おすすめ映画(ホラー多め)

   2016/07/14   icon-clock-o読了時間:約75分10秒

前回 新しく買うならDVD?それともBlu-ray? の記事にて
映像ディスクのお話をしたので、そのついでにおすすめ作品をご紹介したいと思います。

※予告編などの動画を貼ってご紹介していますが、Youtube とニコニコ動画が混ざっています。
 ニコニコ動画の場合は無料アカウントを作ってログインしないと再生できませんのでご注意ください。
※ゾンビとホラーのご紹介では動画のサムネイル(画像表示)の時点で 結構怖いものもありますので
 ホラー系が苦手な方はページ下部へスクロールして行かないようにご注意ください。

 目次 

映画のお話
正統派(?)おすすめ映画
  ∟魔界転生 (1981年公開)
  ∟ラビリンス/魔王の迷宮 (1986年公開)
  ∟ウィロー (1988年公開)
  ∟風の名はアムネジア (1990年公開)
  ∟ナイトメアー・ビフォア・クリスマス (1994年日本公開)
  ∟告発 (1995年公開)
  ∟トレインスポッティング (1996年日本公開)
  ∟クロコダイルの涙 (2000年日本公開)
  ∟処刑人 (2001年日本公開)
  ∟ショコラ (2001年日本公開)
  ∟ラヴァーズ・キス (2003年公開)
  ∟バタフライ・エフェクト (2005年日本公開)

おすすめゾンビ映画 (閲覧ちょっぴり注意)
  ∟ゾンビ (1978年公開)
  ∟地獄の門 (1980年公開)
  ∟死霊のはらわた (1985年日本公開)
  ∟バタリアン (1986年日本公開)
  ∟ペット・セメタリー (1989年公開)
  ∟28日後… (2003年日本公開)
  ∟ゾンビランド (2010年日本公開)
  ∟ゾンビーバー (2014年公開)
  ∟インド・オブ・ザ・デッド (2015年公開)

おすすめB級ホラー映画(閲覧ちょっぴり注意)
  ∟トレマーズ (1990年公開)
  ∟女優霊 (1996年公開)
  ∟怪奇!兎男 (2004年公開)
  ∟SAW (2004年公開)
  ∟蝋人形の館 (2005年公開)

映画のお話

父親が映画好きだったので、私も子供の頃からよく一緒に
レンタルビデオやWOWWOWで放映される映画を見ていました。
学生の頃には、映画好きな友人と映画館に行ったり、
レンタル店でDVDをまとめ借りしたりして毎週末ごとに映画を見ていました。
社会人になってからもしばらくは週に1回はレンタルに行って、
アクション、恋愛、ホラー、サスペンス、アニメなど
ジャンルにこだわらずパッケージの説明が面白そうなものを片っ端から節操なく見ていたので
気づいたら近所の小さなレンタル屋さんの在庫の半分以上は借りたことがある状態で、
それなりの作品数を制覇したのではないかと思います。

数ある映画ジャンルの中でも私が一番好きなジャンルは 『 ゾンビ 』 です。
更に次点は 『 刑務所モノ 』 。
こうして文字にすると改めて浮き彫りになる自分の女子力の低さにちょっと愕然としています。
嘘でも恋愛モノとか動物モノとか言うべきだったのではないだろうか・・・
いやでもそんなしょうもない嘘をつくのもどうか。

というわけで誤魔化さずに言うと、私はゾンビが好きです。ゾンビ映画が大好きです。
でもゾンビのゲームはまあまあ好き程度なので、たぶんゾンビ映画のサバイバル感、
ワーワーギャーギャーしたパニック感、グロさと共にある奇妙な愛嬌などが好きなのだと思います。
でももし現実にゾンビに遭遇したら逃げるのは大変だし怖いので、
早い段階で山奥に引きこもるか、それが出来なければゾンビになって
涼しい場所でゾンビなりに穏やかに過ごす方向でいきたいと思っています。

そんなゾンビ好きな私で、しかも最近は映画を見る機会も減ったので昔の作品が多く
かなり偏りがありますが、個人的なオススメ作品のあらすじとおすすめポイントをご紹介します。
皆さんが夏休みに暇を持て余した時のご参考にでもなれば幸いです。




正統派(?)おすすめ映画
終始ゾンビとホラーもどうかと思ったので、まずは普通の映画のおすすめを。
公開年が古い順で並べているので、下に行くほど新しい映画になります。

魔界転生 (1981年公開)

 icon-film  あらすじ 
島原の乱で惨殺された天草四郎時貞。
キリシタン達の無念とともに魔界の力を得て、魔人として蘇った四郎は
魔導の力で徳川幕府への復讐を果たすことを誓います。
そして自分と同じく無念の内に死んだ者を蘇らせ、魔界衆の仲間に引き入れていきます。

柳生十兵衛は魔界衆の存在を知り、その企みを阻止せんと動きます。
しかし共に魔界衆と戦っていたはずの父・柳生宗矩は病に冒された身での死闘により息絶え、
更には 『 一介の剣士として十兵衛と命懸けで戦いたい 』 という
心の奥の望みを四郎に見透かされて魔界衆として蘇ります。

僧兵として仏法を修め、槍術を極めながらも煩悩を捨てきれずガラシャの誘惑に負けた宝蔵院胤瞬、
江戸城で徳川家綱を篭絡し、政を混乱させる細川ガラシャ、
農民を利用して一揆を起こし幕府を攻めさせる四郎のやり方に疑問を抱く伊賀の霧丸、
最強となるために柳生宗矩・十兵衛の親子と戦いたい一心で蘇った宮本武蔵、
十兵衛に請われ、命を削って魔を討つ刀を鍛える村正、
その刀を携えて戦いに赴く柳生十兵衛。
全ての決着は炎燃え盛る江戸城で、待ち受けるは蘇った柳生宗矩と天草四郎---。

魔界転生(1981年)(予告編)

 icon-asterisk  ポイント 
山田風太郎の伝奇小説を原作として、深作欣二監督が映画化した
伝奇ロマンアクション(で合ってるのでしょうか)。
魔界転生
天草四郎時貞に沢田研二、柳生十兵衛光厳に千葉真一。
天草四郎が蘇らせた英傑達は、それぞれ
細川ガラシャに佳那晃子、宮本武蔵に緒形拳、宝蔵院胤瞬に室田日出男、
伊賀の霧丸に真田広之、柳生但馬守宗矩に若山富三郎。
妖刀を打つ刀鍛治の村正に丹波哲郎。
錚々たるメンバーが名を連ねる日本映画を代表する名作のひとつですね。

柳生宗矩役の若山さんの迫力がすごいです。
若山さんは勝新太郎さんのお兄さんで、
1992年4月2日、勝さんと中村玉緒さんと清川虹子さんと麻雀をしている最中に
急性心不全で倒れ、そのまま亡くなってしまいました。
最期にまで昭和の映画俳優らしい豪放磊落さが現れているようです。
ちなみに蘇った英傑達が一切まばたきをしないという演出も若山さんのアイデアだそうで、
金色のカラーコンタクトと相まって人間離れした不気味さと怪しい魅力があります。

過去の英傑が年代を超えて蘇り戦う、という部分でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、
TYPE-MOONの人気作品 『 Fate 』 は この『 魔界転生 』 をモチーフにしています。
Fateは知っているけど魔界転生は知らない、という若い方も是非一度は魔界転生をご覧ください。

私は親が借りてきたレンタルビデオで8歳くらいの時に初めて見たのですが、
ガラシャさんが子供心にも綺麗で色っぽくてドキドキしたものです。
あと柳生親子の対決がものすごくカッコ良かった。
二人が燃え盛る炎の中で戦う殺陣のシーンはいつまでも忘れられません。
全体のストーリー、演出がやり過ぎなくらいにエンターテイメント!という感じで
リメイクされ、アニメ化され、演劇化され、と今でも人気なことに納得の名作です。

でもリメイクはやっぱり迫力不足のような気がするので
もう一回くらい私の好きな俳優さんで本気出して作ってもらえないかなと密かに願っています。
 天草四郎:加藤和樹
 柳生十兵衛:内野聖陽
 細川ガラシャ:常盤貴子
 宮本武蔵:渡辺謙
 宝蔵院胤瞬:中村獅童か松岡昌宏
 伊賀の霧丸:馬場徹か中河内雅貴
 柳生宗矩:千葉真一
 村正:北大路欣也
こんな感じでどうでしょう。ちょっと私の趣味が反映されすぎですかね。
皆さんもご自分の中のベストキャストを考えてみてください。

