2017年6月版・私が最近見た映画(ホラー多め)

    icon-clock-o読了時間:約39分31秒

おすすめ映画(ホラー多め)
2017年4月版・私が最近見た映画(ホラー多め)に続き、
最近見た映画を定期的にお伝えしているコーナー。

相変わらずぼんやりした粗筋&そこそこのネタバレを含んでいるので
ネタバレ困る!という方は引き返していただいたほうが宜しいかと思います。
あと私はどんなジャンルの映画も好きですが、
中でもゾンビ映画などのホラーやモンスターパニック系が好きなのでそっちが多めです。

また、どれほど雑な映画でも 「 これはこれで…アリだな!(=ФωФ=) 」 と
思ってしまう緩い目しか持っていない私の紹介なので、
あんまり皆さんの鑑賞の参考にはならないかもしれませんが
宜しければお暇つぶしとしてお付き合いください。

映画ライン
 icon-film 目次 icon-film 
  ゴール・オブ・ザ・デッド
  マンイーター
  ナイト ミュージアム 1&2
  ジュラシック・ブリーダー
  メガ・スパイダー
  イントゥ・ザ・ストーム
  クラウン

  プチ情報 icon-coffee 『 IT-イット- 』:鬼さんこちら
  プチ情報 icon-coffee 『 Eeny, meeny, miny, moe 』:どれにしようかな
映画ライン


ゴール・オブ・ザ・デッド

 icon-film  あらすじ 
これといった戦績を残せず、年齢的にもそろそろだろうと
パリのチームで引退を迫られているサッカー選手・ロリ。(名前。ロリコンではない)
今度の試合はロリの地元(とても田舎)のスタジアムで行われる、地元チームとの対戦。
しかしロリは地元チームを裏切ってパリに移籍したと地元民から恨まれており、
昔のチームメイトで親友だったジャノはロリを試合で叩きのめそうと闘志を燃やしていました。

そんな中、ジャノの父親は怪しいドーピング剤(メイド・イン・ロシア?)をジャノに投与。
するとジャノは筋力アップどころか、みるみるゾンビ化。
ゾンビになってもロリへの闘争心を忘れていなかったジャノはスタジアムに突撃し、
観客や選手に謎の白い液体(バリウムっぽい)を吐きかけ、ゾンビ感染を広げていきます。

レッドカードで退場を食らっていたためにたまたま被害を逃れたロリは、
ロリの娘や父親、地元のフーリガン達となんとかゾンビから逃れて街を出ようと頑張ります。
ゴール・オブ・ザ・デッド

 icon-asterisk  ポイント 
2014年のフランス映画。
原題はそのまま 『 GOAL OF THE DEAD 』 。

人間とゾンビがサッカー対戦するのかと思ったらそうでもなかった。
ゾンビの頭をハイキックでハットトリックみたいな絵面を期待していたらそうでもなかった。
普通の市街地サバイバルゾンビパニックホラーコメディだった。

なんかやたらヒューマンドラマを絡めようとしたり、セリフ回しが冗長だったりするので、
フランス映画は人によって合う合わないが激しい気がするのですが、
この 『 ゴール・オブ・ザ・デッド 』 も、ゾンビらしいホラーコメディの中に
親子の関係、友情、監督の選手愛を頻繁に差し挟んで来るので戸惑います。
「 なんで今ここで、ちょっと良い感じのバラードを流してシリアス調にしようとした…?
  ここは笑う所なのか、いやでも結構マジなトーンでシリアスだし…? 」 と
最低4回くらい戸惑われるかもしれませんが、そこはさらっと流してください。
きっと国の文化の違いでお笑いの定石も違うのです。

監督、脚本の方々はフーリガンに何か恨みでもあるのか、
フーリガンなんて襲い掛かってくるゾンビみたいなものだと言いたいのか、
という風情でフーリガンが描かれている所がちょっと面白かったです。

あと、せめてものサッカーっぽい演出をしようとしたのか、
『 前半戦/死霊のキックオフ大乱闘編 』 と 『 後半戦/地獄の感染ドリブル編 』 の
前後編に無駄に(といったら失礼かもしれないが無駄感がすごい)構成が分かれています。
前半の監督がバンジャマン・ロシェ(過去作『 ザ・ホード 死霊の大群 』)、
後半の監督がティエリー・ポワロー(過去作『 エイリアンVSヴァネッサ・パラディ 』)と、
監督さんも前後編で分かれているというのはなかなか見ないので新鮮でしたね。

