訳:もしも嘘の申し立てをしたら法律で罰せられるって分かってるよね?
間違いなく自分の生み出したコンテンツについての申し立てなんだよね?
あと偽名とかも偽証に当たるからダメだよ?)

法的な通知はすべてその写しが Chilling Effects プロジェクト(http://www.chillingeffects.org)に送付され、公開されたり注釈を付けられたりする場合があることを理解しています。また、個人連絡先情報は Chilling Effects によって公開前に通知から削除されるが、多くの場合、個人名は削除されないことも理解しています。

(意訳:公平に公明に運営するために、申し立てやそれに関する通知は第三者機関の Chilling Effects に送られて、Web上で公開されるよ。
メールアドレスとかはさすがに出さないけど、個人名とか会社名はほぼ確実に公表されるよ。
相手にも本名伝わるけど大丈夫?)

言い回しが小難しいので私の意訳を入れてみました。
これに本当に同意できるかどうか、きちんと確認してから申請してくださいね。

特に インデックス削除された後に検索結果ページに出てくるメッセージ ↓ の
検索結果
『 クレームを確認 』をクリックすると 自分の個人名で申し立てした場合は個人名が表示される、
あまつさえパクった相手にも通知されて伝わる、というのは嫌な方も多いと思います。
法律にのっとった申し立てなので責任を持ってね!というGoogleさん達の言い分も分かるのですが、
相手が性質の悪いひとなら何かしら仕返しされるかもしれません。
私も名前が出るのはちょっと嫌なんですけど、パクられっぱなしも悔しいですし、
とりあえず一回やってみてあまりにも長期間 名前が晒されるようなら
申請取り下げや削除申し立てをしてその経緯をお伝えしたいと思います。
でも削除申し立ては多分英語じゃないとダメなんですよね・・・出来るかなあ・・・(。・ × ・)

やっぱり名前を晒されるなんて嫌だ!でもパクられっぱなしも嫌!という方は
ブログ運営者に通報をご検討ください。
こちらの申し立てが認められれば、運営者や運営企業が該当記事やブログそのものを削除してくれます。
でもこれも運営企業やサーバーが外国のものだと中々大変なんですよね。
なんだか加害者のほうが守られてるような気がして微妙な気持ちです。

(追記)
申し立ての結果、相手の記事がインデックス削除されてから10日ほどで
Chilling Effectsに申し立て内容が表示されるようになりました。
ChillingEffects
個人名も出るのかと思いきや、会社名までなんですね。
これなら企業ブログを運営している方もちょっとは申し立てしやすいかも。

著作権侵害申し立ての手順

Googleさんの著作権侵害の報告ページから必要事項を入力します。
Googleへの通報
連絡先情報
著作権を持っている本人(自分)の名前を入れます。
Googleさんからのお知らせメールが届くようにメールアドレスも普段から使っているものを入れましょう。

著作権対象物を特定する情報とその著作物の説明
記事や写真がどんな風に盗用されているかを説明します。
Googleさんの(中のひとの)確認がしやすいように、特定の箇所を盗用された場合は
この画像!ココの文章!などを出来るだけ記載しておくと良いと思います。

当該著作物が許可を受けて掲載されている場所
パクられた記事や画像があるURLを記述。

権利を侵害している著作物の場所
パクリ記事のURLを記述。
icon-exclamation-triangleご注意 icon-exclamation-triangle
ここで自サイトURLとパクリ記事URLを間違えて逆にしてしまうと
自分の記事のほうがパクリだと申告したことになってしまうので、くれぐれも慎重に記載してくださいね。

