無料レンタルサーバーでWordPressブログを運営する【1】概要説明

無料レンタルサーバーでWordPressブログを運営・タイトルロゴ
無料レンタルサーバーのエックスドメインでサーバーを借りてドメインを取得し、WordPressをインストールして、お金を掛けずに自由度の高いブログを運営する方法をご説明します。
『有料サーバーで契約するほどじゃないけど、普通のレンタルブログだと物足りない』という方は是非、この方法でお好みのブログを作ってみてください。

WordPressブログのメリット

ネットが普及した昨今、レンタルブログやレンタルホームページを利用して、趣味のブログやサイトを運営している方も多いと思います。
企業が運営するレンタルブログサイトであれば無料のものも多く、しかも匿名のメールアドレスだけで登録可能だったりするので気軽に登録できるし、デザインもテンプレートから選ぶだけで簡単だし、といったメリットがあります。

しかし少しサイト運営に慣れてくると、
「ここに広告が出て来るのが邪魔」
「このツールを置きたいのに、うちのブログは対応してないみたい」
「もっとデザインを好きに変えられたらなー」
といった要望が出てきたりもします。

そうした時にオススメなのが、今回ご紹介する無料で借りたレンタルサーバーと取得したドメインにWordPressをインストールして、自由にデザインやページ構成を変えられるサイトを作る方法です。

ざっくり例えると、
サーバーという借りた土地に、
家=サイト(ブログ)
WordPressという建材を使って建て、
そこに割り当てられているのがドメインという住所番地
といった感じです。
サイトの仕組み

WordPressとは

WordPressとはブログを作成するためのアプリケーションソフトで、ブログ構築ツール(CMS)と呼ばれるものの一種です。
今ご覧いただいているこの記事のようにブログとしてのみ使用することもできるし、メニュー配置などを上手く使えばサイトそのものとしての構成にすることも可能。

無料のデザインテンプレートや、メールフォーム等のツール(プラグイン)も製作者さん達が数多く提供してくださっているので、ある程度のところまではそんなに難しくないし(基本的なパソコンとソフトウェアの操作方法やサーバーにファイルをアップロードしたりといった基本知識は必要ですが)逆に知識がある方はデザインを凝ったり、好きなプラグインを入れて便利に使ったりと使う人によって幅広い利用法がある自由度の高いソフトです。

サーバーとは

元々は 『 ネットワークで繋がったコンピュータ間でデータのやり取りを介するために働いているコンピュータやソフトウェアプログラム 』 のこと。

例えばニコニコ動画で動画を再生している時。
見たい動画をクリック
⇒ドワンゴのサーバーがそれを処理して対応する動画データを引っ張り出してくれる
⇒サーバーから自分のパソコンにデータが送られてきて動画が再生される

こういったデータ処理をしてくれているのがサーバーです。
なので皆が一斉に動画を見ている週末などは皆が一斉にサーバーさんに呼び掛け、サーバーさんが必死にデータを投げている状態になり処理能力の限界が来て、動画再生がカクカクしたり止まったりしますね。

そしていざ自分のサイトを作ろうと思った時にはサーバーを自力で設置するか、サーバーを貸してくれる企業と契約するかしないとWeb上にサイトを作ることができません。
中でもレンタルサーバーを借りるということは、Web上に自分のサイトを設置するための土地を借りるようなものと思ってください。
無料のレンタルサーバーから有料のレンタルサーバーまで色々プランがあり、お値段や契約内容によって、借りられる土地の大きさ(サイトで扱えるデータの大きさ)や建てられる家の軒数(作れるサイトの数)が変わってきます。

今回ご紹介している方法は、主に個人さんが趣味のサイトやブログを作ることを想定しているので、開設できるサイトの数が制限される無料レンタルサーバーを借りる方法です。

無料レンタルサーバーと広告

世の中にある無料で借りられるレンタルサーバーはほとんど全て、そのレンタルサーバーで作成されたサイトの中に広告を表示することでスポンサーから広告料をもらって運営費を賄っています。

なので、レンタルサーバーによってはページの上下が広告に挟まれたり、サイドバーの上部の広告が動かせなかったりといったことも。
せっかく自分でサーバーを借りてサイトを作るのに、たくさん広告を出されたらデザイン的にも気分的にもなんだか微妙だし、じわっと浮き上がってくるようなタイプの広告だと間違ってクリックした閲覧者さんがイラッとしてしまうかもしれない。