個人的には後編の方が好きです。
前半はちょっとまったりし過ぎというか、景色を映し過ぎ。
あと後半戦につなげるためとはいえ、人間関係を描き過ぎ。
トータルとしては良いゾンビ映画だったと思うのですが、
そのヒューマンドラマまじ要らねえから!とイラッとする方もいらっしゃるかもしれません。
あとエンド後のキャストクレジットで流されるオマケ部分も蛇足なので要らないかもしれない。


マンイーター

 icon-film  あらすじ 
世界を巡って旅行記事を書くライターのお仕事をしているアメリカ人のピートが
今回やって来たのはオーストラリアのカカドゥ国立公園。
世界遺産にも登録されている、2万平方キロメートルにも及ぶ広大な自然公園です。

地元のガイド 兼 クルーズ用小型船の船長・ケイトの案内で
大自然を楽しむ河川クルージングに出かけたピートら観光客が
目的のポイントまで到着し折り返そうとした時、誰かが上げた救命弾が見え、
救助に向かった上流で巨大な生物に船底を突き上げられ、船は故障。
仕方なく川の真ん中に盛り上がった中洲部分に避難するも、
姿を現した巨大なワニによって浅瀬に居た観光客の一人が食われてしまいました。
夜が来て満潮になれば中洲は沈み、皆してワニの餌食になってしまいます。
どうにか岸まで辿り着き、巨大ワニから逃げなければ…!
マンイーター

 icon-asterisk  ポイント 
2007年のオーストラリア映画。
原題は 『 Rogue 』 。
ローグとは 『 群れからはぐれ凶暴化した野生動物 』 という意味。

何はともあれハエが飛びすぎ。
密林とか湿地帯だと仕方ないのかもしれないけどハエ多すぎ。
ハエに負けず演技してる俳優さん達すごいなあ…オーストラリアってあんなにハエ居るのかなあ…
絶対に嫌だハエがこんなに居るところ…なんかすげえデカいダニとかも居るっていうし、
オーストラリアの大自然まじ恐怖だな…と、虫嫌いの私はちょっとテンションが下がりましたが、
それはともかくとして、最初の方は雄大な自然の映像が続くので
「 え?これドキュメンタリーじゃないよね?私が見てるのはパニックホラーだよね? 」
と何か間違えたのかと思わずタイトルをGoogle検索したほどでした。
いや、オーストラリアの大自然も美しくて素晴らしいので
いっぱい映してくれるのは別にいいのですが。

体長5メートル超くらいの巨大ワニとの攻防は
ベタながらもスリリングで、ワニの造形や動きも大満足。
ついつい引き込まれる映像です。
ゾンビでもエイリアンでも無く、ただのワニ(でもデカい)が相手ということで
リアルな恐怖というか、野生動物コワイ、というシンプルなテーマがはっきりしており、
モンスターパニック系の中でも正統派路線で勝負しているのが好感度高い。

しかしガイドのケイト(ヒロイン)に絡むウザイ田舎ヤンキーだった青年が
なんか唐突に勇敢な良い奴になった時にはびっくりしました。
なんだよ、やめろよ…お前そんなヤツじゃなかっただろ…。

あと犬。犬が忠犬で可愛い、そして最終的に悲しい。
カウボーイ&エイリアンにおける
ちゃっかり逃亡ボーダーコリーとは一線を画す忠犬でした。

巨大ワニに襲われる中、主人公のピートとヒロインのケイトはかなり頑張っているのですが、
その他のクルージングに参加していた観光客達のまとまりのなさたるや。
パニックホラーにありがちな 「 焦っているとはいえ、なぜそこでそんなバカな事を… 」 という
お約束も踏襲していてとても良かったです。


ナイト ミュージアム 1&2

 icon-film  ①のあらすじ 
起業しようとしては失敗し、現在は失業中の中年男・ラリー。
離婚した妻から「何をしても長続きしない、無職のあなたは息子に悪影響を与える」と
息子に会うことを禁じられそうになり、慌ててなんとか見つけた仕事は
ニューヨークにある自然史博物館の夜間警備の仕事。
前任の老警備員3人からマニュアルを受け取り、早速夜警として働くも、
その博物館は夜になれば展示物が命を得て動き始めるという秘密があったのです。

ティラノサウルスの骨格標本はまるで犬のように骨にじゃれつき、
ネアンデルタール人の蝋人形は火を起こそうとし、
モアイの石像はガムをねだり、騎馬民族は弓を射掛けてくるし、
西部開拓の礎となった探検家・ジェデダイアとローマ皇帝・アウグストゥスの
ミニチュアフィギュア達は仲間を率いて喧嘩を始め、
ルーズヴェルト大統領は悠々と馬を駆りラリーに話し掛ける。

