BackWPupの動作エラー原因
WordPressを使ってこのブログを始めた当初からBackWPupというプラグインを使って、DropboxというWEBサービスにWordPressのデータ(記事や画像のデータ)を毎日自動でバックアップ保存していました。
開始から4年間、何の問題もなくバックアップが動作していたのですが、ある日エラーが出てバックアップが動作しなくなってしまいました。
BackWPupのログを見てみると
期待された HTTP レスポンスではありません:
ステータスコード: 403
Content:
You don’t have permission to access /blog/wp-cron.php on this server.
(このサーバーの/blog/wp-cron.phpにアクセスする権限がありません。)
というエラーが出ています。
エラーが出てからプラグインの再インストール&再設定や、他の競合しそうなプラグインの停止などを色々試してもダメで、なんでなんだろうと悩み倒していたのですが、ふと気づきました。
自分が怪しいと思ったIPアドレスのアクセスを.htaccessで弾いていたことが原因でした。
ある程度の長さ以上のテキストコピーをチェックするプラグインを入れていて、【 49.212.235.186 】というIPアドレスがやたらに本文コピーをしていく上にクローラーにしてはピンポイントで人間みたいなコピーの仕方をしていたのでいつもの無断転載アフィリエイターかなと思って弾いたのですが、まさかプラグインのクローラーだとは…。ここに思い至るまで悩んだ時間はなんだったのか…。
直ったのでまあいいかと思いつつ、ついでにBackWPupのインストールと設定手順について書き残しておきたいと思います。
私と同じようにエラーが出て再設定をしてみようという方はもちろん、初めて BackWPup を使う方のご参考になりましたら幸いです。
再設定する場合はまずBackWPupを削除
現在BackWPupを使っていて、エラーのため削除&再設定を行う方は、念の為に現在の設定状況をメモ帳やスクリーンショット等で残しておくと良いかもしれません。
スクリーンショットの撮影方法はこちら
画面のスクリーンショットを撮影するには
Macのパソコンでスクリーンショットを撮影するには
WordPressのサイドメニュー内から【 プラグイン 】⇒BackWPupを【 停止 】⇒【 削除 】⇒【 OK 】をクリックで削除完了です。
合わせて、Dropboxにあるプラグイン用のフォルダ(アプリ/BackWPup)も削除しておきます。
BackWPupによるバックアップの流れ
WordPressプラグイン 『 BackWPup 』 でバックアップを取る時間帯やバックアップ保存先を設定
指定したタイミングで、保存先(Dropboxなどのオンラインストレージサービス)に
WordPressのバックアップデータが保存される
自分でデータを管理する
保存先がいっぱいになったら過去の不要データを削除
定期的にバックアップデータを自分のパソコンにダウンロード保存
いざエラーやデータ消失が発生したらバックアップデータからWordPressを復旧
無料で2GBまでデータ保存できるDropbox
Dropboxはオンラインストレージサービス、つまりインターネットサーバー上に自分用のデータ保存棚を借りられるサービスの一つです。
Dropboxの無料サービスの容量は2GB、有料登録すれば1TB(1000GB)の容量を使用することができます。
詳しい登録方法や使用方法はオンラインでデータを保存するDropboxの使い方 をご覧ください。
Dropboxがいっぱいになったら、自分のパソコンに直近のバックアップデータをダウンロード保存し、Dropbox上のデータを削除してまた容量を空ける、という使い方をしています。
ちなみにDropboxに空き容量が無い状態でBackWPupバックアップが動作すると、登録してあるメールアドレスに 『 バックアップが失敗したよ~ 』 というお知らせのメールが来ます。
BackWPupをインストール
プラグインページで【 新規追加 】⇒ 『 BackWPup 』 をキーワード検索⇒【 今すぐインストール 】⇒【 有効化 】
BackWPupの設定
サイドメニューからBackWPupの【 新規ジョブを追加 】をクリック。
【 一般 】設定
【 スケジュール 】設定
自動でWordPressのバックアップを行うため 『 WordPress の cron 』 を選択。
お好みでスケジュールの日時を設定。
サーバーへの負担を軽くするためにもこの自動バックアップは週1回程度、更に時間帯は週末の深夜から朝方(アクセスが少ない時間帯)に行うのがおすすめ。
時刻も5時ピッタリとかではなく、少しズラした時間にしておくと良いでしょう。
【 DBバックアップ 】設定
ここは自分のデータベースの情報が自動で設定されているはずなので、特に除外したいフォルダ等が無い限りは変更せず、チェックを入れたままで大丈夫です。
ファイルの圧縮を行いたい場合は【 GZip 】にチェックを入れておきます。
【 宛先:Dropbox 】設定
①あらかじめDropboxにログインしておき【 Dropbox のアプリ認証コードを取得 】をクリック
②Dropboxのアクセス許可ウインドウが開くので【 許可 】をクリック
③『 BackWPupApp にこのコードを入力してください。 』 というメッセージと認証コードとしてランダムな英数字が表示されるので、『 Dropbox のアプリへのアクセス 』 のボックス内にコピーして貼り付ける
④保存先の名前を変更したい場合は任意のフォルダ名を入力
ネットワーク設定をしておく
サイドメニューの【 設定 】⇒【 ネットワーク 】⇒ wp-cron.phpへのアクセス認証のため、 認証方法を設定しておきます。
バックアップを実行してみる
設定の【 変更を保存 】した後に表示される画面で【 今すぐ実行 】をクリックします。
無事エラーが出ずにバックアップが完了すればOKです。
念のためDropbox側も確認しておきましょう。
バックアップファイルのダウンロードと削除
Dropboxの容量がいっぱいになったら、念のためにバックアップファイルをパソコンにダウンロード保存した後で不要ファイルを削除しましょう。
Dropboxにログインして、保存されたファイルを確認。
チェックを入れて【 ダウンロード 】をクリックし、自分のパソコンにファイルを保存します。
ファイルを保存したら、Dropboxの容量を空けるためにファイルを選択・削除します。