ラビリンス/魔王の迷宮 (1986年公開)

 icon-film  あらすじ 
主人公であるサラは、空想好きな思春期の女の子。
父が再婚した継母と、異母弟であるトビーを少し疎ましく思っていました。
両親が出かけ、まだ赤ん坊のトビーの子守を任されたものの、トビーはぐずって泣くばかり。
「 もううんざり。ゴブリンの王様、お願いだから今すぐにこの子をゴブリンの国へ連れ去って 」
軽い気持ちで口にした、愛読しているファンタジー小説に出てくるおまじないの言葉。

本気ではなかったその言葉は、以前からサラに目をつけていたゴブリンの魔王・ジャレスに届いてしまい、
トビーはジャレスの支配するゴブリンの世界・ラビリンスにさらわれてしまいます。
そんなつもりじゃなかった、弟を返して欲しいと願うサラに対し、魔王ジャレスは
「 13時間以内に迷宮を抜けて自分の城まで辿り着くことができれば弟を返す、
もし間に合わなければ弟をゴブリンに変える 」と告げます。
サラはトビーを取り戻すために迷宮に挑みます。

『ラビリンス 魔王の迷宮』 予告編

 icon-asterisk  ポイント 
ジム・ヘンソン監督、ジョージ・ルーカス製作総指揮。
メルヘンでファンタジーで、子供にとってはちょっとだけホラーかもしれません。
ゴブリンを始めとした操り人形(マペット)のモンスターの造形が良いです。ルードかわいい。
現代のようなSFXやCG技術が無くても、イメージをより良い形で表現しよう、
造形と動きで人形に命を吹き込もうとする監督と人形師さん達の情熱が伺えます。

魔王ジャレスを演じるのはまさかのデヴィッド・ボウイ。
白フクロウに変身したり、マペットのモンスター達と歌ったり、
攫ってきたトビーを歌いながらあやしたりと魔王なのに可愛い。
サラ役のジェニファー・コネリーの少女時代も美しく可愛い。
二人のそこはかとない両想い感や、夢から覚めたように大人になる少女の寂しさなども
描かれていて、今でもファンタジー映画の中で私が一番好きな作品です。

ウィロー (1988年公開)

 icon-film  あらすじ 
邪悪な魔女が女王として世界を支配する暗黒の時代。
ある日、小人族の農夫兼見習い魔術師のウィローは川を流れてきた人間の赤ちゃんを拾います。
赤ちゃんを人間の世界に返して来いと村人から言われたウィローは旅立つのですが、
その赤ちゃんはなんと魔女を滅ぼすという予言に謳われた子供でした。
道中で剣豪マッドマーディガンらと仲間になったりしつつ、
ウィローは赤ちゃんを狙う魔女との戦いに巻き込まれていきます。

Willow Official Trailer #1 – Val Kilmer Movie (1988) HD (英語版)
Willow Trailer

 icon-asterisk  ポイント 
皆さんご存知、『バックドラフト』、『アポロ13』、『ビューティフル・マインド』の監督で
『24 -TWENTY FOUR-』ではプロデューサーも務めるロン・ハワードが監督、
『 スター・ウォーズ 』シリーズや 『 インディ・ジョーンズ 』 シリーズのジョージ・ルーカスが原案です。
中世の世界観、魔法と剣の戦い、モンスターや神話といったファンタジー要素と共に
弱いものを守る優しさ、強いものと戦う勇気が表現された名作です。
上でご紹介した 『 ラビリンス/魔王の迷宮 』 がヒロインの戦いなら、こちらはヒーローの戦いですね。

小説『 指輪物語 』 に影響を受けたジョージ・ルーカスが 『 ウィロー 』 のストーリーを考え、
映画『 ウィロー 』 の影響が映画 『 ロード・オブ・ザ・リング 』に見られ、といった連鎖が感じられ、
ロード・オブ・ザ・リングやナルニア国物語などの冒険ファンタジー映画の源流とも言える作品だと思います。

ちなみに主人公ウィロー役のワーウィック・デイヴィスを始め、
小人族は全員、小人症の俳優さん達が演じています。
ワーウィックさんはスターウォーズではイウォーク族のウィケット・W・ウォリックを演じ、
ハリー・ポッターではフィリウス・フリットウィック教授を演じている有名な方です。

海外では、小人症の人には小人族、ホビット族などの仕事、
事故で四肢を失ってしまった人には戦争映画などの出演者の仕事、といったように
きちんとした組合があって俳優という仕事で生活している方が多くいます。
ワーウィックさんも、自身の俳優業と合わせて、
小人症の俳優を主にマネジメントするウィロー芸能事務所を運営しています。

日本ではそういった外見上の違いを持った人が芸能の仕事に就くことを 「 見世物にしている 」と
差別として捉え、俳優や芸人としての道が失われていることを勿体無く思います。
40年ほど前には小人症の人を集めたプロレス団体や、お笑い芸人さんが居たようなのですが。
それを差別と取る人にこそ差別意識があるのではないでしょうか。

風の名はアムネジア (1990年公開)

 icon-film  あらすじ 
ある日、世界に 『 アムネジア(記憶喪失)の風 』 が吹き、その次の瞬間から
人々は言語や知識の全てを忘れ、人類文明は瞬く間に崩壊してしまいます。
奪い合い、殺し合い、獣性のままに振舞う生き残った人類。

主人公のワタルは、生体研究所に居たジョニーのおかげで理性を取り戻し、
ジョニーとの約束を果たすためにアメリカ大陸をジープで旅しています。
旅の途中、ワタルは言語や記憶を失っていないソフィアという謎の女性と出会い、
アムネジアの風が吹いた原因を知っているらしい彼女と旅をすることになります。
二人の旅が終わる時、明かされる真実とは。
風の名はアムネジア
 icon-asterisk  ポイント 
菊地秀行によるSF小説を原作としたアニメ映画です。
人間がそのアドバンテージである言語や知性を失ったらどうなるか、
本能に従うようになっても失われない思いやりや優しさはあるのか、といったテーマの作品。

大人になってから菊地秀行の小説を好きになって、アニメ化されたものも全部見ているのですが
これと 『 魔界都市〈新宿〉 』 は子供の頃に始めてまともに見た
『 子供向けじゃないアニメ 』だったので印象深く、今でも好きな作品です。

結構重要な部分を端折っているので原作好きの方には不評ですが、
丁寧に描かれた作画と、若々しく演技する矢尾一樹さん、
戸田恵子さん、山口勝平さんらの声だけでも見る価値はあると思います。

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス (1994年日本公開)

 icon-film  あらすじ 
怖いことや人を驚かせることが大好きな住人が住むハロウィン・タウンで
『 パンプキン・キング 』 と呼ばれている骸骨のジャックは
「 毎年同じことの繰り返しで何だか空しいな・・・ 」 と
ハロウイン当日の盛り上がりを喜びつつもアンニュイな気分になっていました。
死体から作られた継ぎ接ぎ人形のサリーはそんなジャックに想いを寄せ、彼の苦悩を心配しています。
ナイトメア・ビフォア・クリスマス
そんなある日、ジャックは森の奥の不思議な扉の先に『 クリスマス・タウン 』を見つけます。
美しい雪景色、色とりどりの電飾、綺麗なツリーとプレゼント、笑顔でクリスマスを祝う町の人々。
ナイトメア・ビフォア・クリスマス2
ハロウィン・タウンとの違いに衝撃を受け、クリスマスに憧れを抱いたジャックは
「 ハロウィン・タウンの仲間と僕達のクリスマスを作ろう 」 と決意します。
しかしジャックを始めとしたハロウィン・タウンの住人は、怖がらせることや驚かせることは得意でも
誰かを笑わせたり喜ばせるなんて考えたこともありません。
ジャックの無知と思い込みによる適当なクリスマスの説明もあいまって、
住人達に悪気は無いとはいえ、ネズミの死体をプレゼントし、リースには牙が生えて人に襲い掛かり、
挙句には本物のサンタクロースを拉致監禁してきてジャックが成り代わろうとする始末。
ジャック達によるクリスマス騒動はどうなってしまうのか。

 icon-asterisk  ポイント 
奇妙かつ愛嬌ある人形達が織り成すダーク・ファンタジーな世界観が魅力の
ティム・バートン原案・原作のミュージカルアニメーション映画。