そんな風に好き放題に動き回る展示物をなんとかして
朝まで大人しく館内に留めておかなければと悪戦苦闘するラリー。
そもそも展示物が動き出す原因は古代エジプトのファラオの秘宝・黄金の石板。
その秘密を知る前任の警備員3人はラリーに罪を着せ、展示物の大騒ぎに乗じて
金目の展示物を盗み出そうとしていたのです。
果たしてラリーは無事に仕事を全うし、息子の信頼を取り戻すことができるのか。
ナイト・ミュージアム

 icon-film  ②のあらすじ 
前作のあれこれから早2年。
ラリーは起業に成功して警備員を辞め、立派な社長になっていました。
忙しい仕事の合間、久しぶりに訪れた夜の自然史博物館で、展示物の皆から告げられたのは、
展示物の大幅リニューアルのために皆はお払い箱になり、ワシントンにある
スミソニアン博物館の地下保管庫に移送されてしまうという話でした。
しかし自分にはどうしようも無いと言うラリー。

箱詰めにされ移送されていく皆を見送るも、その日の夜、
展示物から助けを求める電話が掛かってきます。
移送された先のスミソニアン博物館で黄金の石板の魔力によって動き出した
古代エジプトのファラオ・カームンラーが、それを悪用して世界征服を目論み、
皆を襲っているというのです。
ラリーはアメリカの歴史が全て詰め込まれたスミソニアン博物館で、
再び展示物達と協力して事態を収拾しようと奮闘します。

 icon-asterisk  ポイント 
2006年のアメリカ映画。
原題は 『 Night at the Museum 』 。
続編である2は2009年公開。
原題は 『 Night at the Museum: Battle of the Smithsonian 』 。
更に2014年には完結編である『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』
(原題:Night at the Museum: Secret of the Tomb)が公開されました。

『 ナイト ミュージアム 』が日本での公開当初にかなりヒットして、
その後テレビでも何度か放映されていたような記憶があるのですが、
何か縁が無かったのか一度も見たことがなかったので今更ですが見てみました。

博物館独特の雰囲気と、歴史に思いを馳せる浪漫、
そこにアメリカ映画らしい明るいアドベンチャー感がプラスされた、
お子さんと一緒でも、大人だけでも楽しめる映画です。

この “ 歴史上の遺物や偉人が蘇り活躍する ” 設定が私はとても好きなので
( 小説『 魔界転生 』 に始まり ゲーム『 Fate 』 や 漫画『 ドリフターズ 』とか)
アメリカの歴史や偉人に詳しくなくても全く問題なく楽しく見られましたが、
歴史に詳しい方ならもっと楽しめるだろうなと思いました。

1のラストは凄くありがちなハッピーエンドなのですが、
Earth, Wind & Fireの 『 SEPTEMBER 』 がいい感じに流れて
テンションが高いまま終わるところが良かったです。

スミソニアン博物館が舞台になるパート2も楽しかった。
私もいつか行ってみたいと思っているスミソニアン博物館は
複数の博物館・教育研究機関からなる博物館群で、その展示物の総数はなんと1億4000万点以上。
国立航空宇宙博物館にはライト兄弟が初めて動かした飛行機やアポロ11号や月の石が、
国立自然史博物館には恐竜の骨からホープダイヤ(世界最大のブルーダイヤモンド。
持ち主を死に至らしめる呪いの宝石として有名)が、というように
各施設ごとに様々なテーマに沿って展示されています。
他にも歴代大統領の彫像や、アメリカで生まれた発明品、映画関連のグッズなどが
随時追加されて更に展示物が増えていくという、リアルタイムな生きた博物館でもあります。

2ではこのスミソニアン博物館を舞台に、ファラオとイワン雷帝、ナポレオン、アル・カポネが組んで
世界征服を狙ってみたり、ダースベイダーがチラリと出てきたりと豪華な顔ぶれ。
かの有名な写真 『 勝利のキス 』 の中にラリー達が入り込むシーンがあったり、
あの 『 考える人 』 が特に知恵は授けてくれない女好きのマッチョだったりと
展示物の豊富さの分だけシーンの展開があって面白かったです。

ここまで来たら大英博物館が舞台の三作目 『 エジプト王の秘密 』 も気になるので
借りて来ようと思います。
ちなみに三部作すべてが入ったBlu-rayボックスもお得に販売されているので、気に入った方は是非。
 ナイト ミュージアム トリロジー ブルーレイBOX
 (Amazonさんの商品ページが開きます)