そこで出来る限り広告が無く、かつWordPressの設置運営が簡単なレンタルサーバーとしておすすめなのが、今回ご紹介するエックスドメインです。

エックスドメインではパソコンで閲覧した際には広告が表示されません
スマホやタブレットで閲覧した際には広告表示がありますが、それもページの最下部か最上部のどちらかにバナー型の広告が出るだけなので、他の無料レンタルサーバーに比べてもあまり気にならないかと思います。
詳しくは公式HPの エックスドメインの広告表示について をご覧ください。

エックスドメインとは

エックスドメインは、エックスサーバー株式会社が運営しているドメイン提供およびレンタルサーバーのサイトです。

ちなみにドメインというのは、そのサイトの住所みたいなもの。
上の方でもお話したように、サーバーという借りた土地に、家=サイト(ブログ)をWordPressという建材を使って建て、そこに割り当てられているのがドメインという住所番地という感じですね。

うちのサイトだとドメインは pc-pier.com 、Yahoo!だと yahoo.co.jp といったように、企業のドメインは基本的に各々が希望した表記を取得している『 独自ドメイン 』 というものになっています。

独自ドメインであれば、
 icon-smile-o 自分の好きな表記にできる
 icon-smile-o SEO対策(検索結果でより上位に表示されるための対策)にも有利
 icon-smile-o 独自ドメインの方が運用できる機能やサービスが多い
といったメリットがあるため、企業の運営するサイトやブログは独自ドメインを使っていることが多いですね。
しかし独自ドメインを取得・維持するにはお金が掛かるので、個人さんであれば独自ドメインではないサブドメインを無料で取る方が多いのではないでしょうか。

今回ご紹介するエックスドメインでのWordPress運営方法も一切お金を掛けないというコンセプトなので独自ドメインではなく、通常のドメイン(サブドメイン)で 『 ●●(任意の英数字).wp.xdomain.jp/ 』 、サイトのURL表記は 『 http://●●(任意の英数字).wp.xdomain.jp/ 』といった形式になります。

有料の独自ドメインを取得したい場合

お金が掛かっても良いからサイトのURL表記にはこだわりたい!という方は、お好みの独自ドメイン提供会社と有料契約し、そのドメインをエックスドメインの無料レンタルサーバーで使うということができます。

もちろんエックスドメインで独自ドメインを有料取得して、エックスドメインの無料レンタルサーバーを使う、ということも可能。
.comや.netといった一般的なドメインで年額は 1,274円(税込) 。

同じエックスドメイン内で独自ドメイン契約とサーバー契約をすることで
・自分がサイト関連のパスワードや契約内容などを管理しやすい
・レンタルサーバーの機能が強化される

といったメリットがあります。
詳細はエックスドメインの 独自ドメイン契約 についてのページをご覧ください。

ちなみに弊社のホームページやこのWordPressブログは、さくらインターネット株式会社さんからサーバーをレンタルしており、尚且つ独自ドメインを契約していますが、独自ドメインもサーバーもお手頃価格で、サポートの方も親切なので私はとても満足しています。
これから店舗のホームページだけでなく、WordPressブログやCGIのショッピングカートとかいろいろ設置したい、という企業さんにもおすすめなので、お金掛かっても良いからそっちにしようかなーという方は、さくらさんの レンタルサーバー説明ページ をご覧ください。
私の個人的なおすすめのレンタルサーバーは、月額が約500円で基本的な機能が全て使えて独自ドメインも新規取得時の契約料だけで取得できるスタンダードプラン です。

エックスドメインでのWordPressの増設

無料のレンタルサーバーの制限項目に 『 インストール可能数 5件 』 と書いてあるので、レンタルサーバー契約をすればそのまま5件のWordPressが新規インストールできるものと勘違いしてしまいますが、初期の状態でインストール可能なのは1件限りです。

なので、同じエックスドメインのレンタルサーバーを使って別のWordPressブログを増設・運営したい!という場合は独自ドメイン契約をして、ドメインの追加を行えば、そこでようやくWordPressの新規インストールが可能になります。
この時に使うドメインは、エックスドメインで取得したもの、他社で取得したもの、どちらでもOKです。



それでは次はエックスドメインに会員登録と設定を行う手順をご説明します。
 icon-arrow-circle-right 【2】会員登録とインストール

無料レンタルサーバーでWordPressブログを運営する シリーズ記事

【1】概要説明(この記事です)
【2】会員登録とインストール
【3】初期設定
【4】テーマのインストール
【5】外観デザインをカスタマイズ
【6】固定ページ編集
【7】記事を投稿する
【8】Google Search Consoleにサイトを登録
【9】初期化(再インストール)

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