ストップモーション・アニメーション技法とデジタル映像技法を組み合わせて撮影されています。
人形を少し動かして1コマ撮り、また人形を動かして1コマ、と大変な手間がかかるストップモーション撮影。
この映画でも1分撮影するために1週間かかっているそうです。
それでもその制作陣の努力と執念の甲斐あって、この作品には普通のCGやアニメでは出せない、
小さい頃に見た人形劇のようなワクワク感と温かみがあるように思います。

人形・建物・小物の造形や動きが見事で、音楽も素晴らしく、
ハロウィンやクリスマスの時期に毎年見ていますが飽きることがありません。

こちらの動画ではハロウィンタウンの皆が 『 This Is Halloween 』 を歌っています。
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス – 予告編

告発 (1995年公開)

 icon-film  あらすじ 
両親を失くし、極貧生活をしていたヘンリーは17歳の時に幼い妹のために5ドル(約600円)を盗み、
たったそれだけで25年の刑を受けアルカトラズ連邦刑務所へ収監されました。
看守からの暴力や刑期の長さに耐えかねたヘンリーは脱獄を図りますが囚人仲間の裏切りにより失敗、
その後、脱走未遂の罰として一切光の当たらない地下独房に1000日間も収監されてしまいます。
1000日間の中、外に出て光を浴びることができたのはたった30分。
そんな1000日間をなんとか生き抜いたヘンリーは、食堂で自分を裏切った囚人を見つけ衝動的にフォークで殺害。
その殺人事件の弁護に当たることになったのが新人弁護士のジェームズでした。

度重なる非道な虐待に心身を蝕まれ、何もかもを諦めたヘンリーと
負けると分かっている裁判に官選弁護士として選ばれてしまい全く熱意のなかった新人弁護士ジェームズ。
ぽつりぽつりと語り合い、時にはお互いの生い立ちの違いや考え方の違いからぶつかりながらも、
共に時間を過ごす内に二人の間には友情が生まれます。
告発
そしてジェームズはヘンリーの話から刑務所における非人道的な虐待を知り、
「 殺人を犯すほどの精神状態に追い込んだのは刑務所側だ 」 として
公判中にアルカトラズ連邦刑務所を告発し、世論を巻き込み
刑務所と、ひいてはアメリカという国と戦うことを決めます。
異例の裁判の行方は、そしてヘンリーの運命は。

映画「告発」日本版劇場予告

 icon-asterisk  ポイント 
アルカトラズ連邦刑務所における囚人への過剰虐待を告発した
ヘンリー・ヤング裁判と呼ばれる実話を元に映画化した作品です。

囚人ヘンリーをケヴィン・ベーコンが、新人弁護士ジェームズをクリスチャン・スレーターが演じています。
元々私はお二人が好きだったのですが、この映画で更に好きになりました。
ゲイリー・オールドマン演じる副署長の容赦なさもさすがの迫力でした。
普段はチャーミングな方なのに、酷薄そうな表情も似合うんですよねゲイリーさん。

今のところ私が人生で一番泣いた映画です。
ちなみに二番目は 『 ショーシャンクの空に 』 なので
私が刑務所モノに異常に弱いのか、刑務所モノに名作が多いのか。

トレインスポッティング (1996年日本公開)

 icon-film  あらすじ 
無軌道に青春を無駄使いしているドラッグ中毒の若者達。
主人公のマークは何度もドラッグを断って更生しようとするものの、
意思の弱さや仲間の妨害のせいでなかなか上手くいきません。
目の前の現実よりもドラッグ、労働より窃盗、堅実な人生設計なんて馬鹿らしい。
そんなマークは最後までただの薬中の青年で終わるのか、それとも・・・。

トレインスポッティング
ちなみに一番右が主人公のマーク・レントン。
 icon-asterisk  ポイント 
有名なダニー・ボイル監督の作品で、
主人公のマークを当時無名だったユアン・マクレガーが演じ、ユアンの人気も一気に高まりました。
ちょっとオシャレな若者の部屋には必ずこの映画のポスターがある、と言われたくらい
サブカルチャー好きの間で大流行した作品です。

実際のドラッグ中毒者がリアルな映像だと賞賛したと言われる作りになっており、
人間のどうしようも無い部分が描かれ、映像的にも汚かったりショッキングだったりして
うすっぺらい上辺だけの 『 悪い奴カッコイイ 』 になっていないところが良いです。
あと2017年には続編が公開されるようです。楽しみ。

クロコダイルの涙 (2000年日本公開)

 icon-film  あらすじ 
美貌の青年医師スティーヴンは、自分を愛してくれる女性の血を吸わなければ
死んでしまう性質をもっていました。
自分への愛が彼女達の血の中に流れている、血というようりはその愛こそが欲しい。
それなのに殺す瞬間には愛ではなく恐怖と憎悪に染まってしまう。
いつかは完璧な愛のみが流れる血に巡りあえるのではないかと、次々に女性と恋愛関係になり、
獲物として殺しては海に沈める日々。
そして新しく出会ったアンに対しても同じように獲物として殺すはずが、
スティーヴンはアンを本気で愛してしまいます。
愛する彼女を殺したくない、でも首筋に噛り付いて思うさま血を吸いたい。
愛か、自分の命か、迷うスティーヴンと、真実を知ったアンは—-。

クロコダイルの涙
 icon-asterisk  ポイント 
ワニが獲物に襲い掛かる際に口を大きく開くと涙腺が圧迫されて涙が押し出されることがあり、
『 ワニは涙を流して獲物をおびき寄せ、涙を流しながら獲物を食べる 』 という寓話ができたのだそうです。
ここから 『 crocodile tears = 嘘泣き、空涙 』 という意味になったのだとか。

そしてこの 『 クロコダイルの涙 』 の原題は 『 The Wisdom of Crocodiles(ワニの叡智、分別) 』 。
これは哲学者フランシス・ベーコンが随筆集で記した言葉で、
ワニが獲物を食らう時に空涙を流してみせる(殺生をする自分を正当化している)ことが
ワニの分別、正当化と自己愛の表れだ、とするものです。
この作品の主人公、スティーヴンにぴったりのタイトルですね。

全体的に暗い雰囲気で静かに話が進む上に、精神性を重視しているのか
分かりやすい吸血鬼モノというわけでもなく、お好みによって好き嫌いが分かれる作品だと思います。
しかも後半はなんだか無理やり纏めた感があって微妙。
実は私はこの映画のストーリー自体は割とどうでも良いというか、中途半端な作りで
特に名作というわけでもないと思っています(お好きな方がいらっしゃったらすいません)。

しかし主人公を演じるジュード・ロウが心底美しい。
雰囲気も小物も色彩もとても美しい。
その点だけでこの映画をオススメしています。
ストーリーはどうでもいい、美しいものを愛でて癒されたい、と思ったらこの映画を見てください。

処刑人 (2001年日本公開)

 icon-film  あらすじ 
アイルランド系移民である双子の兄弟が主人公。
敬虔なキリスト教徒である兄弟は神の啓示を受け、悪人を撃って撃って撃ちまくるようになります。
処刑人

 icon-asterisk  ポイント 
あらすじが簡単すぎましたね。でもこれ以上の説明のしようが無いというか。
イケメン兄弟の大暴れでスッキリするとともに、彼らを追う浮かれた刑事の浮かれっぷりが笑えます。
バイオレンス・アクションというジャンルになるかと思うのですが、
そんなに真面目に重い感じでもないのでサクッと見られると思います。

兄弟がキリスト教徒で神の啓示を受けたという設定や、悪人成敗の場面での決め台詞が
『父と子と聖霊の御名において』というキリスト教の祈りの言葉であることから
公開当時はキリスト教団体などからかなり批判されたそうです。
それでも続編ができたということはキリスト教圏でも人気があったのでしょうか。

全編に流れているアイリッシュ音楽も含めてこの映画が大好きで
いい加減に買った方がいいんじゃないかという回数、ビデオとDVDをレンタルしました。
もうちょっとAmazonポイントが貯まったらBlu-rayで買おうと決めています。