ジュラシック・ブリーダー

 icon-film  あらすじ 
アメリカはテキサス州の郊外、タンブルウィードが風に吹かれてコロコロ転がってそうな
ひたすらに田舎なフォッシルリッジという町。
主人公のアビーはいつかこんな田舎から出ていってやろうと思いながらも
亡くなった母親の残したローンの支払いのためにセクハラ店長(すげえうざい)の元で
ウェイトレス兼ガソリンスタンド店員としてバイトに勤しむ毎日を送っています。

そんなアビーのご近所さん(とは言っても田舎なので結構遠い)である怪しい老人は、
自宅の離れの小屋の中でこっそり恐竜を育てていました。
一方、町の外れでは酷く損傷した遺体が発見され、FBIの捜査官が調査にやって来ます。
そしてたまたま町にやって来た大学生グループやドサ回り中のアーティスト達も巻き込んで、
小屋から解き放たれた恐竜との追いかけっこが始まります。
ジュラシック・ブリーダー

 icon-asterisk  ポイント 
2013年のアメリカ、ロシア映画。
原題は 『 RAPTOR RANCH 』 。
たぶんRAPTORは猛禽型恐竜のラプトルという意味なので、
『 ラプトル牧場 』的なタイトルですかね。

恐竜に襲われる田舎町。
近所の怪しいオッサンがどうやって恐竜を復活させたのかは語られないままというザックリ設定。
おバカな登場人物が食べられ、逃げ、ちょっと戦い、ドッタンバッタン。
全体的にうすーく薄めたジュラシック・パークだと思っていただければ。
ジュラシック・パークがカルピス原液だとしたら、
このジュラシック・ブリーダーは水に原液を1滴混ぜたくらいの。
パッケージの迫力はちょっとした詐欺だと思う。

なんかB級よりも下の、かといって 『 怪奇!兎男 』 みたいにZ級というほど突き抜けてもなく、
すごい中途半端なG級くらい…?みたいなモヤッと感があります。
CGが微妙、グロさも微妙、恐竜vs人間の戦闘も微妙、登場人物のキャラクターも微妙。
今まで見た映画の大半が面白かったという、貧乏性でお得な感性を持つ私が
ここまで首を傾げるということは、普通のちゃんとした目を持つ方が見たらこれ
死ぬほどつまらないのではないだろうかと心配です。

目を見張る点があるとすれば、アビーちゃんがナイスバディ。
店長のセクハラによる露出度高めのプレイメイトみたいな制服姿が可愛かった。

あとは…なんかあったかな……あまりにも全体が薄くて、これ!というシーンが思い出せない…
あ、恐竜さんが 「 今、確実に食べれたよね? 」 という距離感でも
普通に逃してくれるのが優しいなと思いました(尺の関係?)。

そして恐竜が一体何をもって獲物となる人間を見つけているのか、
視覚、嗅覚、温度、どれなのかが全く不明なのが気になります。
目の前に居るのに噛みつかないし、かと思えば明るくなった途端に追いかけてくるし、
もう何もかもが分からない(気分なのか?)。

田舎町とはいえ、メインストリートのど真ん中でギャーギャーしているのに
町の住人が誰一人お家から出てこないのも分からない(人件費削減?)。

冒頭からアビーちゃんがボウガンの練習をしているシーンや
先住民の末裔という設定が出てくるので
最終的にはボウガンで格好良くボス恐竜を倒してくれる、
もしくは先住民の呪術的な何かが発揮される伏線かと思いきや、
気づいたら途中でボウガン捨ててたし、
先住民設定は活かされなかったし本当に意味が分からない
(最終決戦の火薬の予算を他に回して欲しかった)。

世の中には『 アメリカン・グラフィティ 』、『 死霊のはらわた 』 、
『 オープン・ウォーター 』 、『 SAW 』 といった
低予算でもそれをアイデアでねじ伏せた傑作が存在することを考えると、
脚本と演出の力って本当に大切なんだなと思いました。


メガ・スパイダー

 icon-film  あらすじ 
儲かってはないけど虫の知識は結構ある
害虫駆除業者のアレックス(小太り、金ナシ、彼女ナシ、得意な虫はクモ)。
ちょっとした不幸で毒グモに噛まれて病院へ行きますが、
その病院の遺体安置所で検死医が謎の大きな虫に噛まれたと騒ぎが起こります。
治療費200ドルをチャラにしてもらう代わりに駆除を請け負ったアレックス。
病院の警備員をしている陽気なメキシカンのホセと共に虫を追う内に、
それは死体を食い破って出てきた、30cmはあろうかという大きなクモだと判明。

