Googleガイドライン違反と再審査【6】リンク否認ツールの使い方

Googleリンクの否認について

前回【5】Googleウェブマスターツールの概要にてご説明したとおり、Googleウェブマスターツールから
現在の自サイトに貼られているリンクを確認し、URLのリストを手に入れたら次はリンクの否認をリクエストします。
Googleさんの公式説明はこちら→リンクの否認について

このリンクの否認が何かと言いますと【3】業者さんに電話してみるの記事にもちらっと書いておりますが
自サイトの被リンクについて、Googleさんにカウントしてほしくないものをリストアップして
『このURLからの被リンクについては無視してください』とGoogleさんに出す嘆願書のようなもの
です。

お願いを聞いてくれるかどうかはGoogleさんしだいなので
いきなり全部の被リンクが弾かれて再審査にもあっさり通過、なんて事はありませんのであしからず。
「お願いだからこの被リンクは見て見ぬフリをしてくださいぃぃぃ」と平身低頭している一般市民に対して
「まあそんなに言うんなら考慮してあげよっかな…出来るだけね」と上から目線なGoogleさんをご想像ください。
被リンクを購入したのが悪い、とGoogle帝国の法が改正されてしまったので
私どもはもはや罪人扱い、Googleさんにいかに上から来られようと逆らえないのです。
うう悔しい。

というわけでとりあえず罪人である事はGoogle帝国の法律が変わらない限りは引っくり返しようがないので
せめて減刑を求めるための要素として否認ツールという最終手段に訴える、その手順を簡単にご紹介しておきます。
※このツールで否認したリンクは問答無用でGoogleさんが無視していく可能性が高いので、
 間違ってうっかり使っちゃダメですよ。扱いは慎重に!(・×・)

リンク否認ツールに提出するためのテキストファイルを作る

リンク否認ツールへ提出できる(アップロードできる)ファイルは
テキストファイル(拡張子が『.txt』のファイル)のみです。
簡単にメモ帳で作ってもいいですし、他に普段お使いのテキストエディタがあれば
そちらで作っていただいても大丈夫です。

現時点での被リンクを確認

まずは自サイトへの被リンクの中で、問題があるものと無いものとを分けなければなりません。
ご自身のサイトへの被リンクを確認するためには、業者さんから貰ったリストを見るのも大切ですが、
実際に現時点で存在する被リンクを確認するためにも
ウェブマスターツールやその他のウェブサービスを使ってリストアップすると間違いがありません。
ウェブマスターツールで被リンクを確認するには、サイドメニュー内の
【検索トラフィック】から【サイトへのリンク】を選択してください。

ここでは被リンクの総数や、リンクされているキーワードなどが確認できます。
通常は【最も多くリンクされているコンテンツ】の一番上に、自サイトのメインアドレスがあると思います。
そこをクリックしていただくと、メインアドレスにリンクされている全てのドメインの一覧が出てきます。
更にその一覧の右上に【最新のリンクをダウンロードする】という項目があります。

最新リンクの一覧はCSVファイル、もしくはGoogleドキュメントのどちらか
お好みで形式をお選びください。
PC環境などにもよりますが、Excelで開けるCSVファイルの方がが便利かも。

否認したいリンクを選り分けてリストを作る

先ほど入手したURL一覧から、要・不要を選り分けます。
業者さんから貰った未削除ファイルがある場合には更にそれも追加して、
Excelデータ内で並び替えを行ってから被っているURLは削除してみると見やすいですね。
この作業は難しい事ではないのですが、一つずつ延々と確認を行う必要があるので根気が要ります。

記述内容はとてもシンプル。
否認したいリンク元のドメイン、もしくはURLをずらりと記述していくのみです。
domain:○○○.com
domain:■■■.com
http://◇◇◇.com/blog/a.html
http://●●●.com/b.html



ドメインごと否認したい場合は『domain:』をつけて記述、
URLを個別で否認したい場合にはそのままURLを記述します。
Googleさんは出来る限りドメインごと否認するように推奨していますし、
できるだけ個別URLではなくドメインごとの否認をご検討ください。
そのほうが簡単なので時間の短縮にもなりますしね。

ちなみにドメインとは
www.○○○.com
○○○.com
○○○.Jp
といったように、Web上の住所の大元の部分です。
ドメインごとの否認をすると、そのドメイン以下のURLに貼られているリンクが全てまとめて否認されます。
本当にそれがリンク否認していいドメインかどうか、慎重に確認してから記述しましょう。

