PCを持ち運ぶ時の注意点&車のキーの電池交換

ソファで読書
この2017年のゴールデンウィーク、皆さんのご予定は如何でしょうか。
観光地を目指して遠出したり、ゆっくり趣味に没頭したり、なんだったらずっとゴロゴロしたり。
皆さんの休暇が楽しいものになりますように(*^^*)
長距離を運転されることもあるでしょうが、適度に休憩を取って安全運転でお出かけください。

逆にゴールデンウィークこそが忙しい、という業種の方はお疲れ様です。
交通機関関係の方、高速の料金所やサービスエリアの方、飲食店の店員さん、観光地の従業員さん、警備員さんをはじめ、いつもお世話になっている店員さんや運転手さん達に感謝です。

今回は、お休み中に旅行や帰省にお出かけされる方に向けて、パソコンを持ち運びする際の注意点と、車のスマートキーの電池を交換する方法についてご説明したいと思います。
一部過去記事からの再掲になりますが宜しければお付き合いください。

特に車のキーは、車に乗り始めたばかりで今まで自力で交換したことが無い方だと運転中にオレンジの電池マークが点灯すると結構焦ると思うので、出来れば自分の車で初めての遠出をする前に、予備の電池をご用意くださいね。

パソコンを持ち運ぶ時の注意点

主にご注意いただきたい点は以下の3つ。
◆電源を入れたままPCを動かさない
◆パソコンの上にACアダプターを置かない
◆水に濡らさない

電源を入れたままPCを動かさない

まず何よりも大事なことはこれ。
必ずPCの電源を切ってから運んでください

パソコンの内部データが保存されている部品として、主にHDDとSSDの2種類があります。
SSDの方が新しい規格で、多少の揺れや衝撃に強い造りになっていますが、逆にHDDはその構造上、揺れや衝撃にあまり強くありません。

PCの電源が入っている間、HDDの中では盤が軸を中心に高速回転しています。
持ち運んで傾けたりすると軸が痛み、駆動部分が破損してしまうことがあります。
PC持ち運び時の注意点・HDD
HDDが破損すると、HDD交換が必要になったりデータが失われてしまったりします。
少しの間だからとそのまま持ち運ばず、一旦電源を切るようにしてください。

よく出張や旅行にPCを持っていく方や、車に積んで営業に行かれる方であれば、PCを購入する際にHDDではなく、SSDを搭載している機種を選んでいただくといいですね。
SSDは半導体メモリーを使用しており、駆動部分が無いので衝撃に強く、移動中の使用に適した記憶装置です。
読込み・書込みの速度が高速で、PCの電源を入れてから起動するまでの時間もHDDに比べると約半分になって快適ですしね。
ただHDDに比べるとちょっとお高いのが難点かも。

PCの上にACアダプターを置かない

ノートパソコンの電源コードと四角いアダプターをまとめてACアダプターと呼びます。

専用のアダプターケースが付いていて、
衝撃を吸収してくれるようなPC専用バッグをお使いであれば良いのですが、そうでないバッグに一緒に入れてしまうと、PCがアダプターで圧迫され液晶パネル割れやヒンジ(開閉部分)破損の原因になります。
出来る限り別々に持ち運ぶようにしましょう。

特に天板(ノートPCを閉じた時に上に来る面)はある程度の圧迫であれば耐えられるような造りになっていますが、その限界を超えて圧力が掛かるとその奥にある液晶パネルやバックライトが破損してしまいます。
どうしても同じバッグにPCとアダプターを入れなければならない状況になった際にはせめてアダプターがPCの底面に当たるようにして入れてください。
また、これと同じ理由で、置いてあるノートPCの上に雑誌などの荷物を置くのも出来る限り避けてくださいね。

水に濡らさない

電気が通っている精密機器なので当たり前ですが、パソコンは水分に弱いです。
万が一、雨に濡れたり飲み物をこぼしてしまったら、電源を入れず(電源が入っている状態でこぼした場合はすぐに電源を切って)、ACアダプター(電源コード)を繋がず、電源バッテリー(底面にある充電池)を取り外してください。
そのままにしておくとショートして部品が焼け、破損箇所が増えていきます。

