ネット上で自分を追いかけてくるクッキーやトラッキング機能をOFFにする

ウェブのクッキー機能

クッキーによって発生する事象

Twitterにログインする度に通知メールが来てうざい。
全然ウチじゃない住所が記載されているから不正アクセスされたかと思ったじゃねえかコノヤロウ。

テキストボックスに勝手に自分の住所氏名が入力される。
そこは住所欄じゃねえ。

『 掃除機 』を検索して通販サイトで見た後から他サイトの広告にも同じ商品が出て来る。
そんなに何個も掃除機買うわけ無くない?

Webの中を日々フラフラしていると、良くこういった事が起きます。
この現象を引き起こしているブラウザの機能がCookie(クッキー)、あるいはTracking(トラッキング)という名前の機能です。

それぞれの単語の意味

ブラウザとは

あなたがこうしてネットを見るために開いている機能のこと。
Internet ExplorerとかEdgeとかGoogle ChromeとかSafariとかFirefoxとか色々ありますね。
それぞれ得意なこと(表示速度が速いとか、拡張機能のオプションが多くて楽しいとか)や苦手なこと(セキュリティの穴があるとか、フリーズしやすいとか)があり、著名なブラウザは大体が無料公開されているのでお好みでブラウザを選んでインストール&使用することができます。

Windows OSが入っているパソコンに初期搭載されているのはInternet ExplorerやEdgeですが、別にGoogle ChromeやSafariを使ってもいいし、AppleのMac OSが入っているパソコンに初期搭載されているSafariを無視してFirefoxを使ってもいいのです。
ちなみにスマホでも同じように初期搭載のブラウザ以外のブラウザアプリをインストールして使うことができます。

例えば私は自社サイトの見え方を確かめるため(ブラウザによって色味が違ったり余白がズレたりするので)代表的なブラウザをいくつもPCに入れて使っていますが、個人的にFirefoxが好きなので、ここ10年位ずっとFirefoxでネットを見ています。

ブラウザについて、より詳しい説明はこちらの記事をご覧ください。
インターネット閲覧をもっと便利に快適に 【1】ブラウザの違い編

Cookie(クッキー)とは

自分がブラウザでネット接続し、何かしらのサイトを見た時に自動的にコンピュータ内にその記録を一時保存する機能のことを言います。
ざっくり言えば、自分を追いかけて記録しているブラウザ上のストーカー(危険性はあんまりないがうざい)です。

このサイトに来たのは2回目で、前回は2016年の1月1日だったよね~、前にこのサイトで入力したIDとパスワードはコレだったからとりあえず先に入れとくね~、といった感じで、自分のブラウザ上の行動を保存しておいて、次回に同じサイトにアクセスした際にパスワード入力を省いたりページ表示を素早くして快適にネットを使ってもらうための機能がクッキーです。

いちいちパスワードとかアカウント名とか入力するの面倒だし、自動で入れてくれると助かるな、とクッキーをONにしている方も居れば、他人が自分のスマホやパソコンを使った時にパスワード自動表示されてログインされたらイヤだし、仕事で使うパソコンでお客さんに見せるのにテキスト履歴とか見られたら困る、とクッキーをOFFにしている方も居ます。
大体のブラウザでは基本的にクッキーONになっていると思うので、クッキーに動向を追われたくない方はOFFにしてくださいね

Tracking Cookie(トラッキング クッキー)とは

クッキーの中でも、あなたが検索した内容や見たサイトを追跡・記憶して、あなた向けにカスタマイズした『おすすめ広告』、『おすすめサイト』、Twitterでいえば『おすすめユーザー』、『PR広告』などを表示させている機能がトラッキングと呼ばれる機能です。
また、このトラッキングを無効にするトラッキング拒否を『 Do Not Track 』と呼ぶ場合もあります。

Amazonでクッションを買ったら、他のサイトの広告欄でずーっと同じクッションが表示される。
YouTubeで猫動画を見ていたら、横の関連動画が猫で埋まり、他のサイトでも猫グッズと猫の餌の広告が表示される。
『自動車』と検索した日から、車の動画広告や自動車保険の広告がずっと出てくる。
その犯人がトラッキングクッキーです。

