今回はFirefoxのインストール方法と基本的な初期設定についてご説明したいと思います。
既にFirefoxをインストールされている方はFirefoxのオプション設定からご覧ください。
ちなみに、他のブラウザをインストールしても元のブラウザ(Internet Explorerなど)が上書きで消えてしまうわけではありませんので、ブラウザは何個でもインストールすることができます。
もちろんそのプログラムのぶん、容量が使用されていきますので、インストールしたけどイマイチだった、という場合にはHDD容量を空けるためにもアンインストールして削除を行ってください。
Firefoxをインストールしてみよう
まずはFirefoxのトップページにアクセスしてFirefoxのインストールファイルをダウンロードしましょう。
以前のバージョンのOSを使っている、もしくはPC自体がすごく古い機種で部品の能力が追いつかない場合には最新のFirefoxではなく、旧バージョンのFirefoxをインストールすることもできます。
しかし、旧バージョンのブラウザを使うということは、最新のウイルスやクラッキング手法に抵抗できない可能性が出てきますので、できれば旧バージョンのブラウザを使うことはやめておきましょう。
これはFirefoxだけではなく、どのブラウザでも同じなのでご注意くださいね。
インストールファイルのダウンロードが完了すると、自動でファイルが開く場合と、自分でファイルを選択してインストールの実行が必要な場合とがあります。
自動でファイルが開く場合はそのまま【実行】【次へ】【完了】とボタンをクリックしていくだけでOKです。
自分でファイルの選択が必要な場合、下の画像のように、ファイルを選択してインストールを開始、そこから先は自動でファイルが開いた場合と同じです。
ちなみに既にFirefoxがインストールされている場合はこのような画面表示になります。
以上でFirefoxのインストールは完了です。
Chromeよりもあっさりしていますね。
あとはちょっとした設定を行って、今まで使っていたブラウザからお気に入りデータを移せばOKです。
Firefox のオプション設定
上部のメニューバーの中からツールをクリック、更にオプションをクリックして設定メニューを開きます。
Firefoxのブラウザ設定は主にここから変更することができます。
プライベートブラウジング or 履歴の消去
プライバシーを守るための設定を決めることができます。
常にプライベートブラウジングモードにチェックを入れると、閲覧履歴やパスワード情報などの全てがブラウザに保管されませんのでご家族や企業内でお使いのPCでこれを設定しておくとプライバシーを守ることができます。
詳しくはFirefoxヘルプ内の プライベートブラウジングをご覧ください。
パスワードなどのログイン情報は残ったほうが便利だけど、閲覧履歴だけは消したい、という方はプライベートブラウジングではなく、Firefoxの終了時に履歴を消去するにチェックを入れてください。
もちろん閲覧履歴は手動で削除することもできます。
閲覧履歴を削除すると、ブラウザバックの【戻る】や閲覧履歴からページに行くことも当然できなくなりますので、必要な時だけ履歴を削除したいという方はこの設定をせずにお使いください。
パスワードの取扱い
IDやパスワードの入力が必要なページにアクセスする際に、入力したパスワードを保管して次回には入力を省くことができます。
これを設定していると、そのページに行けば自動でパスワードが入力されてしまうので、他の人が使うことがあるPCならチェックを外しておいたほうが安心ですね。
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規定のブラウザ
Firefoxを規定のブラウザに設定するかどうかを毎回確認することができます。
規定のブラウザ=常時使用するブラウザということなのでもし他のブラウザを普段は使っていて、たまにFirefoxを使いたい場合には規定のブラウザにするかどうかを尋ねられた時に【いいえ】を選んでください。
Firefoxの更新の設定
新しいバージョンが提供された際に
・自動で更新を行う
・更新をインストールするかどうかメッセージを出してから自分で選ぶ
・更新の確認を行わない(=新しいバージョンが出ても無視する)
以上のいずれかを設定しておくことができます。
オンラインゲームをプレイしている場合や、業務用のプログラムを組んでいる場合など、新しいバージョンのブラウザでは動作が不安定になる可能性があれば、ひとまず2つ目の設定にしておいて更新の都度ご自身でアップデートするかどうかを選んで更新を行ったほうが良い場合があります。
他にも色々な設定を行うことができますので、もっと詳しく知りたい!という方はFirefoxの公式ヘルプをご覧くださいね。
今まで使っていたブラウザからお気に入りデータを移行する
今までFirefox以外のブラウザを使用していた場合、お気に入り登録(ブックマーク)していたサイトをそのままFirefoxにコピーすることができます。
上部メニューのブックマークをクリック、更にすべてのブックマークを表示をクリックします。
『履歴とブックマークの管理』メニューが開くので、インポートとバックアップをクリック。
他のブラウザからデータをインポートをクリック。
今まで使っていたブラウザにチェックを入れて【次へ】。
お気に入り以外のデータも移すことができます。
移行が完了すると、上部メニューのブックマークの中にデータが入っています。
ブックマークをバーに表示する
ブックマークツールバーを表示させる設定にすると、お気に入りサイトを上部バーの中に表示させることができます。
上部メニューの表示→ツールバー→ブックマークツールバーの順にクリックしてチェックを入れるとブックマークが上部に並んで表示されるようになります。
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ちなみにメニューバー(ファイル、編集、表示…と並んでいる基本メニュー)は最初からチェックが入った状態で常に表示されるようになっていますが、うっかりこのチェックを外してメニューが消えてしまった場合にはバーがあった辺り(何も無い無地の場所)を右クリックするとバー表示メニューが出てきますので、もう一度クリックしてチェックが入った状態にしてくださいね。
ついでに他の2つ、ナビゲーションツールバーとアドオンバーにもチェックを入れておくと更に細かなメニューが常時表示されるようになります。
私はURLボックスや検索ボックス、ホームボタンに更新ボタン、Gメールやカレンダーなどよく使う拡張機能などが表示されていたほうが便利なので、どのメニューバーも常に表示される設定にしています。
ちょっとネット見るくらいだし、もうこれ以上の機能はいらないよーという方はここまで設定していただければ充分かと思います。
次の記事ではFirefoxをお好みのデザインに着せ替える機能について、
更に次ではもっと便利にFirefoxをお使いいただくための拡張機能をご紹介いたしますので、
興味がお有りの方はもうちょっとだけお付き合いいただければ幸いです。