そこへアメリカ陸軍がやって来て、病院の封鎖を要請します。
火星で見つかった化石の中から採取した微生物の遺伝子を
トマトと掛け合わせてトマトを巨大化させ食糧難を解決しようという実験の最中、
うっかりトマトに引っ付いていたクモまで巨大化する事態になってしまったのだとか。
(B級映画ではよくあることですが、本当にうっかりが過ぎる)

そして病院から脱走したクモはあちこちで人間をバリバリ食べながら
成長ステージが上がるごとに4倍の大きさになっていき、
最終的にステージ5となり繁殖力を手に入れてしまいました。
しかも巨大グモとの戦いの中、アレックスがちょっとイイなと思っていた
特殊部隊の女性隊員・カーリー中尉が巣に攫われてしまい、焦るアレックス。
巨大グモの繁殖という最悪の事態を防ぐために、軍は巣が張られたビルの屋上ごと
巨大グモと卵を吹き飛ばそうと戦闘機による爆撃を決行することに。
アレックスとホセは、爆撃の前にカーリー中尉を助け出すことができるのか、
そして巨大グモとの戦いの行方は。
メガ・スパイダー

 icon-asterisk  ポイント 
2013年のアメリカ映画。
原題は 『 BIG ASS SPIDER! 』 。
『 デカケツ蜘蛛! 』ってもうちょっと言い様はあっただろうに…。

私はこの世に存在する生物の中で、一番生理的に無理なのが芋虫や毛虫といった幼虫系の虫で、
二番目がクモなのですが、デカ過ぎる&外骨格が硬そうなせいかコイツは割と平気でした。
腹が柔らかそうな虫が本当にダメなんですよね。

最初は人の頭くらいの大きさから始まって、
その内に公園のジャングルジムくらいの大きさになり、
最終的にはパッケージの通り、高層ビルの屋上にギリで乗っかれるくらいにまで巨大化。
ロサンゼルスのU.S.バンクタワー(旧名称ライブラリータワー、高さ310.3m)に
乗っかった巨大グモ、という絵面が勢いがあって良かったです。

CG映像もこういったモンスターパニック物にしてはかなりちゃんと作られていて、
巨大グモがガンガン動いて襲い掛かってくるのが楽しかった。
でもCGで予算を使い果たしたのか、逃げ惑うエキストラを雇うお金が足りず、
監督は自分のFacebookの友達リストの人たちにエキストラ出演をお願いしたのだとか。

主人公とさっき会ったばかりなのに10年来の親友みたいな顔をして
当たり前にクモ退治にも中尉救出にも付き合ってくれる警備員のホセが良い味を出しています。
この映画の半分はホセの陽気さで出来ているかもしれない。
BGMもちょいちょいメキシカンな感じで明るく楽しくテンションが上がります。

また、特別出演として、カルト映画の傑作『 悪魔の毒々モンスター 』の監督である
ロイド・カウフマンさんが公園でランニング中に巨大グモに襲われるご老体を演じているのですが、
最高の顔芸を見せてくれているのでご注目ください。
エンド・クレジット中にもちょっとした(人によっては巨大グモよりも恐ろしい)
オマケ映像があるのでそちらも是非。


イントゥ・ザ・ストーム

 icon-film  あらすじ 
アメリカの片田舎にある平和な街・シルバートン。
高校の卒業式を迎えたドニー(ビデオクラブという謎の部活に所属していてカメラ撮影が趣味)、
ドニーの弟・トレイ(髪型とドヤ顔がNON STYLE井上さんに似ている気がしてちょっと面白い)、
2人の父親であるゲイリーは高校の教頭先生(妻を事故で亡くし、難しい年頃の息子達との関係に苦心気味)。

ドニーは気になっている女の子・ケイトリンが提出課題に使う撮影データが消えて困っている事を知り、
卒業式をすっぽかして、映像を撮り直すためにケイトリンと町外れの廃工場に行ってしまいます。

一方、巨大竜巻の撮影を行い、その映像を売る商売をしている
ストーム・チェイサーのチーム 『 タイタス 』 のメンバーも
気象情報から次に竜巻が起こりそうだと予測したシルバートンにやって来ていました。

竜巻ハンターでタイタスのリーダーであるピート(最近巨大竜巻を撮影できてないのでイライラが募っている)、
チームに雇われている気象学の博士・アリソン(小さな子供を実家に預けて働くシングルマザー)、
更に雇われているカメラマンが3人(ピートに怒鳴られてばかりでうんざり気味)。