いわば自分の趣味嗜好が保存され、それが訪問したサイトの広告欄などに反映されているのです。
これも何かストーカーされているみたいで気持ち悪いな、という方はOFFに、おすすめ広告が出るならそっちのほうが嬉しい、という方はONにしておくと良いでしょう。

ただし、トラッキング機能に関しては『個人を特定する状態でデータ取得しない 』ものである限り、その取得を制限する法律は存在しません

つまり、
・このパソコンから良く検索されているキーワードは【 インテリア 】
・GPSから判断して●●市■■町に住んでいる人達は一戸建てを探している人が多い
・よく視聴している歌からしてこのパソコンユーザーの年代は30代
・通販購入している内容からコンタクトを常用している
こういった内容は個人情報と呼ぶにはおぼろげで、個人を特定するものではないとして企業やサイト運営者が取得・保管することや、ビッグデータとしての利用は自由になっています。
そのため、トラッキングをOFFに(拒否)していても、それを無視してトラッキングが使われることがあります
これは現状ではどうしようも無いので、あまり気にしないのが一番です。

クッキーの削除

クッキー機能をOFFにしていない(常時ON)にしている場合、ブラウザのデータの中に、あなたが見たサイトや入力したパスワードの情報がずっと蓄積されていきます。
当然、それをずっと溜め続けるとデータの量が増えていくので、そのせいでブラウザの動作が遅くなってしまうことがあります。

前よりネットでページを開く速度が遅くなった?とか固まって見れないサイトがあるんだよねー、とかそんな時にはこの蓄積されたクッキーデータを削除すると改善されることがあります。
クッキー食べすぎてお腹が重くて動けないブラウザさんの消化を手伝ってあげるのです。

パスワードが消えたら困る方も、削除する内容は選択できるので、パスワード以外の項目のクッキー削除をすることもできます。
以下でクッキー削除、クッキー機能のON/OFF、トラッキング拒否の設定をご説明します。

クッキーの削除、ON/OFF、トラッキング拒否の方法

クッキーのデータを削除したい時や、そもそも機能を止めたい時にはお使いのブラウザで設定を操作してOFFにする必要があります。
ここでは主なブラウザのクッキーに関する操作をご説明しています。
それぞれのブラウザの設定方法をご確認ください。

Internet Explorerの場合

Internet Explorerのクッキーを削除する

Internet Explorerの上部メニューから【 ツール 】をクリック、【 閲覧履歴の削除 】をクリック。
Internet Explorerクッキー削除
※もしメニューバーが収納されて見えなくなっている場合は、Internet Explorerの上部の何もないところを右クリックして【 メニューバー 】にチェックを入れてメニュー表示させてください。
Internet Explorerのメニューバー表示
『 クッキーとWebサイトデータ 』にチェックが入っていることを確認して【 削除 】をクリックするとクッキーのデータが削除されます。
Internet Explorerクッキー削除2

Internet Explorerのクッキー機能のON/OFF設定

ブラウザ画面右上のメニューボタンをクリック、【 インターネットオプション 】をクリック。
Internet Explorerクッキー設定01
【 プライバシー 】タブを選択し、【 詳細設定 】をクリック。
Internet Explorerクッキー設定02
プライバシーの詳細設定ウインドウが開くので、『 自動Cookie処理を上書きする 』 にチェックを入れてから、ファーストパーティ、サードパーティのそれぞれでクッキーをどうするかチェックを入れてください。
それぞれチェックをしたら【 OK 】で完了。
※例えば、Yahoo!のトップページにアクセスした時、Yahoo!はファーストパーティで、横に表示されている広告がサードパーティです。
広告会社にクッキー取られるのイヤだな、という方はサードパーティのみ拒否してみてください。
Internet Explorerクッキー設定03

Internet Explorerでトラッキングを拒否する

ブラウザ画面右上のメニューボタンをクリック、【 セーフティ 】をクリック、【 Do Not Track 要求を無効にする 】をクリック。
Internet Explorerのトラッキング拒否
トラッキングを許可するかどうか(今は許可してますよ)というウインドウが表示されるので【 無効にする 】をクリックして、一度Internet Explorerを閉じて、再度Internet Explorerを起動すると、トラッキングを拒否する設定が完了します。
Internet Explorerのトラッキング拒否2
※トラッキングをOFFに(拒否)していても、それを無視してトラッキングが使われることがあります。