アイリッシュ音楽やアイルランドのお話に興味がある方はついでにこちらもご覧ください。
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ショコラ (2001年日本公開)

 icon-film  あらすじ 
フランスの片田舎の小さな村に娘を連れてやってきた旅の美女・ヴィアンヌ。
旅を一時お休みすることにしたヴィアンヌは村でチョコレートのお店を開きます。
美味しいだけでなく、必要とする人それぞれの希望に合わせたヴィアンヌのチョコレートは
皆の悩みを解決したり、安らぎを与えたりして排他的だった村人達に受け入れられていきます。

しかし村長であるレノ伯爵は
「 カトリックの絶食期にチョコとか何を考えてるんだ。私生児を連れているのも気に食わん。
  このままでは神の敬虔な信者であり誇りある村の伝統に傷がつく・・・というか私の権力に傷がつく 」 と
ヴィアンヌを憎々しく思うように。

そんなある日、旅のジプシーの集団が村の川辺に流れてきました。
境遇が似ている彼らに対してヴィアンヌは親切にし、交流している内にジブシーの長と恋に落ちます。
しかし村長や村人からすればジプシーは得体の知れない流れ者集団。
彼らを庇う内に再びヴィアンヌへの風当たりもきつくなり・・・。
ショコラ
 icon-asterisk  ポイント 
保守的な村と宗教的な規律、一方で流れ者の自由ではあるものの楽ではない暮らしなどを背景に
子供と親、村人の繋がり、男女の仲など、様々な人間関係が描かれていますが
そんなテーマの割に重苦しさは無く、明るい雰囲気の作品です。

舞台はフランスですがアメリカ映画なので、
フランス映画に対して 「 フランス語の響きはなんだか眠くなる 」、
「 説明セリフ多すぎじゃないか 」 、「 登場人物が情緒不安定すぎる 」 といった
苦手なイメージをお持ちの方(私のような)でも問題なく見れると思います。
逆にフランス映画が好きな方からすれば
「 アメリカ映画で英語で演じるのに、なぜわざわざフランスを舞台にしたのか 」と微妙な気持ちになるかも。

ビアンヌ役のジュリエット・ビノシュが美しくチャーミングで、
ビアンヌと恋に落ちるジプシーの長=ジョニー・デップは当たり前ですが男前です。
チョコレートショップのミントグリーンとショコラブラウンのカラーリングが目にも楽しい。
ショコラ(映画)
バレンタインの時期に恋人と、あるいはご夫婦で
チョコレートを食べながらご覧になってみてはいかがでしょう。

ラヴァーズ・キス (2003年公開)

 icon-film  あらすじ 
高校3年生の川奈里伽子(平山綾)は過去のトラウマを克服できないまま
優等生のフリをして夜遊びを繰り返していました。
一方、家庭の事情で家を出て一人暮らしをしている藤井朋章(成宮寛貴)は里伽子の同級生で、
噂ではタチの悪い男、実際は優しくストイックな男。
二人の出会いと恋をきっかけに、周りの友人達の関係性も変わっていきます。

朋章に憧れ、気づけば恋をしていた高尾(石垣佑磨)。
同性の先輩である高尾に一目ぼれした緒方(阿部進之介)。
緒方の友人で里伽子の妹である依里子(宮崎あおい)は、姉の友人・美樹が好き。
ずっと里伽子を大切に思い続けている美樹(市川実日子)。
それぞれがままならない想いを抱えて季節は巡っていきます。
ラヴァーズ・キス

 icon-asterisk  ポイント 
吉田秋生の漫画 『 ラヴァーズ・キス 』 が原作の、鎌倉を舞台とした青春恋愛ものです。

同性への複雑な想いや、高校生らしい未熟さが描かれていて
原作がすごく好きなので、映画も楽しんで見ることができました。

吉田秋生先生の作品では『 BANANA FISH 』が有名ですね。
また、この 『 ラヴァーズ・キス 』 以外にもドラマ化、映画化、舞台化された吉田秋生作品は多く、
『 吉祥天女 』が2006年にドラマ化、2007年に映画化、
『 櫻の園 』が1990年に映画化、2008年にリメイクして映画化、
『 YASHA-夜叉- 』が2000年にドラマ化、
『 海街diary 』が今年(2015年)映画化されています。

犬系のはっきりした顔立ちで、明るく人当たりも良い成宮くんですが
たまに彼の背負う薄暗さが出るというか、物凄く暗い目をする時があって
私はそこが色っぽくて好きなのですが、このラヴァーズ・キスでの
家庭の事情を抱えた藤井役もその薄暗さが見える時があって好きです。

女優さん達も皆かわいく魅力的です。
美樹役の市川実日子さんのお姉さんである市川実和子さんも女優をしており、
彼女の出演している 『 アナザヘヴン 』 もおすすめです。

バタフライ・エフェクト (2005年日本公開)

 icon-film  あらすじ 
主人公のエヴァンはある時、自分が書いた昔の日記を読むことで過去に戻れる能力に気づきます。
更に、小さい頃ほんのイタズラ心から幼馴染の少女の人生を狂わせた記憶を取り戻したエヴァンは、
その償いのために過去に戻り、自分の行動によって少女が幸せな人生を送れるようにと頑張るのですが、
そこは映画のタイトルが 『 バタフライ・エフェクト 』 であるように、良かれと思ってやったことで
少女に更に悲惨な運命を辿らせたり、少女は幸せになってもエヴァン本人や友人や家族が不幸になったりと
『 自分と周囲みんなが幸せになれる運命 』 に辿り着くことができないまま
諦めきれないエヴァンは繰り返し能力を使います。
バタフライエフェクト
いつ、どこで、何を間違えたのか。正解などあるのか。
しだいに追い詰められるエヴァンが最後に選んだ運命とは?
「バタフライ・エフェクト」予告編

 icon-asterisk  ポイント 
そもそもバタフライ・エフェクト(バタフライ効果)とは、気象学者エドワード・ローレンツの
『ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか』という講演タイトルからきている言葉で、
『 ほんの小さな出来事が予想外の大きな現象に繋がってしまう 』 ことを指します。
日本で言うところの 『 風が吹けば桶屋が儲かる 』 とはまた理論が違うのですが、近いといえば近いですね。

ちょっと切ないお話なのですが、決して後味は悪くありません。
ちなみにDVDやBlu-rayの特典映像には、ボツになった別パターンのラストシーンが収録されています。
しかしこの別パターンは本当に蛇足というか微妙な感じなので、本編のラストを選んだ制作陣グッジョブです。




おすすめゾンビ映画
新旧とりまぜ、おすすめしたいゾンビ映画がいっぱいありすぎて迷います。
でもあんまりゾンビゾンビいうのもどうかと思うので、個人的に好きな作品をいくつか。
スプラッターなお話が出てくるのでご注意を。

ゾンビ (1978年公開)

ゾンビ
 icon-film  あらすじ 
アメリカ各地で死体が蘇って人間を襲い始め、襲われて死んだ人間も次々にゾンビ化していきます。
混乱の中で生き残った主人公達は巨大ショッピングモール(田舎の大きなイオンを思い浮かべてください)に
逃げ込み、犠牲者を出しながらも内部のゾンビを一掃して
モール内の食料や物資を頼りにしばらく隠れ住むことにします。
しかしそこに略奪目的の世紀末ヒャッハー集団(北斗の拳のあの感じ)がやって来るわ、
強盗団に破られたバリケードの隙間からゾンビもわらわら来るわで、なかなか上手くはいかないものです。
強盗もゾンビも襲い来る中、果たして主人公達は生き残れるのか。

ゾンビ (予告編) 1979年

 icon-asterisk  ポイント 
この 『 ゾンビ(原題;Dawn of the Dead) 』 は、
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968年)、
『死霊のえじき(原題;Day of the Dead)』(1985年)と合わせて
ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ映画三部作と呼ばれています。
言わずとしれたゾンビ映画の金字塔。

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』において初めてゾンビが主役になり、
死後硬直によるぎこちない動き、人間を食べるために襲う、脳を破壊すれば倒せる、といった
ゾンビの設定が生まれ、後のゾンビ映画の隆盛が始まったといっても過言ではありません。
ロメロ監督の作品はゾンビの描き方もさることながら、
ゾンビに襲われた極限状態での人間の強さや醜さがしっかり描かれているところが凄くいいです。

