令和元年台風第19号災害義援金の受付窓口
今回の台風被害により亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
また、被災された皆様にお見舞い申し上げます。一刻も早く皆様が心穏やかに過ごせる日常が訪れますように、そして現在も救援・復興活動に当たられている皆様の円滑な活動と安全をお祈り申し上げます。
これまでの災害被災地への支援も忘れず、微力ながら自分にできることをやっていきたいと思います。
赤十字社の義援金は経費が抜かれることも無く、被害状況に応じて分配されて一番確実に被災者の方々に届くと言われているので、私は毎回赤十字社さんに送っています。
募金や義援金をとお考えの際は、そのお金が最終的にどこに送られるのか、どう被災者の方に分配されるのかを確認してみてくださいね。
皆さんのせっかくの善意ですから、募金詐欺などに遭わないようにくれぐれもご注意ください。
▶日本赤十字社
令和元年台風第19号災害義援金(現在終了)
受付期間:令和元年10月16日(水)から令和2年3月31日(火)
【義援金の募集を開始】
日本赤十字社は、台風第19号により被災された方々を支援するため、「令和元年台風第19号災害義援金」の受け付けを開始しました。お寄せいただいた義援金は全額を被災地にお届けいたします。
詳細・受付≫https://t.co/BgJdp0O97D pic.twitter.com/prLHk3aw7B
— 日本赤十字社 (@JRCS_PR) October 16, 2019
また、ゆうちょ銀行・郵便局の貯金窓口では、通常払込みによる災害義援金の無料送金サービスを行っています。ゆうちょから義援金を振り込む場合、こちらのページ:義援金送付先一覧に日本赤十字社(略して日赤)の振込番号も掲載されているので合わせてご覧ください。
今は窓口がない市区町村も、今後状況が少し落ち着けば受付窓口の案内が出るかもしれません。
職員さんも今は大変なので、まだ募金窓口がサイトに掲載されていない場合、お電話やメールでのお問い合わせは控えてくださいね。
また、募金や義援金を送りたい気持ちは山々だけど、そんな余裕が無くて送ってあげられない、という方はTポイントなどのポイント募金をご検討ください。
お買い物やガソリンスタンドでの使用で知らない内に貯まってたりするので、もし宜しければ。
被災経験のある方の心のケア
近年は大きな災害が多く、皆さんご不安なことと思います。
現在被災地域にいらっしゃる方は勿論、過去に被災された経験がある方は自らの被災体験を思い出してしまって辛い気持ちになることもあるのではないでしょうか。
今回の台風で亡くなられた方や被災地域の報道を見ていると、ひどく悲しくなり涙が出てくる。
ドキドキと動悸が激しくなり、手に力が入らない、手が震える。
大きな不安に駆られ、どうしたら良いのか分からなくなる。
そういった状態になる事はちっともおかしなことではありません。
心が受けた衝撃が大きければ大きいほど、その衝撃の影響が和らぐまでにはとても長い年月がかかるものです。
これは実際に被災した方だけでなく、その報道を見てショックを受けた方でも同じです。
過去の辛い体験に似た状況を見て、不意にどうしようも無く涙が出てくるというのは、外傷で言えば傷ついた場所と同じ場所をぶつけてしまい、かさぶたが剥がれて傷み、血が滲んでいる状態です。そう考えると、とても自然な反応だと理解できるのではないでしょうか。
そんな方がお友達やご家族にいらしたら、「 お前に関係ないのに何を泣いてるんだ。しっかりしろ 」と心ない言葉をかけるのではなく、「 あの時は辛かったよね、今大変な思いをしている人達も早く安心して過ごせるようになるといいね 」と、その方の心を慮り、寄り添うようにしていただけたらと思います。
こういった心の痛みを人よりも深く感じる方は、心が弱いのではなく、感受性の強い優しいひとなのです。
ですからご本人さんも、こうなるのは自分が何かおかしいのか、悪いことなのかとは思わなくて良いのです。
ただずっとそんな状況では疲れてますます気持ちも弱ってしまうので、テレビやSNSからは離れて、気分転換に好きなことをしましょう。
散歩に行って公園でコーヒーを飲んだり、好きな漫画を読みふけったり、猫を撫で回したり、休日の予定を立てたり、お昼寝をしたりとなんでも構いません。無理やりにではなく、自然に元気になれるように、ご自分のことを第一に考えて過ごしてください。
そして今回被災した方々も、今後しばらくはショックによる不安感や悲しみ、苦しさを強く感じることがあると思います。今後の生活に対する不安な気持ちをどうしたら良いのか分からず、混乱し、稀にそれが自分以外の人間に対する怒りとして攻撃的な言動で現れる方もいます。
避難所や復興に向けた地域の集まりなどで周囲にそういった言動の方がいらしたら、もしかすると精神的なショックから、自分を肯定して心を守るための反動で他人を傷つけてしまう状態になっているのかもしれません。(元々が攻撃的な性格、というケースも勿論ありますけどね!)
