Internet Explorer 最新バージョンへの更新

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IEサポート更新まで
2016年1月12日、Microsoftが提供しているブラウザ(Web閲覧用ソフト)である
Internet Explorer(IE)のサポートポリシーが変更されます。
この変更によって、Windows OSの各バージョンごとに最新バージョンのInternet Explorerのみが
サポート対象となるため、以前のバージョンを使っている方や、
最新のInternet Explorerに変更されると困る!という方は注意が必要です。


 目次 

各OSと対応するIEのバージョン
IEバージョンの確認方法
1月12日の更新プログラム『 KB3123303 』
最新のIEにしないといけない理由
  ∟セキュリティの限界
何が何でも新しいIE 11にはしたくない場合
  ∟Internet Explorerの自動更新を停止する
  ∟Windows Updateを手動更新にする
  ∟レジストリを編集する
  ∟自動配布の無効化ツールキットを使う
旧バージョンのIEに戻す方法
  ∟再インストールする
  ∟復元ポイントまで戻す
  ∟最終手段はリカバリー


各OSと対応するIEのバージョン

現在提供されているInternet Explorerの最新バージョンは Internet Explorer 11 です。
ちなみにWindows10ではInternet Explorerではなく、後継ブラウザの
Microsoft Edgeが提供されているので今回のお話にはあんまり関係ありません。
IEサポート変更内容

IEバージョンの確認方法

自分のInternet Explorerのバージョンなんて気にしたこともなかった、という方は
この機会に以下の手順で確認してみてください。

こちらはWindows7におけるInternet Explorer11の操作画面です。
他OSやInternet Explorerのバージョンによって多少の違いはありますが
基本的には設定メニュー内にバージョン情報があるはず。
IEバージョン確認方法
大抵の方は自動更新(Windows Update)や、Internet Explorerを開いた時の更新推奨メッセージによって
最新のInternet Explorerにしているはずです。

また、Internet Explorer10以降をお使いであれば、
バージョン情報のウィンドウ内にある【 新しいバージョンを自動的にインストールする 】の
チェックを外すと自動更新を止めることができます。
ただ、Web閲覧のための技術更新やセキュリティ対応の観点から
出来るだけ最新のブラウザを使うことが推奨されているため、
特に古いバージョンを使う理由が無い方は基本的にチェックをしたまま、
きちんと随時新しいバージョンになるようにしておきましょう。

1月12日の更新プログラム『 KB3123303 』

1月12日頃にWindows Updateでパソコンにインストールされる予定の
更新プログラムのファイル名はKB3123303です。
詳しくはMicrosoftサポート情報をご覧ください。

Windows Updateを通常の自動更新に設定している場合はパソコンを起動・シャットダウンした際の
更新でこのプログラムが入ってきて、最新のInternet Explorerを使っていない場合は
『 最新版のInternet Explorerに更新してね! 』 というメッセージが表示されるようになります。

最新のIEにしないといけない理由

Internet Explorerだけではなく、Google ChromeでもFirefoxでもSafariでも、
どのブラウザにおいても最新のバージョンを使うことが推奨されています。

最新バージョンが推奨される主な理由は以下の3つ。

 icon-smile-o 複数のバージョンをサポートするのではなく最新のバージョンのみサポートすることで、
  技術開発費や検証の手間が軽減され、そのぶん新しい技術やセキュリティの強化に充てることができる。

 icon-smile-o 日々進化していくWeb上の技術に対応し、スムーズで快適な閲覧を行うことができる。

 icon-smile-o 過去のバージョンで見つかったセキュリティ上の脆弱性を
  新しいバージョンでは改善し、より安全に使うことができる。

中でも重要なのが3つ目のセキュリティの問題です。
特にInternet Explorerの過去のバージョンはセキュリティの穴がちょいちょいあったので
悪い人達から狙われやすく、しかもこれからサポートしてもらえないということは、
ゼロデイ・アタック(セキュリティの穴に誰も気づいてない内に行われる攻撃)に対する
防御ができない状態であり、それによって何か被害があってもMicrosoftは責任を負えないし
どうなってもしらないよ、ということです。

ゼロデイ・アタックについて詳しくはこちらの過去記事をご覧ください。
 icon-hand-o-right Internet Explorer へのゼロデイ攻撃にご注意を

セキュリティの限界

Internet Explorerのバージョンが古くて悪い人が狙ってきても、
ウイルスセキュリティソフト入れとけばいいんじゃないの、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、いくらセキュリティソフトが頑張っていても、
Internet Explorerのセキュリティの穴からこっそり侵入され、
まず真っ先にセキュリティソフトのプログラムが 『 ●●の実行ファイルは見逃す 』 という風に
書き換えられてしまったらどうしようもありません。
玄関をセキュリティソフトが厳重に守っていたのに、
Internet Explorerという窓が一つ開いていたために悪い人に侵入され、
しかも中から玄関も開けられて仲間を呼び込まれてしまったようなものですね。