ちなみに私は子供の頃にこれを見て(今思えば子供に見せるものではないような)以来、
ゾンビが発生した時にまず行くのはショッピングモールかホームセンターだなと思っています。
ご飯と武器と燃料さえあればしばらくはなんとかなる気がする。
あとは金属バットをフルスイングできる程度の握力と腕力が大事ですよね。

ロメロ監督のリメイク作品

ロメロ監督自身がリメイクしたものもあれば、他の監督がリメイクしたものも。
『 ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 』 のリメイクが
『 ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀 』。
更に一応続編扱いとして出たのが 『 チルドレン・オブ・ザ・デッド 』。
『 ゾンビ 』 のリメイクが 『 ドーン・オブ・ザ・デッド 』 、
『 死霊のえじき 』 のリメイクが 『 デイ・オブ・ザ・デッド 』 のはず。

更に20年の時を経てロメロ監督が新たに撮影したのが
2005年 『 ランド・オブ・ザ・デッド 』
2007年 『 ダイアリー・オブ・ザ・デッド 』
2009年 『 サバイバル・オブ・ザ・デッド 』
これらの3作品。

今回ご紹介している 『 ゾンビ 』 は30年以上前の作品なので、
現在の特殊メイクやCGを見慣れた方には物足りないかもしれません。
今のバイオハザードとか見てるとゾンビのクオリティも動きもすごいですもんね。
私はじわじわ迫ってくる昔のゾンビにこそ味があって良いと思うのですが。
あんまりにも昔のやつは映像的に微妙、という方はリメイク版をご覧いただくと良いかもしれません。
オリジナルとリメイク版ではストーリーやラストシーンも結構違うので見比べてみるのもまた良し。

“ オブ・ザ・デッド ” が付いてたら大体ゾンビ

ロメロ監督作品は繰り返しリメイクされている上に、
大体の作品タイトルに “ オブ・ザ・デッド ” が付き、
しかも “ オブ・ザ・デッド ” が付くロメロ監督とは関係ない作品も山のようにあるので、
どれが何だか良く分からなくなってきます。
見たいものと別のを間違えないように注意が必要です。

でも “ オブ・ザ・デッド ” が付いているものを片っ端から見ていれば
ゾンビ映画の半数以上が制覇できるので、邦題をつけている人の親切といえば親切なのかもしれません。

最近見た中では 『 ゾンビ革命 -フアン・オブ・ザ・デッド- 』 がおすすめ。
カリブの青い空と青い海!史上初のキューバ産ゾンビ!戦う無職の中年!という
むやみに明るいラテンのノリに圧倒されつつ楽しめるゾンビ・コメディーです。
『 インド・オブ・ザ・デッド 』 も楽しそうなので見てみたい。
 (追記)インド・オブ・ザ・デッドも面白かったので下に追加しました。

地獄の門 (1980)

 icon-film  あらすじ 
とある神父が 『 自分(神父)の自殺 』という冒涜行為によって地獄の門を開こうとします。
その地獄の門を開く儀式は、死者が蘇り生者を襲う悪夢の始まりでした。
天国にいる諸聖人を讃える万聖節(11月1日)の夜までに門を閉じなければ
全ての悪霊たちが門より這い出てきて人類を滅ぼしてしまいます。
事件を霊能力で察知した霊媒師マリーや、新聞記者のピーターは門を閉じるために
神父が自殺した小さな町ダンウィッチに向かうのですが—-。
地獄の門

 icon-asterisk  ポイント 
しつこいまでのグロさに定評のある(嫌な定評ですね)ルチオ・フルチ監督の作品。
特にこの 『 地獄の門(原題;Paura nella città dei morti viventi=生ける屍の街の恐怖) 』 は
猟奇的表現が絶好調で、私の知る限りのゾンビ映画の中でナンバーワン。

こちらの動画は、ザ・サイキック⇒サンゲリア⇒地獄の門⇒ビヨンドの順で予告編をまとめたものです。

血がざっぱーん、内臓だっぱーん、虫わっしゃー (屮゜Д゜)屮 <NOォォォォ--ゥ!!

なんとも酷い字面ですが本当にこんな感じです。
私が蛆虫を死ぬほど嫌いなのはフルチ監督のせいかもしれない。
そんな有様にも負けず演技する俳優さん達のプロ根性に感動します。
あと絶叫する時にあんなに口が開く&声量が出せるのが凄いなといつも思います。

ストーリーについては深く考えてはいけません。というか考えても良く分かりません。
グロいながらもなんとなく見れて、なんとなく癖になる、
それがフルチ監督の良さだと勝手に思っています。

死霊のはらわた (1985年日本公開)

 icon-film  あらすじ 
森の中の別荘で休暇を過ごすためにやってきた主人公のアッシュとその恋人や友人達。
色々トラブルに見舞われながらも、なんとか別荘に辿り着いたと思ったら
地下室で怪しい書物とテープレコーダーを見つけてしまいます。
テープを再生してみると、流れ出したのは悪霊を蘇らせる呪文でした。
呪文により蘇った悪霊に次々に友人達は取り憑かれ、アッシュに襲い掛かります。
死霊のはらわた

 icon-asterisk  ポイント 
原題は 『 The Evil Dead(邪悪な死者) 』 。
『 スパイダーマン 』 で有名なサム・ライミ監督のデビュー作で、
スプラッターなグロさを前面に押し出したゾンビ映画らしい良い作品です。

ホラー 映画 『死霊のはらわた』 予告編とメイキング

私はこのオリジナル版が雰囲気があって好きですが、
別監督によるリメイク版も出ているので、古い映像が苦手な方は新しいバージョンをお楽しみください。

『死霊のはらわた』予告編(リメイク版)

オリジナル版は限られた予算と時間の中、ライミ監督が仲間達と週末ごとに頑張って撮影したそうで、
確かに予算の無さは伺えますが、それを補って余りあるアイデアや熱意が素晴らしいです。

カメラマンが移動しながら撮影する際には、そのブレや振動を抑えるステディカムという
安定機材をカメラにセットするのが普通なのですが、予算の都合上それが使えず、
ライミ監督はシェイキーカム(shaky-cam)と呼ばれる撮影技法を編み出します。
中央にカメラを設置した木材の両端を二人で持って全速力で走る、それがシェイキーカム。
これが上手く疾走感と臨場感を生み出しています。

更に予算の都合上、壁を突き破ってアッシュを襲うゾンビの手が監督の手です。
効果音として聞こえる唸り声も監督が頑張っています。
作品をご覧になる際に注目してみてください。

そして予算の都合上、主人公アッシュを演じているのも
ライミ監督とは中学の頃からの親友で映画好き仲間だったブルース・キャンベルです。
これ以降、全てのライミ監督作品にキャンベルさんは出演し、俳優として活躍しています。

予算の都合をここまで上手くやりくりしたライミ監督すごい。

バタリアン (1986年日本公開)

 icon-film  あらすじ 
医療会社で働き始めたフレディは、軍の移送ミスで会社の倉庫にゾンビが保管されていると
先輩のフランクから聞かされ、恐る恐るそれを見学に。
ゾンビの入ったタンクをふざけてフランクが叩くと、老朽化していたのか
中から突然ガス(トライオキシン245)が漏れ出しました。

漏れたトライオキシン245で社内に安置されていた医療用の献体がゾンビ化してしまいます。
軍や世間にバレたら会社が潰れる。ヤバイよヤバイよ。
ということで慌てたフレディ、フランク、そして社長の三人はどうにか生まれたゾンビ達を倒して
会社の近くの火葬場で焼いてもらいます。
ところが、ゾンビを燃やした煙は天に昇ると雨雲を呼び、
降り注いだ雨が墓地に染み込むと、死体が次々とゾンビとして動き出しました。

バタリアンThe Return of The Living Dead

 icon-asterisk  ポイント 
原題は 『 The Return of the Living Dead 』 。
上でご紹介したロメロ監督のゾンビ映画三部作のひとつ『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』への
オマージュとして、ナイト~の設定を使っている部分や、パロディな部分があちこちに。
グロいけど怖くない、ホラーコメディです。
バタリアン
「 脳みそくれ~ 」 と言いながら迫ってくる割と機敏なゾンビが秀逸。
ちなみに英語では「 Brains 」 としか言っていないので
「 脳みそくれ~ 」と訳した翻訳者さんに敬意を表したいです。