竜巻注意報を知り、式の延期を校長に進言するも一蹴されるゲイリー、
竜巻を追いかけ、その中心にある『 竜巻の目 』 を撮影することに執念を燃やすピート。
それぞれの思惑を巻き込んで、直径3,200m、時速320キロの超巨大竜巻が街を襲います。
イントゥ・ザ・ストーム

 icon-asterisk  ポイント 
2014年のアメリカ映画。
原題はそのまま 『 Into the Storm 』 。

巨大竜巻を題材にしたディザスター(大災害)・パニックもの。
上の 『 メガ・スパイダー 』 といい、なんでもかんでもとりあえず巨大化してこうぜ!という
アメリカ映画のシンプルな心意気、嫌いじゃないです。

最近は見たことも聞いたことも無いような制作会社と配給会社のクレジットばかり見てたせいで
製作:ニュー・ライン・シネマ、配給:ワーナー・ブラザースという
安定の社名を見た時にはそれだけで何か妙に感動しました。

そしてさすがの大企業による製作映画、
超巨大竜巻の恐怖や街を破壊していく壮絶な威力が伝わるCG、
登場人物のキャラクター造形と演技がしっかりしていて感情移入でき、
何よりもカメラワークがもっのっすっごいちゃんと仕事してる…!!
寄りの画、引きの画、キャスト視点の画、それぞれが上手く撮影されている上に
切り替えが最高のタイミングで来るカメラワークを超久しぶりに見た気がします。
最近は低予算のB級ホラーばかり見ていたのでその格差に驚きもひとしお。

お金のちからスゴイ…。マネーイズパワー。
そりゃそうだよな、『 HiGH&LOW 』 だって日本映画にあるまじき予算かけて
脚本と設定の粗を絵面のカッコ良さと最高の演出で押し流してて面白かったもんな…と、
お金の大切さを思い知りました。

登場人物の中では、最初はただの横暴チームリーダーだったピートがすごい良いキャラでした。
「 おい…待てよ…お前、そんなヤツじゃなかっただろ… 」 という行動に出るので
(上でご紹介した 『 マンイーター 』 の田舎ヤンキーといい、そういうのに弱いです)
つい 「 どんわなくろーずまいあーいず 」 と 例の『 アルマゲドン 』 の主題歌を歌ってしまいました。

パパ教頭役のリチャード・アーミティッジ(『 ホビット 』 のドワーフ王)がイケメン。
彼を見る度に 「 こんなに鼻が高い生物が自分と同じ人類だとは…解せぬ…
キスシーンがあったら相手に突き刺さりそうな鋭角ですごい… 」 と鼻に見惚れてしまう私です。
平たい顔族(©テルマエ・ロマエ)の身としてはちょっと憧れてしまう彫りの深さ。

あと、微妙に危ないことをしては動画をYouTubeに上げて有名になって女の子にモテようとしている
ユーチューバーの2人組が出て来るのですが、彼らがもう、バカとしか言いようが無いくらいバカ。
でも明るいバカなのでちょっと可愛いです。


クラウン

 icon-film  あらすじ 
主人公・ケントは不動産屋の営業マン。
息子の誕生日に呼んでいた宅配ピエロ(バースデーパーティーにピエロを呼ぶ文化が
イマイチ理解できない。楽しいのかな…子供泣かないかな)が
急遽来れなくなったと連絡を受けたケント。
息子をがっかりさせないようにと、自分の担当物件である空き家の中に
たまたま保管されていたピエロの衣装を着て登場し、息子や息子の友達は大喜び(まじで?)。

しかし次の日、カツラもピエロの鼻も衣装もメイクまで、全てが取り外せないことに気づきます。
それどころかピエロの衣装は肌と一体化しはじめ、
体の形状が少しずつ変わり、耐え難い飢えに襲われ始めるケント。
そのピエロの衣装は、かつて子供達を喰らっていた悪魔 “ クロイン ” へと
着用した者を変貌させていく呪われた衣装だったのです。
映画・クラウン
クラウン禁断の5か条
 icon-exclamation-triangle その衣装は絶対に着てはならない。
 icon-exclamation-triangle 一度着たら“あること”なしには脱げない。
 icon-exclamation-triangle “あること”とは5人の子供を●●ること。
 icon-exclamation-triangle 衣装は肉体と一体化する。
 icon-exclamation-triangle 彼には絶対に近づいてはいけない。

 icon-asterisk  ポイント 
2014年のアメリカ&カナダ映画。
原題はそのまま 『 CLOWN 』 。
監督・脚本はジョン・ワッツ、脚本はクリストファー・フォード、
製作はイーライ・ロス( 『 ホステル 』シリーズ )。