Firefoxの場合

Firefoxのクッキーを削除する

ブラウザ上部メニューの【 履歴 】をクリック、【 最近の履歴を消去 】をクリック。
Firefoxのクッキー削除1
『 Cookie 』の項目にチェックが入っていることを確認して【 今すぐ消去 】をクリックして完了。
※閲覧ページの履歴などは残したい場合はチェックを外してください。
Firefoxのクッキー削除2

※上部のメニューバーが何かの拍子に消えてしまっている場合は上部の余白部分を右クリックして 『 メニューバー 』 をクリックしてチェックを入れてください。
Firefoxのメニューバー表示

Firefoxのクッキー機能のON/OFF設定

デフォルトでクッキー機能がONになっているので、不要な場合はOFFに切り替えます。
Firefoxメニューボタンをクリックして、【 オプション 】ボタンをクリック。
Firefoxのクッキー設定1
【 プライバシー 】タブを選択して、履歴の項目を確認してください。
Firefoxのクッキー設定2
履歴を記憶させる…クッキーON、基本はこの状態
履歴を一切記憶させない…クッキーOFFにする
記憶させる履歴を詳細設定する…クッキーについて細かく設定する
Firefoxのクッキー設定3
【 記憶させる履歴を詳細設定する 】を選ぶと、お好みで設定を決めることができます。
たとえばこちらの画像の状態だとこんな設定になっています。
・サードパーティCookieの保存;常に拒否
 クッキーの設定がどうであっても、見ているサイトとは違う第三者(サードパーティ)、
 つまり広告等のクッキーだけをブロックします。
・Cookieを保存する期間;Firefoxを終了するまで
 Firefoxを閉じたら自動的にクッキーデータを消去します。
Firefoxのクッキー詳細設定

Firefoxでトラッキングを拒否する

デフォルトではトラッキング拒否(Do Not Track)機能がOFFになっている、つまりトラッキングを許可しているので、拒否したい方は機能をONにする必要があります。

クッキーと同じく、メニューボタン⇒【 オプション 】⇒【 プライバシー 】タブを開きます。
Firefoxのトラッキング拒否1
一番上の 『 トラッキング(行動追跡) 』 の項目で、【 Do Not Track の設定を管理 】をクリックし、【 Do Not Track を常に有効にする 】にチェックを入れ【 OK 】をクリックすると、トラッキング拒否(Do Not Track)機能がONになり、トラッキングを拒否することができます。
Firefoxのトラッキング拒否2
※トラッキングをOFFに(拒否)していても、それを無視してトラッキングが使われることがあります。

Google Chromeの場合

Chromeのクッキーを削除する

ブラウザ画面右上の【 Google Chromeの設定 】(縦3つの・・・)をクリック、【 設定 】をクリック。
Chromeのクッキー削除方法01
設定画面の一番下の【 詳細設定を表示 】をクリック。
Chromeのクッキー削除方法02

クッキーデータをすべて削除したい場合

『 プライバシー 』 の項目の【 閲覧履歴データの消去 】をクリック。
すべてのクッキー削除01
期間は 『 すべて 』 で、チェックが入っている項目が消去されてOKなら【 閲覧履歴データを削除する 】をクリックして完了。
・期間指定をしたい場合は 『 すべて 』 のボタンをクリックして指定
・パスワードやテキスト入力したフォームデータも削除したい場合はチェックを入れる
すべてのクッキー削除02

何のクッキーがあるのか確認してからすべて削除したい場合

『 プライバシー 』 の項目の【 コンテンツの設定 】をクリック。
Chromeのクッキー削除方法03
コンテンツの設定画面上部の【 すべてのCookieとサイトデータ 】をクリック、現在保存されているクッキーを確認して、全部削除したい場合は右上の【 すべて削除 】をクリックして完了。
Chromeのクッキー削除方法(すべて削除)

特定のクッキーを削除したい場合

うっかり広告をクリックしちゃったけど、変なサイトだったしクッキー残ったらヤだな、という時や、拡張機能入れてたけどもう削除したからその残骸が残ってたら消しときたい、という時などは自分で選んでクッキーを削除することができます。