そうした状態になってしまった時に一番良いのは専門のお医者さんに診ていただくことなので、親族の方やご近所の方から、被災地ケアチームの保健師、臨床心理士、精神保健福祉士、精神科医といった先生に相談してみるよう勧めてあげてください。
本人が診察を嫌がったら 「 私も家の修繕どうしようか不安で、愚痴を聞いてもらったの 」「 ●●さんも先生が優しくて気が楽になったって言ってたよ 」 といったように皆が気軽に受けられる診断であることや、ちょっとした相談でも良いことなどを伝えて、本人さんが診察に対する忌避感を持たないよう、出来るだけ自分から診てもらおうと思えるように配慮してあげてくださいね。
日頃から備えを怠らず
今後も皆様どうぞお気をつけいただいて、現在被害が軽い地域の方も、しばらくは斜面や水際にご注意ください。
今回台風の被害が無かった地域の方も、今後いざという時に慌てなくて済むように、自宅、職場の最寄の避難場所はどこかを普段から確認しておきましょう。
お近くの学校、役所、自治会館などが避難場所になっていることが多いと思います。
病人や介護が必要なご家族がいらっしゃる場合には最寄りの避難所で介護が可能な備えがあるかどうか、ペットを飼っている方はペットを連れていけるかどうかなど、避難所の受け入れ体制も確認しておきましょう。
避難の際には履きやすく動きやすい靴が大事です。
今回のような大雨、浸水からの避難の際には、つい長靴を履いて行きたくなりますが、浸水の高さによっては長靴の丈を超えて水や泥が入り込んで歩きづらく、流れてきた瓦礫が入り込むとケガをすることも。特にお子さんや高齢の方であればそれだけで体力を奪われ逃げ遅れる可能性があります。
濡れることは覚悟で、できるだけ履きなれたスニーカーで避難しましょう。瓦礫や割れたガラスで足元を怪我したりしないよう、出来るだけ底は厚めの、滑り止めがついたスニーカーがおすすめです。
普段サンダルやヒール、革靴しか履いてないからスニーカーなんて持ってないよーという方は、この機会にスニーカーを1足用意して、たまに近所へのお買い物や散歩で履き慣らしておくと安心。
あとは日頃気をつけておく事としては、停電した中で落ちている物を踏んで怪我をしたり、足の踏み場もない床で転んだりしないように、ある程度はお部屋を片付けておきましょう。爪楊枝やアクセサリーなんかが床に落ちていると中々の凶器です。
発令警報の意味
災害発生時に出される警報の中で、気象庁から危険レベルに応じて発令される『 注意報 警報 特別警報 』 は皆さんご存知かと思います。
その他に、避難に関して自治体から発令されるものとして
『 避難準備・高齢者等避難開始(旧呼称:避難準備情報) 』
『 避難勧告 』
『 避難指示(緊急) 』 があります。
今回の台風も前もって危険性が報道され、早めの備えと避難が促されていましたが、それでもついつい「この辺が浸かるとかまあ無いよね」と、『自分は大丈夫』と人間は考えてしまいがち。
避難した後で「逃げはしたけど結局何もなくて良かったね」と言えるのが一番です。あらかじめ備えてやりすぎるということはありませんから、咄嗟に対応できるようにこうした警報や避難指示の意味も覚えておきましょう。
避難時の非常用持ち出し袋の中身
以前にも非常用持ち出し袋についての記事を掲載しましたが、改めて何を入れておくべきか一般的な内容物をご紹介します。
これからの季節に向けて洋服を長袖の厚手のものに入れ替えるついでに、食料や水の消費期限チェックと電池や器具がちゃんと使えるかの確認をしてみてください。