元になったのは、2010年に映画学校の生徒だった
ジョン・ワッツとクリストファー・フォードがジョークでYouTubeに上げた
『 クラウンの衣装が脱げなくなり怪物に変貌する男 』『 監督:イーライ・ロス 』
という内容の嘘予告映像。

そのフェイクのトレーラーがこちら。

これを見たイーライ・ロスが、
「 面白いじゃん!本当に映画にしてみない? 」
とジョンとクリスに連絡をして企画実現したのだとか。
動画を上げた2日後にはロスが連絡を取ったそうで、勝手にロスの名前を使ったことを
怒られると思っていた二人は本当にびっくりしたでしょうね。

それにしても、息子のためにピエロの仮装をしただけなのに、
実はそれが呪いの装備品でとんでもない事になったケントがただただかわいそうです。
別に悪いことしてないのに酷い目に遭う、理不尽な呪い系はなんだか切ない…。
『 呪怨 』 とかも別に皆悪いことしてないのにエライ目に遭いますよね。
逆に 『 痩せゆく男 』 とかだと「 お前も悪いことしたし呪われてもまあしゃあない 」
という感じで納得できるのですが。

あと悪魔に取り憑かれたり呪われたりした時、キリスト教圏のひとはまず第一に
教会に駆け込むものかと思っていたのですが、最近はそうでもないのかな。
早々に悪魔のせいだと判明したのに、教会とか十字架とか聖水とかが
一切出てこなかったのが逆に不思議でした。
悪魔祓いとかやってると冗長になってしまうので省いたのだろうか。

ホラーとして怖いグロい、ピエロが怖い、というよりは、
ケントやその家族はどうなってしまうのかとハラハラする感じで面白かったです。

『 IT-イット- 』:鬼さんこちら

ピエロのホラー物といえば思い出すのはあのスティーブン・キングの小説 『 IT-イット- 』、
およびそれを原作にしたTVドラマと映画です。
皆の心にピエロに対する恐怖を植え付けた傑作。
リメイク版が今年(2017年)公開されるとのことで楽しみにしています。

リメイク版『 IT-イット- 』オフィシャルトレーラーはこちら。

ちなみにこのタイトルの 『 IT 』とは 『 鬼(の役) 』という意味
鬼ごっこ、かくれんぼ、だるまさんがころんだ、何であっても鬼は 『 IT 』 。
Tag , You’re it!(はい触ったー、お前が鬼な!) 」 とかになるんですね。
普通の鬼(昔話やファンタジーの人食い鬼や魔物)は
『 Demon(デーモン) 』 や 『 Ogre(オーガ) 』 と呼ばれているのに、
遊びの鬼だけは『 IT(それ) 』 という不確かな存在になるのが面白いですね。

自分を捕まえに来る “ それ ” 、誰が “ それ ” になるか分からない、
だから “ それ ” に名前は無い、というような意味合いなのでしょうか。

それにしても、私も子供の頃に『 IT-イット- 』を見て
サーカスのピエロとマクドのキャラクター・ドナルドが怖くなり、
『 悪魔のサンタクロース 』 を見てサンタクロースが怖くなり、
『 血のバレンタイン 』 を見てバレンタインデーが怖くなり、
『 チャイルド・プレイ 』 を見て人形が怖くなり、
『 ハウス 』 を見て井戸と洋館が怖くなり、
(なぜ父は子供にあんなにホラー映画を見せたんだろう、
 ホラー英才教育だとしたら凄く成功している気がしますが)
と、映画によって様々なトラウマを植え付けられましたが、
大人になった今でも変わらずに怖いのはピエロくらいです。

あの白塗りで表情の読めないメイク、狂気的な派手さの衣装、
妙にダークな雰囲気を感じさせるサーカスへの連想、頓狂な動き、すべてがもうヤバイ。怖い。
夜中に曲がり角を曲がった瞬間に居たら、あるいは夜中に窓に張り付いていたら
一番怖いホラー系って何だろうかと先日ふと考えてみたら、私にとってはぶっちぎりでピエロでした。
ゾンビとかエイリアンとか貞子とかチャッキーとかが相手なら
まだ戦おうという気にもなるのですが、ピエロは怖すぎて戦える気がしない。
でも頑張ればいつかはピエロに対する恐怖心も克服できるかもしれないという希望を込めて
リメイク版『 IT-イット- 』を観ようと思います。