頭部の破壊や、炎で燃やす事によって倒せたこれまでのゾンビとは異なり、
かなり生命力(?)が高い上に、人間と会話したり、
無線機を使って人間をおびき寄せたりといった知能もあって新鮮です。
フレディ、フランク、社長の三人が必死になって
秘密裏にゾンビを葬ろうとしているところがちょっとバカ可愛くて好きです。
社長が最後まで頑張って足掻いてくれるところも好きです。

ちなみにこの 『 バタリアン 』 が元になり 『 オバタリアン 』 という言葉が生まれたそうです。
中年女性はゾンビばりの生命力と強さを持っているという意味なのでしょうか。
そう考えると褒め言葉のような気もするけど響きは結構な悪口のような気がする。

ペット・セメタリー (1989年公開)

 icon-film  あらすじ 
医師のルイス、妻のレーチェル、幼い娘のアイリーン、
まだ赤ちゃんの息子ゲイジ、アイリーンが可愛がっている飼い猫チャーチル。
平凡で幸せな一家は田舎町の一軒家に越してきました。
隣家のジャドとその妻は気のいい老夫婦で一家もすぐに打ち解けます。

ジャドは一家を裏山のペットセメタリーに案内します。
そこは町の子供達が作り、長年に渡り手入れを続けているペットの霊園でした。
綺麗に整えられた霊園に感心するルイスに、ジャドは
「 ペットセメタリーの奥の森にだけは入ってはいけない 」 とだけ告げます。
ペット・セメタリー – 予告編

ある日、車に轢かれてしまった愛猫チャーチルの死を娘にどう告げようか悩んでいたルイスは、
ジャドにペットセメタリーの奥に連れて行かれ、そこにチャーチルを埋めます。
するとチャーチルは翌日帰ってきました。奇妙な動きで腐臭を漂わせ、攻撃的な性格になって。
不気味に思いながらも、変わらず幸せな数年が過ぎた頃、今度は最愛の息子・ゲイジが事故に遭ってしまいます。
その時ジャドから語られたペットセメタリーの秘密を知ったルイスは・・・。
ペット・セマタリー

 icon-asterisk  ポイント 
原作・脚本はスティーヴン・キング。
日本公開時は 『 ペット・セメタリー 』 でしたが、
最近は英語発音に近づけて 『 ペット・セマタリー(Pet Sematary) 』 になっているようですね。
ゾンビというよりは、人の心の弱さや、呪いによる無作為な悪意に重きを置いたストーリーです。

死んでしまった相手にもう一度会いたい、生き返って欲しい、たとえどんな手段を使っても。
そんな誰もが持ちうる心が悲劇を生むお話。
『 キャリー 』、 『 痩せゆく男 』 、 『 ミスト 』 のような暗くて救いも無く理不尽な、
スティーヴン・キングの描くモダン・ホラーがお好きな方におすすめです。

ちなみにスティーブン・キング監督・脚本の 『 地獄のデビルトラック (1987年日本公開) 』 という
作品があるのですが、タイトルのB級感からもお分かりのとおり、なかなかの出来です。
キングさんも自分で 「 あれは失敗作 」 と言っちゃってます。
『 スタンド・バイ・ミー 』 、 『 グリーンマイル 』 、 『 ショーシャンクの空に 』 のような
素晴らしいストーリーを生むキングさんが、ホラーでも絶妙な設定や脚本を生むキングさんが、
なぜメガホンを取った途端におかしなことになったのかと小一時間ほど問い詰めたい作品。

地球をかすめた彗星の影響で機械が暴走して人類を襲う、という一見なかなか面白そうな設定。
これだけ見ると、『 世界を変えた才能 』  アラン・チューリングとニコラ・テスラの記事で
少しお話したような、人工知能の暴走なんかが描かれると思うでしょう?
ところが基本的には、暴走するトラックやロードローラー、荒ぶる自動販売機、人を刈り始める芝刈り機、など。
なぜか暴走トラックにはゴブリンの顔が付いていたり、
荒ぶる自動販売機からジュースがスコーンと飛んできて人が死んだり。

こんな映画も世の中にはあるんだな。
というか映画って何してもいいんだな・・・と映画の無限に広がる可能性を感じます。
今もたまに見たくなって借りてくるくらい私は好きです。癖になるあの緩さとダメさ加減。
あ、キングさんが好きで音楽を依頼したというAC/DCの曲はすごく良いですよ。

28日後… (2003年日本公開)

 icon-film  あらすじ 
動物愛護活動家がある医療化学研究所を襲い、実験動物を逃がしてしまいました。
しかしその実験動物の内、檻から出されたチンパンジーは
脳の一部を破壊し、理性を失わせ凶暴性を増加させるウイルスに感染していました。
外界へ出たチンパンジーやそれに襲われた人々を感染源に
傷口に入った体液などを介してウイルスは生物に爆発的に感染していきます。

自転車便で配達の仕事をしている最中に事故に遭い意識を失っていたジムは、
感染の拡大から28日後、集中治療室で昏睡状態から目覚め、
誰も居ない病院をいぶかしく思いながら外に出て、廃墟と化したロンドンの町と、
襲い掛かってくる人々や動物に直面することになります。

28日後… <特別編> (28 Days Later)

 icon-asterisk  ポイント 
上でご紹介した 『 トレインスポッティング 』 と同じダニー・ボイル監督。
ボイル監督の作品ではスラム出身の貧しい少年がクイズ番組への出演をきっかけに運命を変える
『 スラムドッグ$ミリオネア 』 も有名ですね。

純粋なゾンビものではなく、バイオハザードのようなウイルス性の変質なのですが
ほぼゾンビ、というかゾンビコーナーにあるからきっとゾンビ、ということでここでご紹介しています。
最近は純粋な生ける屍としてのゾンビの他に、こうした生きた人間が
ウイルスや寄生虫で変化するタイプのゾンビも増えてきましたね。

序盤の、自分が知らない内に世界が変わってしまっている終末感の演出も良く、
ゾンビものにしては珍しくラストが結構爽やかなのも予想外で新鮮でした。
28日後…

ゾンビランド (2010年日本公開)

 icon-film  あらすじ 
人をゾンビに変える謎のウイルスが蔓延し、みるみる人類は絶滅寸前に。
ゾンビランドと化したアメリカで、テキサス州から実家があるオハイオ州に行こうとする主人公・コロンバス。
ゲームオタクで引きこもりの大学生だったコロンバスは 『 ゾンビの世界で生き残るための32のルール 』 を
編み出し、実践することでどうにか生き延びていました。
ゾンビランド
コロンバスは屈強な肉体と射撃の腕で生き延びてきた脳筋系ダンディーなタラハシーや
詐欺師の姉妹、ウィチタとリトル・ロックと合流し、ゾンビの居ない場所を目指して行動します。
果たして彼らはゾンビから逃れて生き残ることができるのか。

映画『ゾンビランド』予告編

 icon-asterisk  ポイント 
ゾンビ映画史上最高の興行収入を叩き出した人気作です。
コメディ感が強いので、ホラーが苦手な方や、ゾンビに慣れていない方にもおすすめです。
勢いで押していく力技な感じがアメリカらしくて楽しい。

コロンバスの決めた『 ゾンビの世界で生き残るための32のルール 』もいざという時に役立つかも。

ルール1 有酸素運動
(体力と健康は基本)

ルール2 二度撃ちして止めを刺せ
(相手はゾンビですから)

ルール3 トイレに用心
(ほっと一息つく暇もありません)

ルール4 シートベルトをしろ
(急ブレーキ・急カーブに備えましょう)

ルール5 ゾンビを発見したらまず逃げろ
(敢えて戦う必要はありません)

ルール6 フライパンでぶっ叩け
(調理器具はいざという時の武器)

ルール7 旅行は身軽であれ
(走って逃げられる程度の荷物で)

ルール8 クソったれな相棒を見つけろ
(旅は道連れ、一人では無理でも二人ならどうにかなるかも)

ルール9 家族・友人でも容赦しない
(それはもうあなたの知っている彼・彼女ではありません)

ルール10 素早く振り向け
(振り向きたくなくても勇気を出して)

ルール11 静かに行動すべし
(音を立てると奴らが来ます)

ルール12 バウンティ・ペーパータオルは必需品
(丈夫なペーパータオルは何にでも使えて便利)

ルール13 異性の誘惑には注意
(利用されても良いなら別ですが)

ルール14 ショッピングモールは補給基地
(ゾンビ界隈では常識です)

ルール15 ボウリングの球をぶん投げろ
(ほぼ砲丸。頭を狙いましょう)

ルール16 人の集まる場所は避けろ
(ゾンビにとってはエサが集まっているのと同じ)

ルール17 英雄になるな
(目立つとロクなことになりません)

ルール18 準備体操を怠るな
(いきなり全力で逃げたり戦ったりすると筋を傷めます)

ルール19 葬儀・埋葬の必要はない
(感傷的になっていると大体やられます)

ルール20 人を見たらゾンビと思え
(不用意に近づいたら危険)

ルール21 ストリップクラブは避けろ
(ナイスバデーなお姉さんも振り向けばゾンビ)

ルール22 逃げ道を確保しろ
(ヒットアンドアウェイ)

ルール23 金品よりも食料確保
(お金を使う場所がどこに?)