あと、記述内容の中に余計な文章やなんかを付け加えてしまうとツールが混乱して
ちゃんと受付してもらえないことがありますので、最後に見返してチェックしてくださいね。

Googleリンク否認ツールの使い方

頑張ってファイルを仕上げたら、いざ否認ツールに提出しに行きましょう。

否認ツールのページに行く

ウェブマスターツール内のリンクの否認ページに行くと、以下のような画面が出てきます。

君のサイトの順位が、自分でコントロールしていない低品質のリンクによって
害されていると思われる場合は、Googleが君のサイトを評価する際にそれを考慮に入れ、
その低品質なリンクを無視するように求めることができるんだ。
だけどまずは君のサイトに対する不自然な被リンクを一掃するためにあらゆる努力をするべきだよ。
いきなりこの否認ツールを使うのはおすすめしない(ただ否認すりゃいいってもんじゃないんだ)。
否認ツールについてもっと詳しく知りたければここを押してごらん。

大雑把に意訳すると大体こんな感じのことを言われています。
でもこの否認ツールを使うまでに追い詰められた人はそんなあらゆる努力をした結果
否認ツールに辿り着いていると思うのですが、まあ一旦落ち着いて我が身を振り返ってみましょう。
人事を尽くし、あとは天命(この場合はとても偉いGoogleさんのご宣託)を待つしかないという確信があるのであれば
ご自分のサイトを選択して、【リンクの否認】をクリックしましょう。

否認したいリンクのファイルをアップロードする

①【リンクの否認】から進むと、ファイルをアップロードできる画面になります。
①【ファイルの選択】をクリックして、先ほど作成した否認したいリンクのリストを選びます
②【送信】を押してファイルをアップロード
③問題なく送信できたようであれば【完了】をクリック

以上の手順で否認ツールの使用は完了です。
完了後に再度リンクの否認ツールページにアクセスすると、
・アップロードしたファイル
・[送信した日時]+送信の結果
・ファイルの内容
が表示されるようになります。

アップロードした後で内容の間違いに気づいた場合も
ここからもう一度送信し直すことができます。

Googleさんから更新のお知らせが来る

無事にファイルがアップロードされ、リンクの否認ツールがちゃんとファイルを受付してくれると
多少時間差はありますが、ウェブマスターツールのトップページに
『自サイトのアドレス+Disavowed links updated』という件名でGoogleさんから
『リンク否認ツールがちゃんと更新されたよー』とメッセージが届きます。

『リンク否認を更新』
○○○(自サイト)のリンク否認についてのファイルが更新されました。
心当たりがない場合は、他の管理者によって更新されているかもしれません。
詳細については否認リンクのページをご覧ください。

なんで否認ツールの説明は毎回英語なんだ…ああ中学生で英語を投げ捨てるんじゃなかった、
と今更な後悔をしながらウェブ翻訳とフィーリングで
なんとなく解読しているので怪しいことこの上ないのですがたぶんこんな感じのことを言っています。

更に時間差でウェブマスターツールに届いたメッセージと全く同じ文面のメッセージがメールでも送られてきます。
そんな親切に繰り返し教えてくれなくていいから、どのくらい反映されたか、いつ反映されたかを教えてくれないでしょうかGoogleさん。

リンク否認が反映されるまでの期間

これははっきり決まっていません。
リンク否認ツールについてのQ&Aの中で、
『ファイルをアップロードしてからどれくらいでリンクが無視されるようになりますか?』という質問に対して
Googleさんは『その URL からのリンクが無視されるようになるには、否認ツールを用いて指定された URL を
Google が再クロールしてインデックスに再登録する必要があり、この処理には数週間かかることがある』と回答しています。

再審査について記載されている皆さんの記事を拝見すると、2、3日と仰る方が居たり、2週間は待て!と仰る方が居たりで
正解は無い、というか個人差だと思うので、自分でタイミングを見極めるしかなさそうですね。
検索順位のチェックツールでなんとなく変動を掴むしか今のところ私は思いつかないのですが
どなたか他に良いレーダーをご存知でしたら是非ご教授くださいm[_ _゛]m

さて、これで無事にリンクの否認が完了し、更に数日経ってちゃんとGoogleさんもそれを考慮に入れてくれている、と
なんとなく察せられた頃、いよいよガイドライン違反についての再審査を申し込みます。

次回 【7】再審査リクエストの準備 では、再審査の手順について記載したいと思います。

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