『 Eeny, meeny, miny, moe 』:どれにしようかな

ついでなので、映画の台詞でもたまに出てくる、
IT(鬼)を決める時にも使われる英語圏の数え歌をご紹介。

ランダムに何かを選ぶ時、日本なら『 どれにしようかな 』、あるいは 『 どちらにしようかな 』 と
指差しながら歌って決めることがありますよね。
それと同じく、英語圏の主に子供達が歌う数え歌が『 Eeny, meeny, miny, moe 』です。
どちらにしようかな
イーニーミーニーマイニーモー、とテンポ良く歌って指を指します。
これは特に意味のある単語ではなく、日本で言えば 『 あっぷっぷのぷー 』 のように
響きが楽しく子供が口にしやすい韻を踏んだ言い回しです。

また、日本でも 『 どれにしようかな 』 の後に 『 神様の言うとおり 』
と更に長く繋げてランダム感をアップさせることがあるように、
イニミニマニモにも続きのバージョンが色々あります。

数多ある歌詞の中でたぶん一番オーソドックスなアメリカ版がコレ。
Eeny, meeny, miny, moe,
Catch a tiger by the toe.
If he hollers, let him go,
Eeny, meeny, miny, moe.

訳すと
 どれにしようかな
 虎のつま先を捕まえよう
 虎が吠えたなら離してあげよう
 さあどれにしようかな

というような意味ですかね。
猫の手
日本だと神様にお伺いを立てるのに対して、
よりによって虎のツメを掴もうとするあたりがさすがアメリカ、アグレッシブですね。
たぶんそれは掴んじゃダメなやつだよ…。

ちなみに私の地元・高知県の片田舎の 『 どれにしようかな 』 は
どれにしようかな
天の神様の言うとおり
あっぷっぷのぷ

どれにしようかな
裏の神様の言うとおり
あっぷっぷのぷ

大体この2バージョンのどちらかでした。

自宅すぐ傍に海神の神社があり、近隣の地名にも【 浦 】が入っていたり
昔【 神浦 】と呼ばれていた地域があったりしたので、今の今まで
『 浦の神様(海の神様) 』 だと思っていたのですが、ぐぐって気づいた漢字間違い。まじかよ。
これまで歌詞の認識を間違えたまま歌い続けていたとは…裏の神様ごめんなさい。
神社
ていうか天の神様は普通に天におわす神仏とか
お天道さまとかそういう意味だと思うのですが、裏とは…?
『 裏の神様 』 をぐぐっても何にもその正体に関する情報が出てこない。

【 裏 】というからには自分の背後に居る的な…?
だとするとちょっとホラーじゃないですか?
あとは【 裏 】で考えられるのは天の裏、つまり天の反対で【 地 】、地の神様、土地神様とか。
それか天井裏とか屋根裏…?
天井裏に居る神様と言えば、高知県民としては物部村の神道、いざなぎ流を思い出します。
全く詳しくないのですが、いざなぎ流では
天の神様とオンザキ様が天井裏にいらっしゃると聞いたことがあります。
そう考えたら【 天 】にも【 裏 】にも
いらっしゃるのは同じ 『 天の神様 』 なのでこっちの方が有り得る気がしてきた。

でもそうなると他の県でも 『 裏の神様 』 と歌っている説明がつかない。
いっそ【 裏 】が【 占 】なら、どれにするか託宣してくれる占いの神様、という意味になるのに。

もしかして【 裏 】という漢字の語源に何か意味があるのか?と思って調べてみると、
【 裏 】に含まれている【 里 】という漢字が
元々 『 区画された耕地 』 の【 田 】と
『 土地神を祀るために柱状に固めた土 』の【 土 】を合わせた漢字なんだとか。
里の漢字の由来
そして【 衣 】という漢字は 『 衣服(上着)の襟元 』が由来。
衣の漢字の由来

【 衣 】衣服の襟元
【 里 】人が暮らす場所(区画された耕地+土神を祀るために柱状に固めた土がある場所)
この組み合わせが【 裏 】という漢字なんですね。
裏の漢字の由来
【 裏 】の言葉としての意味は
・衣服の内側
・下や背面など、こちらから見えない面
・隠されている事柄
・内部
・心の中 など。

もしや 『 裏の神様 』 という言葉には
自分の暮らす場所の土地神様、
目には見えないけれどそこに居る神様、
胸の内に居る神様、という様々な意味が含まれている…?
さすがにこれは深読みしすぎですかね。

それにしても誰が一番最初に 『 裏の神様の言うとおり 』 って歌い出したんでしょう。
気になりますね。

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