ルール24 生き残るためには犯罪も
(不法侵入、窃盗、遺体損壊、etc)

ルール25 火の用心
(間違ってもガソリン給油機に銃をぶっぱなしてはいけません)

ルール26 肌の露出は最小限に
(噛まれても引っかかれてもおしまいです)

ルール27 就寝前には安全確認
(戸締り確認、武器は手元に)

ルール28 食事と風呂は短時間で
(ホラーでは美人なお姉さんがシャワー中にやられるのがお約束)

ルール29 二人組で行動しろ
(死角が減るし寂しくないし)

ルール30 予備の武器を持て
(弾切れしない鈍器や刃物がおすすめ)

ルール31 後部座席を確認しろ
(志村、後ろーというやつです)

ルール32 小さいことを楽しめ
(戦闘と逃亡だけじゃ殺伐としてきますからね)


ゾンビーバー (2014年公開)

テキトーでうっかりな運転手のせいで医療廃棄物の収集トラックから転がり落ちたドラム缶。
運転手達に気づかれず転がって行ったドラム缶は川に落ち、
かわいいビーバーのダムに流れ着いたところで中から怪しい緑の液体が・・・。

一方、そんな事は全く知らない女子大生3人組が、親戚宅の留守番をしつつ
ちょっとした田舎バカンスを楽しもうとやってきました。
お隣さん(といっても田舎なのでちょっと離れてる)のご夫婦、猟師のスミスらと会いつつ
湖で泳いだり、女子会をしたり、3人組の彼氏や元カレが合流したり。
そんな楽しいリア充のバカンスを狙うのは、
医療廃棄物によって変異し、凶暴なゾンビと化したビーバーの群れでした。
ゾンビーバー
奇跡の大ヒット(?)、めでたいです。円盤も売れますように。

 icon-asterisk  ポイント 
ゾンビなビーバーでゾンビーバー。
そんなシンプルなタイトルの示すとおり、基本を抑えたB級ホラーコメディーです。

・基本的に皆おバカ
・なぜか泳ぐ。あんまり綺麗そうじゃない湖でも躊躇いなく泳ぐ
・ポロリもあるよ!
・イチャつくカップルは襲われる
・とりあえず窓は板で塞ぐ
・えっ君が主人公だと思っていたのに、という予想外の死亡
・怪我した仲間を助けるための車による強行突破

ぱっと思い出せただけでこんなにお約束が。
セオリーどおりってなんか安心しますよね。
しかしセオリーに従いつつも、木を頑丈な歯でかじる、夜行性、穴掘りも得意、といった
ビーバーの特徴や習性もきちんと生かされていて、
普通のゾンビものとは違うんだぜ!という制作陣の頑張りを感じます。
また、ゾンビーバーがぬいぐるみ(というかパペットっていうかラジコンっていうか)であり、
このご時世にCG感が一切無かったのが古き良き時代のホラーっぽさを醸し出していて
しょぼいながらも私はかなり好きな感じでした。
ゾンビーバーにやられたら普通にゾンビになるのではなく
ゾンビ&ビーバーっぽい見た目(歯とか尻尾とか)になる、というのも良かった。
ちなみに私はゾーイちゃんが好きです。美胸と美脚が素晴らしい。
最後のエンディング曲 『 ゾンビーバーの歌 』(ゾ~ンビィィィバァァァア~♫) と、
エンドロール後のシーンもお楽しみください。

インド・オブ・ザ・デッド (2015年公開)

下心で職を失ってしまったハルディク、
都合のいい男扱いされた上にフラれたラヴ、
真面目で堅実、二人に巻き込まれがちなバニー。
バニーが仕事でゴアに出張することを知った2人は、リゾラバして心を癒やそうと便乗してゴアに着いていきます。
そこで美女に釣られて沖合の離島で開催されるレイヴパーティーに参加したものの、
パーティーはロシアマフィアが新型ドラッグを試すために開いたもので、
新型ドラッグを使用した人々は次々にゾンビ化。
たまたま金欠でドラッグを買えずに助かった3人はゾンビから逃げ惑いつつ
美女を助け、ロシアンマフィア(?)とその用心棒に助けられたりしつつ島からの脱出を計るのですが----。
インドオブザデッド
詳しくは是非インド・オブ・ザ・デッド公式サイトでご覧ください。

 icon-asterisk  ポイント 
原題は Go Goa Gone、ゴア(地名)に行って(Go)死んじゃう(Gone)という語呂もいい素敵タイトルなのですが、
「 とりあえず “オブ・ザ・デッド” やろがい! 」 という邦題の鉄の法則からは逃れられなかったんですね。

久々に大当たりのゾンビコメディーがインド初のゾンビ映画ということに驚きを禁じ得ません。
インド映画楽しいですもんね。ゾンビものも楽しく作れて当然ということでしょうか。

主人公たちドタバタ3人組も、ヒロインのルナちゃんも良かったですが、
サイーフ・アリー・カーン(saif ali khan)さんが演じる
ロシアンマフィア(?←ハテナが付く意味は是非本編でご確認ください)のボリスがとてもいいキャラクターでした。
あとエンディングの曲が、1回聞いただけなのに未だに歌えるという恐るべきキャッチーさ。
さすが日常的に歌って踊る国ですね。




おすすめB級ホラー映画
ゾンビ以外のモンスターパニック、ホラー、サスペンスものをご紹介します。
怖い話やスプラッターなお話が出てくるので苦手な方はご注意ください。

トレマーズ (1990年公開)

 icon-film  あらすじ 
周りを見渡す限りの荒野、というかほぼ砂漠に囲まれた何もないネバダの田舎町、パーフェクション・バレー。
人口もわずか14人のこの町で便利屋をしているバレンタイン(通称・バル)とアールは
町の住民の謎の死をきっかけに、地下を移動する巨大なモンスターの存在を知ります。
モンスター(グラボイズ)はやがて次々に町の住民を襲い始め、
外部との連絡も断たれた人々は生き残るためにグラボイズと戦うことを決意します。

トレマーズ 予告編 (Tremors Trailer)

 icon-asterisk  ポイント 
『 バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3 』の同時上映作品だったそうなので
当時BTTFの抱き合わせとしてトレマーズを映画館で見た方も多かったのではないでしょうか。

主人公バル役のケヴィン・ベーコンが若くて可愛いです。
ベーコンさんを好きになってから出演作を片っ端から見たのですが
その中でも上でご紹介した 『 告発 』 と、この 『 トレマーズ 』 が好きです。
あと『 フットルース 』 も。フットルースは音楽が特にいいですよね。

いきなり襲ってくるでっかいモンスター、
何故かやたら武器を持っていたり、前向きかつ機転が利いたりする一般人、
大体一組はカップルが生まれる。
そんなモンスター・パニックの基本を押さえつつも設定や演出が秀逸な名作です。
バルとアールはもちろん、町の住民が個性的でやり取りが面白く
モンスター・パニック物でありながらもコメディ色が強いので
お子さんでも楽しめるのではないでしょうか。
いやでもあんまり小さい子だと10m超えのヘビっていうか
ミミズっていうかイモムシっていうか的モンスターの見た目だけで泣くかな。
トレマーズ
グラボイズは視覚が退化しているため音や振動で獲物を判別しており
振動が伝わらないように移動したり、逆に音を立てておびき寄せたりといった工夫のあたりにも
設定を生かした面白さが生まれています。
DVDとBlu-rayの特典映像では予算や道具が限られる中での工夫が語られていてそれも面白いですよ。