特に、バッテリーを付けたままにしておくと、バッテリーに残った電気からショートや部品腐食が始まってしまうことがあるので必ず外してください。
もしも薄型機種やタブレット機種で、お手元でバッテリーの取り外しが不可能な場合は出来る限り早く修理業者にお預けいただいたほうが安心です。

バッテリーなどの取り外しが済んだら、次に出来るだけ水気を拭き取り、風通しの良い場所で乾かしてください。
ドライヤーを使うのであれば 温風ではなく必ず冷風で
熱を加えると、基板上の部品が浮いて接触不良が起きることがあります。

つい確認のため電源を入れてみたくなりますが、少なくとも2日は電源を入れたりバッテリーを繋いだりしないようにご注意を。
水やお茶に濡れたのであれば、完全に乾いた後は元通りに使用できることが多いです。

ただし、ジュースやお酒、食べ物などをこぼした場合は、水分が乾いても糖分などの添加物が残ってしまい、まずキーボードのキー入力が効かなくなり、次にマザーボード基板などの内部部品の腐食が進んでいくことが多いので、出来るだけ早めに洗浄修理に出していただいた方が破損箇所が少なく、修理料金もお安く済む可能性が高いです。
修理料金などの詳細は弊社ホームページをご覧ください。
(有)エヌシステム・マザーボード修理

車のキーのボタン電池が切れる前に

キーのリモコンスイッチを押すだけで、あるいは携帯しているだけでドアロックの開錠・施錠ができ、スタートボタンでエンジンがかかるタイプの車に乗っていらっしゃる方も最近は多いと思います。
ちなみにそういった機能の名前はメーカーによって多少呼び方が異なるのですが、大体キーそのものは『 スマートキー 』 や 『 インテリジェントキー 』 と呼ばれています。
キーの中には 『 コイン型リチウム電池 』 という丸い形のボタン電池が入っていて、(実はパソコンの中にも、電源を落とした後も日付データ等を保持するために同じ電池が入っています)
当然ですがいつかは電池が切れる日がきます。
スマートキーのボタン電池
使用頻度などによりますが、スマートキーの場合は大体2年くらいで電池が切れます。
とはいっても、電池切れのしばらく前に車のメーターパネル部分に電池切れマークが点灯し、段々ドア解錠/施錠やエンジンスタートの操作が効きにくくなり、
最後には電池切れで操作できない状態になるので、皆さん遅くても操作が効きにくくなった時点で電池を交換されるのではないでしょうか。

交換を車屋さんやガソリンスタンドで頼むと電池代も込みで600円から1000円くらい。
自分で交換できれば電池代だけですみますが、分解してから元に戻せなくなったら結局は車屋さんに頼むことになってしまうので、初めて自力で挑戦!という方は慎重に作業してくださいね。

特に連休中は、
・いつもの車屋さんが閉まってる
・出先なのでどこに車屋さんがあるのか分からない
・自分のキーの電池が特殊なタイプですぐには手に入らない
・予備のキー持ってるし、と油断していたら、予備キーも放電で電池切れしてて使えない
といった困った状況になるかもしれません。

実家や旅先へ遠出していて、近くにコンビニ、ガソリンスタンド、サービスエリアなどがあれば良いのですが、行けども行けども何も無いような山道なんかを運転している時にメーターパネルに電池切れマークが点灯したら結構焦ると思います。
電池ランプが点灯してからすぐにキーが効かなくなるわけではありませんが、安心して運転できるよう、あらかじめ予備の電池を車内にも準備しておいて、自力で交換できるよう予習してみてくださいね。

以下でご説明するのは簡単に分解・組み立てが出来るタイプの場合です。
車の取扱説明書に電池交換方法が載っていると思いますので、この機会にぜひ一度確認してみてください。
新車購入されたのであれば説明書はたぶん助手席の下か、助手席の足元・前側のポケットに入ってます。
中古購入された車であれば、メーカーサイトにある説明書を確認してみてください。

やっぱり壊しそうで怖い、という方は無理せず車屋さんやガソリンスタンドの店員さんにお願いしましょうヾ(=・ω・=)