非常用持ち出し袋を用意したら、玄関や裏口など、出入り口の近くに置いておきましょう。
また、避難中に怪我をして意識不明になった場合などにも救助者に身元が分かりやすいように袋に名前や住所を記入するか、ネームタグを付けるかしておきましょう。
基本的な非常用持ち出し袋の内容
出来るだけ入れておきたい物品をリストにしてみました。
A4サイズで印刷してチェックしてみてください。
以下で更に細かい内容などをご紹介します。
リュックの容量的にも全部を入れるのが難しいこともあるので、ご自分の生活や家族の人数、避難先に合わせて要・不要を検討してみてくださいね。
リュックサック
避難時に両手が使える状態になるよう、非常時用品は必ず背負えるタイプの袋に入れてご用意ください。
できるだけ軽く丈夫なリュック型のカバンであれば何でも良いので、学生さんの学校指定リュック等をお古で持っているご家庭は有効活用してみてはいかがでしょうか。
ちょっとお高くなりますが、良い感じのデザインで防水機能のついているアウトドア用リュックもおすすめです。
非常用持ち出し袋は真っ暗闇でも見つけやすいよう、そして遭難時には救助してもらいやすいように、明るい色や目立つ色を選ぶか、蛍光のシールやゴムバンドを付けておくことをおすすめします。
また、必ずしもお家の中にいる時に災害に遭うとは限りません。
普段お使いの鞄や車の中にも、出来るだけ厳選した非常用品を入れておくと更に安心。
懐中電灯
夜間に停電した中で灯りもなく避難することになれば大変危険です。
万が一に車や家に閉じ込められてしまった場合にも懐中電灯があれば救助者に合図を送ることができます。
液漏れや放電を防ぐために懐中電灯やラジオには電池を入れっぱなしにしないようご注意ください。
コンセントに差しておくと普段は消灯していて停電すると自動点灯する保安灯なども便利です。
保安灯の中にはいざという時は取り外して懐中電灯のように使えるものもあります。
予備の乾電池
懐中電灯やラジオを準備していても、電池が入れっぱなしで放電して切れていたり、消耗して切れてしまったら意味がありません。いくつか予備の乾電池を用意しておきましょう。
また、電池式のスマホ充電器を準備している方は予備電池も多めに準備しておきましょう。
ラジオ
停電していても避難情報や避難場所についての情報を知るために電池式ラジオがあると安心です。
普段からご自分のお住まいの地域の周波数に合わせておきましょう。
最近は機能が一つになった懐中電灯&ラジオ&携帯充電器や、手回し充電タイプのものも販売されています。
家族や親戚の連絡先
スマホや携帯は水没・破損・充電切れしたら電話番号を見ることもできなくなります。
いざという時もお互い連絡が取れるよう、電話番号は紙に書き出してからラミネートシートで防水加工するか、ジップロックなどに入れて防水しておきましょう。
ホイッスル(呼子笛)
救助者に合図を送る際に役立ちます。
お子さんにも避難前に 「 はぐれたら吹くように 」、「 一度だけだと聴こえないかもしれないから繰り返し吹くように 」 と伝えて笛を渡しておきましょう。
首に紐でかけてあげても良いかと思うのですが、避難中にどこかに引っかかったら危険ですし、すぐに吹けるよう手首にゴム紐で付けてあげるのが一番かと思います。
救急セット
絆創膏、包帯、消毒薬は最低でも入れておきましょう。
痛み止めや風邪薬なども入れておくと安心です。
髪が長い方はヘアピンやヘアゴムも一緒に入れておきましょう。
