Windows7、Windows8、Windows10のそれぞれで、新元号『令和』に対応するプログラムが自動更新(Windows Update)で適用されたようです。
特にWindows10の場合は5月に入ってすぐ自動で適用されたらしいのですが、Windows10においての令和対応用の更新ファイル『KB4495667』が更新でインストールされてから、Excelの文字サイズやセル幅が勝手に変わって表レイアウトが崩れた、ネットワークや他ソフトが動作不具合を起こしている、という方もいらっしゃるので、もし可能であれば数日の間は手動で令和と入力しつつ、レイアウト崩れが起きない新しいバージョンの更新ファイルが配布されるまで様子を見て頂いた方が安心かもしれません。
この記事ではWindows7をお使いの方に向けて、対応プログラムのアップデートやWindows アップデートの不具合の修正方法、Excelで『令和1年』を『令和元年』表記に自動変更する方法などをご紹介します。
手動アップデートするには
通常、Windows Updateは自動更新に設定されているため、パソコンの電源を切る(シャットダウンする)時に勝手に更新が始まります。
しかし、今回のような大きめの仕様変更プログラムの更新の場合、何かの原因で正常にアップデートできずに失敗することがあります。
そんな時はWindows Updateを開いて手動で更新することになります。
Windows7の手動更新
①デスクトップ画面の左下、【 スタート 】メニュー
②【 すべてのプログラム 】
③【 Windows Update 】をクリック。
【 更新プログラムの確認 】ボタンが表示されている場合はクリックして新しい更新プログラムが配信されてないかを確認し、アップデートアイコンの色をチェックしましょう。
アップデートのアイコンが緑であれば、現段階までのアップデートプログラムが自動で全て自分のPCにインストール完了しているということなので何もする必要はありません。
アップデートのアイコンが黄色の場合、何らかの原因で自動更新が行われていない、あるいはインストールできる更新プログラムがまだ残っている状態です。
【 更新プログラムの確認 】をクリックした後に表示される【 更新プログラムのインストール 】をクリックして更新を行ってください。
アップデートのアイコンが赤の場合は、正常に自動更新が終了しなかった、あるいは更新プログラムの確認が上手くできない状態です。
次のWindows Updateのエラー修復の欄ををご確認いただいて、エラーを修正してから更新を行ってください。
更新の順番
しばらく更新を行っていなかったPCで、一度にたくさんの更新プログラムをインストールした際には、1つ2つのインストールが失敗して黄色や赤のアイコンになることがあります。
これは、Windows Updateのファイルの中に、『KB●●●001』が入ってないと次の『KB●●●002』がインストールできない、という順にインストールする必要があるプログラムが混ざっているためです。
何度か【 PCの再起動 】と【 手動更新 】を繰り返せば順番にインストールされて改善されます。
重要な更新プログラムとオプションのプログラム
Windows Updateのオプションのプログラムは『外国語の通貨の記号を追加』などのオマケ的なプログラムがほとんどです。
オプションのプログラムをインストールしようとして問題が起きることもあるので、基本的にはオプションのことは無視して、重要なプログラムのみ更新しておけば問題ありません。
Windows Updateのエラー修復
アップデートのアイコンが赤 で、Windows Updateが何度実行しても上手く完了しない場合にはMicrosoftが提供してくれている修復ツールを使って問題の発見と解決が可能です。Windows Update 問題を修正するにアクセスし、Windows Update トラブルシューティングをダウンロードして実行します。
エラーが問題なく改善されたら、手動更新を行って再起動でOKです。
改善されなかった場合は、『問題は解決しましたか?』の項目で【 いいえ 】にチェックを入れて、更に表示される解決法を順番に試していってください。
自動更新設定の確認
更新がエラー等で滞ったことによって、通常は自動更新になっているWindows Updateが手動の更新に設定変更されてしまっている場合があります。
問題なく更新やエラー修正が済んだら、念のためにWindows Updateが自動更新になっていることを確認しておきましょう。
【 設定の変更 】で【 更新プログラムを確認しない 】になっていたら【 更新プログラムを自動でインストールする(推奨) 】を選択して【 OK 】。
OKをクリックして自動更新が有効になると、早速自動で更新プログラムの確認が始まります。
Excelで『令和1年』を『令和元年』に定義する
Windowsの更新プログラムがインストールされると、『2019年』と入力したセルに『和暦』を設定すると『令和1年』と表示されるようになります。
一箇所や二箇所程度なら、自分で『元年』と直したほうが早いのですが、何行も一律で『令和元年』と表示させたい、という方はユーザー定義で設定できます。
年月日を入力したセルを右クリックして【 セルの書式設定 】
⇒表示形式で【 ユーザー定義 】をクリック
⇒種類の欄に[>=43831]ggge”年”m”月”d”日”;[>=43586]”令和元年”m”月”d”日”;ggge”年”m”月”d”日”;@
と入力すればOKです。
西暦『2019年』が正常に和暦の『令和元年』になっていることを確認してください。