ちなみに漫画『 ジョジョの奇妙な冒険 』の作者・荒木先生がトレマーズを絶賛していたことから
トレマーズが第三部のンドゥル戦の元ネタと言われており
盲目のンドゥルが聴覚を頼りに相手の位置を探ってスタンドで襲わせる、
一定間隔で物を投げて人間が歩いたように思わせる、といったシーンにそれが現れています。

女優霊 (1996年公開)

 icon-film  あらすじ 
新人映画監督の村井は念願のデビュー作品を撮影中、
フィルムの中に心当たりのない女性の映像が紛れていることに気づきます。
それは未現像のフィルムに重ねて撮影してしまったためだと判明しました。
未現像なら放映されているはずがなく、しかし何故かその映像に見覚えがあるような気がする村井は、
訝しく思いつつも撮影に集中しようとしますが、それから撮影所内で様々な怪異が発生するように。
村井達は原因を探ろうと映像について調べ始め、真実に近づくごとに身の回りにはあの女が—–。

女優霊DVDプロモ(予告編)

 icon-asterisk  ポイント 
後に 『 リング 』 で一斉を風靡する中田秀夫(監督)と高橋洋(脚本) のコンビ初作品で、
中田監督の映画監督デビュー作でもあり、 主人公にも監督と重ね合わせた設定が盛り込まれています。
女優霊
日本特有の薄暗い怖さ、じわじわくる怖さが、映画撮影所という特殊な閉鎖空間を舞台に、
フィルム映像の色合いなども合間に生かして描かれているところが好きです。
『 リング 』 まで行ってしまうと逆にあんまり怖くないので、このくらいが私には丁度良い怖さでした。

怪奇!兎男 (2004年公開)

 icon-film  あらすじ 
遺伝子研究施設から脱走したウサギさんに噛まれた青年に徐々にウサギの特徴が現れ、
最終的には発達したキバとツメをもつ殺人ウサギ男になってしまい、
なぜかナイスバデーなお姉さんとナイスバデーでもないお姉さん(予算の都合?)達が
バニーガールの格好でたまにポロリもあるよサービスをしてくれながらウサギ男と戦うという、
なんだか説明するのも申し訳ないようなストーリーです。
怪奇!兎男
こちらは海外版パッケージ。
このリアルな獣感、本編ではついぞ見たことの無いクオリティなのですが・・・パッケージ詐欺だ・・・。
 icon-asterisk  ポイント 
原題はKottentail。
これはもうB級もC級も飛び越えたZ級。
私が今まで見た映画の中で一番お金が掛かってなさそうな映画でした。
残念ながら予告動画を見つけられず(当たり前か)、宜しければ皆さん
自力でレンタルして本編をご覧ください。

まず度肝を抜かれたのが、遺伝子研究施設から脱走したウサギさん。
なんとぬいぐるみです。どこにでも売ってそうな茶色いウサギのぬいぐるみ。かわいい。
始終ぬいぐるみ。リアルなウサギさんは一回も出てきません。きっと動物愛護の精神ですね。
ウサギさんの背後には隠す気も無いピアノ線的なものとか棒的なものも見えます。
最終的には人の手(監督?監督なの?)で動かしやがりました。
逃げたウサギさんを表現するために役者さんがポーイと投げたりもしました。
ぬいぐるみの段階で笑っていた私と友人はそこに至っては爆笑でした。

ウサギ男はウサギモンスター的なかぶりもの(これがまた微妙)の頭部分と手足をつけただけの青年です。
恐怖映画(この作品がこのジャンルに並んでいることにも物申したい気持ち)の
重要な要素であるスプラッターシーンも、ツメでやられた被害者の頭が飛んだと思ったら
『 ポスッ 』 とものすごく軽い音を立てて芝生に落ち(マネキンよりも軽い感じだったのでゴム製か)、
被害者のお腹がウサギ男にかっさばかれる場面では
「 肉屋さんで廃棄される内臓を貰ってきて、血のりと一緒に適当な肌色に塗ったゴム袋に詰めたんだろうな 」 と
素人目にも人間の内部構造では無い感が満載。

いかがでしょう、あまりのことについご説明にも熱が入ってしまいましたが
ここまでご説明したら逆に見たくなってきたのではないでしょうか。
当然ながら置いてある店舗のほうが少ないと思いますので、もし見かけることがあったら是非レンタルを。
そして滅多にお目にかかれないZ級感を思う存分味わってみてください。
でも1人で見ると 「 なんでこんな映画見ちゃったんだろう・・・しょうもない orz 」 と
我に返って虚しくなるかもしれないので、出来れば2人以上で笑いながらご覧ください。

SAW (2004年公開)

 icon-film  あらすじ 
老朽化した広いバスルームで目覚める二人の男、ゴードンとアダム。
二人は部屋の対角線上の隅にそれぞれ足を鎖で繋がれ、中央には誰とも知れない死体。
手元にあるのは、鎖を切るには頼りない細い糸ノコギリだけ。
SAW
ゴードンとアダムが自分たちの置かれている状況に混乱する中、
ジグソウと名乗る犯人から 「 6時までに相手を殺すか、自分が死ぬかを選べ 」 というルールが伝えられます。
当然二人は相手を殺すことも自分が死ぬことも選べず、どうにか脱出するべく周囲を調べ始めます。

これはジグソウが用意した『 極限状態に置くことで命の意味を見出させる 』 ためのゲーム。
少しずつ状況が明らかになる中、ゴードンとアダムは生きてバスルームを脱出できるのか。
ジグソウに部下を殺された刑事は真実に辿り着けるのか。
そして生死を賭けたゲームを仕組んだジグソウの正体とは?

映画「ソウ」日本版劇場予告

 icon-asterisk  ポイント 
総制作費120万ドルの低予算、18日間の短期間で制作されたとは思えないほど工夫された映画です。
ホラー・サスペンス好きさんなら既に一度はご覧になっていると思うのですが、
これから勇気を出して見てみようという方のためにご紹介してみました。

見終わった後でちょっとモヤッとしますが、それも後を引く味わいだと思えばまた楽しい。
このモヤッと感、 『 セブン 』 や 『 ミスト 』 に通じるものがあります。

シリーズ全部で確か7作くらいあるのですが、2まで見れば充分じゃないかと。
新しくなるごとに 『 より残酷で痛そうな死に方(殺し方) 』 をひねり出している感が出てきて
ストーリーの設定やシチュエーションを活かそうという工夫が減ってきます。
シリーズものの悲しい宿命どおり、1作目が一番面白かったです。

蝋人形の館 (2005年公開)

 icon-film  あらすじ 
大学生の主人公と友人達一行は、キャンプ場(ホラー映画におけるキャンプ場の登場率は高い)で
一泊した後で車が故障し(ホラー映画における車の故障率は高い)修理のために近くの町に向かいます。
その町には一軒の不気味な蝋人形館があり、館の住人によって主人公達は一人また一人と・・・。

 icon-asterisk  ポイント 
お前も蝋人形にしてやろうかー!(Byデーモン小暮閣下)とは関係ありませんが
端的に言うと内容はそんな感じのような。
蝋人形の館
戯曲を映画化したもので、オリジナルが1933年版、リメイクが1953年版、この2005年版は3度目の映画化です。
ストーリーや演出もよく出来ていますし、蝋人形のクオリティも高く、
「 おおお痛い痛い痛い 」 という猟奇シーンの加減もちょうど良いので
「 深く考えなくていい、ホラーらしいホラーが見たい 」 という気分の時におすすめの作品です。

こちらは予告というよりはオープニング部分を抜き出した動画です。
[予告編] 蝋人形の館

いやぁ~、映画って本当に素晴らしいものですね

水野晴郎さんの映画解説 好きでした。

他にも面白い映画はいっぱいあるはずなのですが今とっさに思い出せないのでひとまずこの辺で。
普通の映画ももちろん素晴らしいですが、
ホラー好きさんやゾンビ好きさんがもっと増えればいいなという願いを込めてご紹介しました。
ニコニコ動画の生放送では毎年夏にホラー百物語とかやってますので是非。
ホラー映画はもちろん、稲川潤二さんの怪談や心霊写真特集なんかもあって楽しいです。
基本的には無料で見れるし、皆さんのコメントと一緒に見ていると
一人じゃない感じがして安心して見れるのでオススメですよ。

皆さん、どうぞ良い夏休みを ヾ(=・ω・=)

 良かったら押してみてください♥

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