インターネット閲覧をもっと便利に快適に 【1】ブラウザの違い編

Firefoxのメリットとデメリット
皆さんは普段、Webブラウザは何をお使いでしょうか。
通常、OS(オペレーティングシステム)がWindowsのパソコンであればInternet Explorer(以下、略称であるIEと呼びます)を、MAC OSをお使いであればSafari(サファリ)をお使いだと思います。

よく見るInternet Explorer(IE)のアイコン

IEのアイコン

Macをお使いの方にはお馴染みのSafariのアイコン

safari

しかし世の中には、IEでもSafariでもないブラウザがあり、そちらを使っている人も増えてきました。
今生き残っているブラウザは基本的にはオープンソース(無償公開プログラム)でマルチプラットフォーム(使う機械を選ばないプログラム)なブラウザです。
そのためWindowsでもMacでも変わらず動作させることができます。

そんなIE以外のブラウザの中でも、使用者が多いのがGoogle ChromeとMozilla Firefoxです。
そこで、私がIEを苦手としている理由と、ChromeおよびFirefoxの紹介をしたいと思います。
それぞれのインストール方法や便利な拡張機能についても記載しておりますので、もし「ちょっと良さそうだな」と思っていただけたなら、是非インストールしてネットライフの新たなお供にしてみてください。

そもそもブラウザとは

Webブラウザ(ブラウザアプリケーションやブラウザとも呼ばれています)とは、サーバーからデータを取ってきて、そのデータをちゃんと解析して選り分けて、人間が見える形にしてパソコンに表示してくれている、大変ありがたいプログラムです。
ブラウザが無ければ、いくらネットに繋がっていても何も表示できません。

そこで、一般に販売されているPCの中には最初からOSが入っており、
更にそのOSの中には予めブラウザプログラムが含まれています。
マイクロソフト社のOSであるWindowsの中にはInternet Explorerというブラウザがあり、Apple社のOSであるMAC OSの中にはSafariというブラウザがあり、といったように有名どころの企業さんであれば独自のブラウザを開発提供しています。

一番使っている人が多いブラウザはInternet Explorer

今のところこの世界で一番多くの人が使用しているブラウザはIEです。
しかし私はIEが苦手です…なぜIEがトップシェアを誇っているんだ!と叫びたい。
それはWindowsの普及率が高いからなんですけれどね。
買ったPCに最初から入っているインターネットを見るためのものがIEだったからそのままIEを使っている、他にブラウザがあるなんて知るわけないじゃないの、という方が多いのだと思います。
そしてお役所の電子入札や、ネット上からの書類申請などで「対応ブラウザはIEのバージョン7まで!IE以外のブラウザは論外!」となっていたりするのでIEを脱出するどころか、最新のバージョンにすることも出来ず歯がゆい思いをしている方もいらっしゃるでしょう。
(最新のIEのバージョンは11なのですが、新しいバージョンのIEはやたら不具合が多いこと、尚且つお仕事に関わる専門ソフトを導入しているためにバージョンを新しくできない業者さんや、IEからブラウザを変更できない業者さんのために、そういった申請関係は敢えて過去のバージョンのIEに対応しているのだと思います)

Windows XPのサポートも終わるし、ついでに最新のWindows8にしてみよう!と8をインストールしたらブラウザも最新のバージョンに更新されてしまってどうしよう、元の古いIEのバージョンに戻したい、とお客様から弊社までご相談いただくこともございます。

IEで全然困っていることなんてないよ、という方は勿論そのままIEをお使いいただいて大丈夫です。
IEは今も尚この世界で一番有名で、一番多くの人が使っているブラウザです。
それだけにIEを基準に開発されたプログラムやサイトがたくさんあります。
IEを使っていていけないなんてことは無いのです。
ただ私が個人的にIEをおすすめしたくないだけで。

個人的に思うIEの苦手なところ

その① なんか色々ひどい

セキュリティの脆弱性や、拡張性の無さ、アップデート後の問題の多さなどなど。
より良い状態にする為に新しいバージョンが提供されるはずなのに、新しいバージョンにした途端にエラー連発、動作の遅延が当たり前。
なんかもう酷い…とやるせない気持ちになります。

その② すぐ固まる

インターネットを閲覧中、調べ物をしながら次々に別のページを開いていて気づけばタブや別窓がいっぱい並んでしまう時ってありますよね。
(あんまりやりすぎるとPCの内部部品に負担が掛かるので出来るだけ控えていただきたいところではありますが)
そして負荷がかかりすぎて固まった時や、ひとつのページでエラーが発生した時にIEではページの全てが一気に閉じられてしまい、調べ物をしていた時なんかには「さっきのページどこだっけ?」とイチからやり直しになることも。
そこはもうちょっと踏みとどまって欲しいところです。

その③ サイトのレイアウトが崩れる

これが私がIEを苦手とする一番の理由なのですが、IEでだけサイトの表示がガッタガタになることがあります。
サイトがどういう風にブラウザ上に表示されるかは、htmlやCSSなどの記述を積み重ねて決められています。

例えば、CSSで『 float: left; 』という『左に寄せてね』という命令を記述して、そのCSSを適用させる場所や文章を指定すれば、指定した箇所が左寄りになります。
このブログのメインコンテンツ(ここ。本文に当たる部分ですね)が全て左寄りなのも『 float: left; 』を適用させているからです。
そんな風に色味やデザインを考え、正しい記述になるよう注意を払い、やった~綺麗にページが出来た~と喜んでいたら、IEでだけ表示がズレていたりするのです。
私の数時間はなんだったのか。IEなんて嫌いだ…!と何度思ったかしれません。

CSSハックという手法により、無理やりIEでも他のブラウザと同じ表示になるように出来たりするのですが、そこまで頑張れない私は、過去のバージョンのIEをお使いの方には『すいませんが旧バージョンのIEをお使いなのでもし良かったら新しいIEにバージョンアップするか、違うブラウザをインストールしてみてください』という案内を出した上で容赦なくガッタガタなページをお見せしています。本当に申し訳ないです。

そんなわけで、私は極力IEを使わないようにしています。
IEを開くのはIEでサイトがどう表示されるかを確認する時くらいでしょうか。

IE以外のWebブラウザを使ってみませんか?

Googleのクラウドサービス や、ウェブマスターツール を使う時、
旧バージョンのIEで開くと
『使ってるブラウザが古いやつだからもうやめた方がいいよ。Google Chromeをインストールしたら?』
という旨のメッセージが出てきます。
Googleさんが勧めてくるのは、当然自分達が開発したブラウザ『Google Chrome』です。
ここで言われるがままにChromeをインストールしてみても良いでしょう。
しかし別にChromeでなければGoogleのサービスが利用できない訳ではないので、SafariやFirefoxをインストールしても大丈夫です。

そこで、次回はGoogleさんがぐいぐいインストールを勧めてくるChromeのメリット・デメリットについてご説明しつつ、インストール方法と初期の簡単な設定などをご紹介いたします。
また、関連記事にてChrome用の拡張機能と、Firefoxのインストール方法についても記載いたしますので宜しかったら合わせてご覧になってみてください。

インターネット閲覧をもっと便利に快適に 記事まとめ

Google Chromeについて
【2】Google Chromeのインストール
【3】Google Chromeの拡張機能、私のおすすめ20個

Firefoxについて
【4】Firefoxのメリットとデメリット
【5】Firefoxのインストールと初期設定
【6】Firefoxのテーマで気分転換
【7】Firefoxのアドオン追加方法

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