『 プライバシー 』の項目の【 コンテンツの設定 】をクリック。
Chromeのクッキー削除方法03
削除したい項目をクリックして選択、右に出てくる【 × 】をクリック。
Chromeのクッキー削除方法(特定のクッキー)

Chromeのクッキー機能のON/OFF設定

ブラウザ画面右上の【 Google Chromeの設定 】(縦3つの点々)をクリック、【 設定 】をクリック。
ChromeのクッキーOFF01
設定画面の一番下の【 詳細設定を表示 】をクリック。
ChromeのクッキーOFF02
『 プライバシー 』 の項目の【 コンテンツの設定 】をクリック。
ChromeのクッキーOFF03
あとは以下のお好みによって設定を変更して、最後に【 完了 】をクリックしてください。

クッキーを常時ONにしてデータ保存・例外を登録

『 ローカルへのデータ設定を許可する(推奨) 』にチェックが付いていたらクッキーは常時許可・ONの状態です。
デフォルトの設定でこれになっているはずなので、クッキーを保存したくない方は設定を変更する必要があります。

また、常時クッキーをONにしていても、【 例外の管理 】から例外としてブロックしたいサイトを登録して弾くことができます。
ChromeのクッキーをON

全てのクッキーを拒否(OFFにする)・例外を登録

『 サイトからのデータ設定をすべてブロックする 』 にチェックを入れると、クッキーが保存されず、追跡を常時ブロックすることができます。
また、ログインが必要なサイトの大半においてログインしての利用ができなくなります。
いつも行くサイトもログインできないのは困る、という方はこれでクッキーをブロックしておいて【 例外の管理 】から自分がいつも利用するサイトだけクッキーを残す、という使い方ができます。
Chromeのクッキーをブロック

ブラウザを閉じるまでクッキーを有効にしておく

『 ブラウザを終了するまでローカルデータを保存する 』にチェックを入れると
Chromeを開いてからクッキーの保存が始まり、Chromeを閉じた時にデータが削除されます。
クッキーは残したくないけど、さっき入れたパスワードとかをとりあえず今日ブラウザ開いてる間だけ保持しといてほしい、という方はこちらの設定の方が便利かもしれません。
Chromeのクッキーを一時的にON

広告のCookieだけブロックしたい

別に普通のサイトはいいんだけど、広告に追いかけられるのはイヤ、という時に便利なのが『 サードパーティのCookieとサイトデータをブロックする 』 。
クッキーの設定がどうであっても、見ているサイトとは違う第三者(サードパーティ)、つまり広告等のクッキーだけをブロックします。
サードパーティのCookieだけブロック

ブロックした証拠を確認

例外サイトとして登録してブロックした場合や、全てのクッキーをブロック設定している場合など、Webサイトがクッキーを取得しようとした時にブロックすると『ブロックしたよ!』という意味でアドレスバーにクッキーのマークが表示されるので確認してください。
Chromeのクッキーブロックアイコン

Chromeでトラッキングを拒否する

ブラウザ画面右上の【 Google Chromeの設定 】(縦3つの・・・)をクリック、【 設定 】をクリック。
ChromeのクッキーOFF01
設定画面の一番下の【 詳細設定を表示 】をクリック。ここまではクッキーの設定と同じですね。
ChromeのクッキーOFF02
『 プライバシー 』 の項目の一番下にある『 閲覧トラフィックと一緒に「トラッキング拒否」リクエストを送信する 』 にチェックを入れて、トラッキング拒否についての説明を確認して【 OK 】をクリックすると、トラッキング拒否がONになります。
ChromeのクッキーOFF03
ただ、説明にも出てくる通り、トラッキングの拒否を受け付けないサイトもあるので、そういったサイトには効力がありませんが、拒否を受け付けてくれるサイトやサービスであれば言うことを聞いてくれます。

Safariのクッキーとトラッキング

Safariのクッキーを削除する

ブラウザ画面右上のSafari一般設定アイコンをクリック、
【 設定 】をクリック。
Safariのクッキー削除01
【 プライバシー 】タブを選択し、【 すべてのWebサイトデータを削除 】をクリック。
確認メッセージが出るので、宜しければ【 今すぐ削除 】をクリックしてください。
Safariのクッキー削除02
※削除する前に、何のクッキーが残っているのか見たい場合は【 詳細 】をクリックしてください。

