新社会人の皆さんへ
この春から進学した皆さん、新社会人の皆さん、あるいは心機一転で転職した皆さん。お元気に充実した毎日をお過ごしでしょうか。
私は社会人になって一番最初に勤めたのがマンション販売の事務だったのでお客様にモデルルームの案内などもやっていて、毎日「ヒールで足が痛い…」ということと、「モデルルームのクイーンサイズのふかふかベッドで寝たい」しか考えていなかった覚えがあります。
あと日頃思ってたのは「ストッキングがまた伝線したムカつく」ですかね。どうもフレッシュさが無いですね。
どれほど技術が進歩しても伝線しない強度のストッキングが販売されないのはストッキング会社存続のためには仕方ないと理解はしているのですが、無駄にストッキング買い続けるのが嫌で(下手したら月に5000円以上が飛んでいく)これ以降スカートとストッキング着用必須の職場を避けて生きてきました。
タイツ上等、生足上等、ソックス最強です。
新社会人の中でもスカートとストッキング着用を義務付けられている皆さん、
・伝線しないように慎重に着脱するのも面倒
・うっかりネットに入れ忘れて洗濯すると他の洗濯物に絡まって大変
・夏場はムレる、冬は防寒に全く役立たない
・通勤用バッグやロッカーに替えのストッキングを常備しないといけない
・いざ破れて着替えるにしても出先のトイレだと着替えづらいし汚い気がする
(最近は盗撮も多いので気をつけて!変な場所にネジ穴とかあったら念のためにポストイットとかマスキングテープとか貼って隠すといいですよ)
・破れにくいという謳い文句は大体そうでもなく普通に破れる詐欺
・おしゃれなヒールサンダル履いても足先がダサくなる
・ソックスを履いた状態でサイズピッタリのパンプスはストッキングだと滑って脱げる
・新しい靴による靴ずれから何一つ守ってくれない防御力、そして破れる
などの語り尽くせない幾重もの苦難に見舞われ、本当にうんざりすると思いますが、どうか強い心でストッキングに立ち向かってください。
ストッキングに対する恨みつらみを思い出してしまって前置きが長くなりましたが、そんな私から新社会人の皆さんにお伝えしたいパソコンのあれこれの一環、今回は「この書類をPDFにしてメールで送っといて」と言われた時の手順です。
知らないことは先輩方が教えてくれるとは思いますが、口頭で一回教わっただけでは覚えきれないこともあると思うので、そんな時にお役に立てれば幸いです。
PDFファイルとは
PDFとは、Adobe(アドビ)社が開発したファイル形式とその名称で、PDFの形式で作成したファイルであれば、スマホ・iPad・PCの機種や開くのに使ったソフトに関わらず、いつ誰がどこで開いても全く同じ表示をしてくれるため、規約・説明書・見積書など表示が崩れたら困る書類を扱うためのファイル形式として一般に広く浸透しています。
よくお仕事関係で使われるOfficeソフトであるExcel(表計算ソフト)やWord(文書作成ソフト)などで作成された書類。
これはそのまま相手に送ると、相手が数値や文章を書き換えれてしまいます。
それを防ぐために編集にロックを掛けて送ったとしても、今度はデータが崩れて表や段落がキレイに表示されないという事態が発生することもあります。
そうした問題をクリアするために、基本的にメールやクラウドでやり取りする業務書類はPDFファイルに変換してから送るのが基本です。
ExcelやWordの書類をPDFにしたいだけならOfficeソフトの機能ですぐに変換できます。
Officeソフト内で簡単にExcelとWordの書類をPDFに変換する方法
ここでご説明しているのはOffice 2013での手順ですが、それ以外のバージョンでもほぼ同じ手順でPDF変換が可能なはずです。
まずPDFファイルに変換したいファイルを開いて左上の【ファイル】メニューをクリック。
【エクスポート】を選択して【PDF/XPSの作成】ボタンをクリック
保存したい場所を選んで、ファイルに名前を付け【発行】をクリック
PDFファイルとして保存される場所は、元になるExcelやWordのファイルが入っているフォルダがデフォルトで選択されているかと思います。
Excelファイルと同じフォルダ or デスクトップ or マイドキュメントなど、後から自分が見つけやすい場所に保存するようにしましょう。
保存が完了すると、自動でAcrobat Readerが動作してPDFファイルが開きます。
記載ミスや計算ミスが無いか、ここで改めて確認しておきましょう。
問題が無ければそのまま右上の✗をクリックして閉じて大丈夫です。
Word文書ファイルも上記と同じ手順でPDFファイルに変換できます。
また、Officeソフト以外のテキストファイルなどは無料ソフト・CubePDFを使えば簡単にPDFファイルに変換することができます。
次の記事【PDF変換】無料ソフト・CubePDFでPDFファイルにするにて、インストール手順と使い方をご紹介します。
物理的に存在する書類をPDFにしたい時は
PCのデータ上の書類ではなく、既に紙として存在する書類をPDFにしたい場合、コピー機を使ってPDFファイルとしてスキャン⇒PCに送る、という手順になります。
皆さんの会社にある大きな業務用のコピー機、あるいはコンビニに置いてあるコピー機で、大体【コピー】【ファックス】【スキャン】のようにメニューが分かれているので、そこで【スキャンして送信】を選択します。
※あらかじめスキャンした書類の送信先(保存先)として【自分のPC内のデータフォルダ】を登録しておく必要があります。
コピー機によって設定方法が違うので、コピー機の説明書、あるいはサポートの方に尋ねてみてください。
ファイルをメールに添付
作成したPDFファイルはメールに添付して相手に送ることができます。
メール添付する際は新規メール画面上にファイルをドラッグ&ドロップ、
もしくは【ファイルの添付】からファイルを選択すればOKです。
CCとBCC
CC(カーボンコピー)とBCC(ブラインドカーボンコピー)。
これはメールの宛先種類の一種で、CCはメールを受け取った相手にも表示され、BCCはメールを受け取った相手に表示されません。
(ちなみにカーボンコピーとは、皆さんがよく見かけるのだと領収書や宅配便の伝票で書いた文字が裏に転写されるアレです。そこから転じて同じメールを転送する意味で使われるようになりました)
複数の顧客に同じ内容のメールを送る時は必ずBCCを使います。
※BCCでなければ、全員が他人のアドレスを見れてしまうので個人情報保護的に宜しくありません。
TO:Aさんのメールアドレス
BCC:Bさんのメールアドレス,Cさんのメールアドレス,Dさんのメールアドレス
取引先に宛てたメールを、内容確認してもらうために自分の上司にも送りたい時には
取引先にそれを知らせる必要は無いため、
TO:取引先メールアドレス
BCC:上司のメールアドレス
をそれぞれ入力して送ります。
この場合は、別に上司に送ったことを取引先に隠す必要がない、あるいは「うちの会社のこの人にも送ってます」と知らせたい場合はCCでも構いません。
取引先のAさんと、AさんのアシスタントであるBさんにも一応送っておこう、というような時はAさんとBさんの両方に送ったことが見えた方が良いので、
TO:Aさんのメールアドレス,Bさんのメールアドレス
もしくは
TO:Aさんのメールアドレス
CC:Bさんのメールアドレス
のように宛先を設定して送ります。