リモコンキーの電池交換方法

窪みの部分があればその辺りからキーをカパッと開きます。
使うのはマイナスドライバーでも良いし、物差しの角を使っても良いし、最悪 自分の爪が傷んでも良いのであれば爪でもなんとかなります。

キー(物理)が合体しているタイプならまずキー(物理)を外す必要があります。
車のキー
物理キーを留めているツメがある場合はツマミを引いてからキーを引っ張って取り出します。
物理キーをはずす
出来た隙間にドライバーを差し込んでください。
※ドライバーが無かったらこんなものでもイケるんじゃないか、という一例として 私の愛用しているペーパーナイフ(日光江戸村産)でやってみたのですが、 ちょっとフチっこが削れてしまったので、やっぱりドライバーが一番ですね!(=ФωФ=)
車キーの電池交換01

端から少しずつグリグリとドライバーでひねって開けていきます。
あまり無理にドライバーを差し込むとキズがついてしまいますし、勢い良く開けると中のバネ部品が飛んで行ってしまうタイプのキーもあるので慎重に、加減しながらゆっくり開けてください。
車キーの電池交換02

古いボタン電池を取り出し、新しいものと紛れて間違えないようにマジックなどで 『 NG 』 や『 × 』と書いておきましょう。
※古い電池を取り外す際も、マイナスドライバーで引っ掛けるようにして取り外します。
 その際に、電池の下の基盤や金具を傷つけないようにご注意ください。
車キーの電池交換04
乾電池と同じようにプラスとマイナスがありますので間違えないように。
内部基板部分にマイナスと書いてあれば、マイナスと書いてある面を下にしてください。
プラスとマイナス

新しいボタン電池をツメの形に合わせてはめ込んでいきます。
車キーの電池交換05
お疲れ様でした!
後は物理キーをまた元通りに入れるだけ。
車キーの電池交換06
車のパネルに電池切れマークが出ていた場合も、
新しい電池を入れたキーを持ってエンジンをかければマークが消えるはずです。
ただエンジンをかけただけではマークが消えなかった時は、車種によって
・キー自体をスタートボタンに当てて押す
・普段使ってるキーと予備キーの2つを持った状態でスタートボタンを押す
などの手順が必要です。

よく使われているコイン型リチウム電池

キーによって使用されているボタン電池の型が異なりますので、購入する前にキーを分解して、今入っている電池の型番を確認してください。
数種類の型があると思うのですが、よく見かけるのはCR1632、CR2012、CR2025、CR2032 あたりでしょうか。

メーカーは違っても商品名は同じ

ボタン電池は、Panasonic、Maxell、SONY、東芝、三菱などなど、どのメーカーでも同じく 『 CR2032 』 というように型名が製品名として販売されています。
Panasonicコイン型リチウム電池CR2032
私はいつもこのPanasonicさんのCR2032を使っています。
それはいつも行くスーパーやホームセンターで売っているのがPanasonicさんの電池だから。
そしてLet’s noteという頑丈高性能なパソコンを作っているPanasonicさんの技術力を信じているからです。

といってもこれは個人的な好みなので、他にお好みのメーカーさんがあれば勿論そちらの電池を使っていただいてOKです。
多少はメーカーによって電圧の安定性能に差があるかもしれませんが、日頃使っていて明確に感じられるほどの違いではないと思います。

ただし、100円均一で売られている電池だけはおすすめできません
100均の電池は保存管理状態が悪いものや、元の製品品質がかなり低いものがまぎれています。
そういった電池を使っていると電池寿命が異様に短かったり、機器が誤作動を起こしたり、更に極々稀なことだとは思いますが、最悪の場合は液漏れを起こして機器そのものを壊します。

そういったデメリットを考えると、200円程度の差ならちゃんとしたメーカーさんのを買ったほうがいいような気がします。
何個かまとめて売っているパッケージのものならメーカー品でも割安ですし。
ご家族で暮らしているなら車のキー、キッチン用品、時計、などなどボタン電池を使用する機会も多いので、5個入り程度なら劣化してしまう前に使い切ることができると思います。

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