Safariのクッキー機能のON/OFF設定

ブラウザ画面右上のSafari一般設定アイコンをクリック、
【 設定 】をクリック。
Safariのクッキー削除01
【 プライバシー 】タブを選択し、『 クッキーをブロック 』の項目からクッキーのブロックについてお好みで選択してください。
●知らないサイトや広告のみ(初めて訪れたサイトや、評判の悪い広告をブロック)
●常に(クッキーを常にブロック)
●しない(クッキーの常時ONを許可)

Safariのクッキー設定01
※クッキー設定の下部にある『 Webサイトによる位置情報サービスへのアクセスを制限 』 の項目も不要な方は【 確認せずに拒否 】にしておくと安心です。
逆に地図サービスや天気予報サービス等の地域情報が必要なサイトを利用したい方は【 Webサイトごとに毎日1回確認 】にしておくと良いでしょう。

Safariでトラッキングを拒否する

※この機能はMacのPCやiPhoneでのみ可能なようです。
Safariを起動した状態で、デスクトップ上部メニューバーの【 Safari 】をクリック、【 環境設定 】をクリック。
『 プライバシー 』 を選択し、【 Webサイトにトラッキングの停止を求める 】にチェックを入れてください。

※トラッキングをOFFに(拒否)していても、それを無視してトラッキングが使われることがあります。

クッキーの名前の由来

ちなみに、この機能が何だか美味しそうなクッキーという名前になった由来には諸説あります。

情報入りのフォーチュン・クッキー

江戸時代に流行った『 辻占煎餅 』という、運勢占いの紙片が入った煎餅が、中華系移民によってアメリカに渡って『 フォーチュン・クッキー 』となりました。
クッキーを作った人⇒運勢の情報⇒クッキーを食べる人、という情報が渡る構図からサービスを提供している人⇒情報⇒サービスを使用する人、というコンピュータープログラムが情報をやり取りするトークンの流れをマジック・クッキーと呼ぶようになり、そこから現在のユーザーとブラウザの情報のやり取りを記録・活用するHTTP cookieとなった説。

バラエティのキャラクター

1960年代にアンディ・ウイリアムスのバラエティ番組のワンコーナーで
クッキー・ベア 』というクマのキャラクターが居ました。
毎回どうにかクッキーを手に入れようと頑張るクマ。ウロつき、ねだり、けして諦めず、アンディのショータイムの妨害もする。
「 Not Now…Not Ever……NEVER!!(今はやらん…二度とやらん……絶対にだ!!) 」
とアンディがキレるまでがお約束。
クマの要求とアンディのお約束なキレ台詞、ここからホスト側の要求と帰ってくる応答を連想した、とう説。
アンディとクッキー・ベア
妙にリアルなクマ着ぐるみなところがアメリカらしい感じ。

IBMのブラウンさんのイタズラ

1970年代、IBMのオペレーターであるセスさんが、上記のクッキー・ベアにインスパイアされて、ホストコンピュータからユーザーPCをロックして締め出し【 I WANT A COOKIE(クッキーを寄越せ) 】とメッセージを表示、ユーザーが『cookie』とキーボードで入力するまでPCの動作権限を返さないというイタズラを仕掛けて遊んでいたところから、ユーザーPCからサーバー側にユーザーの情報を送るクッキーという名前になった説。

全部それっぽい…ほんとの由来はどれでしょうね?
ネットの広大な海に沈んでいった真実はもう誰にも分からないのかもしれません。
Apple社の社名およびロゴマークの記事でご紹介したように、
「1001001 1000010 1001101・・・8ビット8ビット8ビット・・・っと。ああ面倒くさい、大体8ビットで一塊なんだからもうその単位の呼び方決めといたらいいじゃん。なんとなく一口ずつかじってるっぽいからbiteでいいじゃん。あ、でもbitと紛らわしいから『i』は『y』に変えてbyteにしようぜ」
とIBMの開発者・バックホルツさんがバイトという情報量の単位を決めたように、IBMのひとは分かりやすく面白いコンピュータ用語を作るので、クッキーもIBMのひとが由来だったら面白いなあと思います。

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