後は3つの確認事項を良く読んでからチェックを入れ、当日の日付と自分の署名を入れてください。
署名は連絡先として記載した名前と同じでないと受付けてくれません。

最後に写真で表示されている数字やテキストを確認入力したら完了です。
ちなみにこのGoogleさんのCAPTCHA(キャプチャ)はあんまり歪んでないので簡単ですが、
私はCAPTCHAが苦手で、歪み具合によってはどうしても突破できなくて
家族や上司に解読をお願いする時があります(*´・ω・;ゞ
なので音声認識で 「 私人間だよ~自動プログラムじゃないよ~ 」 と必死に訴えたら
許してくれるとかにしてくれないかな・・・といつも思っています。

複数の記事について申告する場合

パクられた記事が一つではない時は、それぞれのURLごとに申し立てが必要です。
一度にまとめて申告したい場合は、申し立てページの途中にある
新しいグループを追加 (最大 10 グループ)をクリックすると追加の記載が可能です。
新しく申告したい時には著作権侵害の報告ページを再度開くか、
著作権侵害による削除の確認ページの 新しい通知を作成する からも申告が可能です。
削除用ダッシュボード

申し立ての結果を確認

問題のページがインデックス削除されたらGoogleさんからお知らせメールが来るのですが、
その前にも著作権侵害による削除のページから経過を確認できます。
インデックス削除
URLの合計数——-申し立てしたパクリサイトのURL合計数
承認されたURL—–著作権侵害していると認められてインデックス削除されたURL数
拒否されたURL—–著作権侵害だとは認められず、申請が却下されたURL数
保留中のURL——-現在確認中のURL数

ちなみに上の画像は申し立てを行った翌日の状態です。
早々に4件が著作権侵害と認められ、残りの6件が保留中ですね。
残っている6件は中国企業の独自ドメインで運営されているのでそれなりの年数も経っていて
しかも通販サイトとして今も普通に運営されているので中々パクリサイトだとは認められないのかもしれません。
著作権侵害の申し立ても日々凄い件数送られてくるので忙しいでしょうし、
(年間で3億件超の申し立てがあるとか)結果が出るまでのんびり待つしかないですね。

申し立ての結果:後日談

申し立ての結果、翌日には4件のURLについて著作権侵害が認められ、インデックス削除されましたが、
3日後くらいに残りの6件については申請が却下されてしまいました。
却下の理由は『情報が不足しています』。
・・・Why?U・x・U と思わず喋れもしない英語が頭に浮かぶくらいに謎です。
見事なコピー&ペーストだったので、細かく言うまでもないと思っていたのですが
コピーされた部分を丸々記載するくらいしないとダメだったのかもしれません。

しかもこの結果をGoogleさんがメールで送ってきてくれるはずなのに待てど暮らせど来ない。
なので追加情報をどうやって送ったら良いのかも分からない・・・。困りました。

申し立ての結果:更に後日談

申し立ての内容をもっと細かくして再度申請したのですが、また却下されてしまいました。
基本的に却下の理由は『情報が不足しています』。
更にその内の1件については、一度は認められたものが翌日には却下されており、
理由は『復旧しました』・・・Why!?U・x・U なんで復旧しちゃったの?とまた頭を抱える羽目に。
もしかして相手から不服申し立てでもあったんでしょうか。
そして相変わらずGoogleさんからのメールが来ない。ので追加情報が送れない。

また申請しても無駄な気がするし、Googleさんからのメールも来ないし、ということで
一旦個別に対応してみようと思い、相手が運営しているブログの半分以上はレンタルブログだったので
ブログ運営企業さんへ申し立てを行ってみることにしました。

申し立ての結果 : 承認された!