更に中国製のセキュリティソフトや、
PCのスピードアップをうたった詐欺ソフトなどをインストールしている場合は
そのソフトがハッカーと手を組んで襲ってくる可能性もあります。

できる限り安全にパソコンを使えるように、どのプログラムソフトも
出来る限り最新のバージョンに更新して使うことをおすすめします。

何が何でも新しいIE 11にはしたくない場合

上で申し上げたとおり、本当は常に最新のブラウザを使うことをおすすめしたいのですが、
やむをえない事情で古いバージョンのInternet Explorerを使っている方もいらっしゃるかと思います。
業務用の専門ソフトがInternet Explorerの10までしか対応していない、
新しいソフトを開発して入れ替えとなると費用が掛かり過ぎる・・・というような場合ですね。

Internet Explorer11が提供されるようになって1年以上経っているので
古いバージョンで居たい方は既に何かしらの対策を取っているかと思いますが
改めて対応策をまとめてご説明いたします。

Internet Explorerの自動更新を停止する

こちらの手順が可能なのはInternet Explorer10以降をお使いの場合です。
Internet Explorerを開き、右上のメニュー⇒バージョン情報のウィンドウ内にある
【 新しいバージョンを自動的にインストールする 】のチェックを外します。
IEバージョン確認方法

Windows Updateを手動更新にする

スタートボタンから【 すべてのプログラム 】⇒【 Windows Update 】を開き、
左メニュー内の【 設定の変更 】をクリックします。
Windows Updateを手動更新
通常は 『 自動的にインストールする 』 に設定されているので、
『 ダウンロードやインストールを行うかどうかは選択 』 のどちらかをクリック
⇒【 OK 】をクリックしてして完了です。
手動に変更

例えば今回のサポート変更に伴うInternet Explorer11への変更を促す更新プログラムは
KB3123303 』 です。
この更新プログラムが表示されたら、チェックを外してダウンロードしないようにするか、
非表示にしてインストールされないようにしましょう。

レジストリを編集する

レジストリをいじってInternet Explorerの更新通知を無効にする方法が
Microsoftのサポートページ内の
How to disable the notification feature(通知機能を無効にする方法)の項目に記載されています。

ただ、レジストリはWindowsの重要な設定やプログラムファイルが置かれている場所で、
うっかり間違った編集をすると、最悪の場合はパソコンが起動しなくなります。
レジストリを編集する際は必ずバックアップを取り、自己責任の元で慎重に行ってください。

自動配布の無効化ツールキットを使う

Microsoftから新しいInternet Explorerのインストールを無効化するツールが提供されています。
Internet Explorer 9 自動配布の無効化ツールキット
Internet Explorer 10 自動配布の無効化ツールキット
Internet Explorer 11 自動配布の無効化ツールキット

それぞれのInternet Explorerのバージョンに対してキットを使用する必要があるため、
Internet Explorer 8のままで居たい場合は9、10、11全てのキットをインストールする必要があります。

旧バージョンのIEに戻す方法

気が付かず自動更新でInternet Explorer11になってしまった、
いつもやっているオンラインゲームが10までしか対応してないのに!という場合などに
旧バージョンのInternet Explorerに戻す方法はいくつかあります。

再インストールする

Internet Explorerを一度アンインストールして、
旧バージョンのInternet Explorerをインストールし直します。

ただこの方法が今回の更新以降も可能かどうかがまだ分かりませんので
何か判明しだい追記したいと思います。

復元ポイントまで戻す

Windows Vista以降のWindowsでは、自動でバックアップを取る設定になっています。
自分でバックアップを止めていない限り、バックアップデータが自動で保存されているはずなので
そのデータを使って、Internet Explorerの新しいバージョンが入る前に戻します。

詳しくは以下のMicrosoftサポートページをご確認ください。
自動バックアップ設定をセットアップまたは変更する
ファイルをバックアップから復元する

最終手段はリカバリー

パソコン購入時に付属しているリカバリーディスクや、
HDD内部のリカバリーデータを使って、リカバリーで工場出荷時のデータ状態に戻せば、
その機種に最初から入っていたInternet Explorerのバージョンに戻ります。

ただ、リカバリーを行うと当然自分で保存したデータや設定もまっさらな状態に戻ってしまうため
リカバリー前に必ず大事なデータはバックアップを取るようにしましょう。

違うブラウザを使う

Internet Explorer以外のブラウザを使ってみるのも良いかもしれません。
Google Chrome、Firefox、Safariあたりが一般的なブラウザですね。

過去記事
インターネット閲覧をもっと便利に快適に 【1】ブラウザの違い編をご参考ください。

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