無断転載箇所や相手についての情報を細かく全部記載したおかげか無事承認されるようになりました。
以下はこんな感じで送ったら承認された、という一例にご覧ください。

サイトをパクられた一例

過去にはサイトの写真や文章を同業者さんにパクられたこともありました。
元のページは弊社のバックライト交換・液晶修理のページです。
サバ・プロ/Dr.DATA
これも下手をすればGoogleさん達にこちらがパクリだと思われてしまうかもしれないので、
出来るだけ急いで修正してもらわないといけません。

しかしこの企業さんは自分のところで出来ない修理を弊社に頼んでくれていて
(なんで自社で出来ない修理を堂々とサイトに記載しているのか今でも分かりません・・・)
一応お客様ということで、最初はやんわり『 削除してくださいねー 』とお願いしていた私も
そのままのらりくらりと言い訳をされ放置され2年が経つ頃にキレました。
そしてしかるべき所に相談した上で改めて『 法的手段に訴えますよ 』と言うと、2時間後くらいに
慌てて写真を修正した上で「え?最初からこのページでしたよ?盗用なんてしていないんだから、
どうぞ訴えれるものなら訴えてください」と半笑いでのたまったという・・・嫌な思い出です。
ちなみに『 最初からこのページでしたよ(笑)これでダメだというなら
こっちがどうしたら気が済むんですか? 』と逆ギレされたページの現在の状態がこちら。
サバ・プロのその後
・・・なんかもう腹が立つを通り越してちょっと面白くなってきます。
慌てて画像を差し替えた後『 現在、特に御社が仰る「盗用」などの事実は確認できません。
※文言については一般的な語句しか使用しておりません。 』(送られてきたメールより) と
故障状況、修理内容、メーカーとの差などの文章は著作権法違反にはならないと高を括って
修正するつもりが全く無いことが伺えます。
仕方ないのでこちらが文章やページ構成をちょこちょこ変えました。

相変わらずムカつくことに変わりはないのですが、この企業さんはネット上で他社の誹謗中傷など
色々と問題を起こし何件かは訴訟沙汰になっていると別の同業者さんが教えてくれたので、
そんな恐ろしい企業にはもう関わるまいということで無視しています。
それにしてもこんな会社だと知らずに依頼するお客様がいらっしゃることが悲しいです。
この企業さんは別の社名でWebサイトの作成も行っているのですが、
ひとのサイトをパクるような企業にホームページを作ってもらうなんて私なら嫌です。
機器の修理についても、ご依頼PCをそのまま他社に丸投げしただけで
かなりの手数料を修理料金に上乗せしている様子。
「 メーカーなら10万円近くかかる修理が3万円くらいですんだ 」 とお客様は納得しているのでしょうが、
それは元々2万円でうちが修理したものにその会社が1万円以上を乗せているんですよ、とお伝えしたい。
しかもページ盗用の件で揉めてからも、間に別の無関係な業者さんを通して
まだうちに修理依頼をしてきている姑息さが何とも言えません (;-A-;)
私どもが全く気づいていないと思っているのでしょうが、面の皮が厚いというかなんというか。

このように、サイト運営をしていると、訴えるまでいかなくても
パクリサイトと戦わざるを得ない時が来るかもしれません。
サイトの盗用などを発見したら、後々のためにもとりあえずページのキャッシュを残し、
画像もスクリーンショットで取っておきましょう。
 ⇒画面のスクリーンショットを撮影するには

ページのキャッシュを保存する

Webページのキャッシュを取る=現在の状態をそのまま保存したい時、
Webサイトでそういったサービスを扱っているサイトがいくつかありますが
私はいつもウェブ魚拓を使っています。
枠内に魚拓(キャッシュ)を取りたいページのURLを入れて 『 規約に同意して取得 』をクリックします。
ウェブ魚拓
キャッシュ保存されたページが表示されるので、URLをコピーしてメモ帳などに貼り付けて保存しておきましょう。
キャッシュ保存されたページはタブに(cache)と表示されます。
タブ表示
もしURLが分からなくなってしまっても、元になったページのURLを検索すればキャッシュを探すことも可能です。
キャッシュ検索

一人で悩むことはありません

サイト丸ごとをパクるような無断転載、相手が嘘の申し立てをして
自分がパクリだといわれた、など、相手が余りにも悪質でどう対応するべきか迷った時は、
最寄の警察署のサイバー犯罪対策課や弁護士さん・司法書士さんに相談するのもおすすめです。
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