ピンやゴムは袋の口を止めたりするのにも役立ちます。
持病をお持ちの方は、予め掛かりつけのお医者さんに非常時にはどうすれば良いかご相談ください。
飲料水と給水袋
1人につき1日で最低 1リットルの水が必要と言われていますが、例えば5人家族で5リットル抱えて逃げる、なんてあまり現実的ではありませんよね。
私は500mlのペットボトルで水を2本、ミルクティーを1本(ただ単にミルクティーが大好きなので)入れています。それ以上だと他の荷物の重量もあるし、かさばり過ぎるかなと思いました。
ペットボトルはそのまま使い回せるので、一時的なコップ代わりにもなります。
夏場は特に雑菌が繁殖するので飲料水を入れての使い回しはおすすめできませんが、手洗い用の水を汲んだりはできます。
また、折りたためる給水袋(給水パック)も持っていれば給水場所や給水車から水を汲んで使うことができます。
非常食
諸事情で避難所まで行けず、自宅でしのごうと思ったものの手元に食料も水も無い、なんてことにならないように、救助が来るまで(最長で3日程度)持ちこたえられるくらいの非常食は入れておきましょう。
最低でも4ヶ月に一度は飲料水・レトルト食品・缶詰などの賞味期限をチェックして、賞味期限が近くなったものは普通に食べて、また新しい物を補充してください。
おすすめの非常食
缶詰
肉、魚、果物、野菜、なんでも今は缶詰がありますね。
缶切りが無くても開封できるようにプルトップ式の缶を選びましょう。
持ち運びするにも軽く、すぐに食べれて美味しい缶パンもおすすめですが、缶パンは大きさ的にかさばるのが難点でしょうか。
レトルト食品
特にお粥のパックはそのまま流し込んで食べれますし、お年寄りや病人でも食べやすいです。
先日食べてみたラーメンのレトルトパックも意外と美味しかったです。
飴など菓子類
飴系統の中でもシンプルな氷砂糖は夏場でも溶けにくく日持ちします。
ビスケットなどの乾物、チョコレートも長く持ちますね。
避難で疲れている時に甘いものを食べるとほっとしますし、周りの人にも分けてあげやすいので甘味を1つ2つは入れておきましょう。
塩と砂糖
ジップロックなどを2重にして防水して入れておきましょう。
水と塩と砂糖があれば、効率的に水分補給できる経口補水液(簡易スポーツドリンク)も作れます。
万能ナイフ
食品の開封やロープの切断など、包丁やハサミの代わりになる折りたたみのナイフがあると便利です。
お箸、スプーン
意外と公民館などの避難場所に備蓄されていないのがお箸やスプーンといった食器類です。
用意されていたとしても数が限られているかもしれませんので、出来るだけ自分で用意しておきましょう。
特にお子さんやお年寄りがご家族にいる場合はスプーンを用意しておけば温かい汁物や消化の良いお粥なども食べてもらいやすくなります。
容量に余裕があれば保温マグカップや使い捨てのお皿もあれば便利ですね。
ジップロック系の密封できる袋
スマホやラジオを入れて防水したり、下着やタオルを入れて圧縮したり、食べかけの食料を入れて翌日まで持たせたりと使い道が多いので、複数準備しておきましょう。
サランラップ、ゴミ袋などのビニール袋
ラップがあれば何かの箱や板に巻いて食器代わりにもできますし、洗い物が出ることもありません。
また、大き目のゴミ袋があれば一時的な雨具や床に敷くシート代わりになります。
食料や衣料の救援があった際に家族ぶんをまとめて入れてもらうのにも役立ちます。
女性であれば大きめの色付きゴミ袋に穴を開けてスポッとかぶれば、着替えの際に目隠しのケープ代わりにも。
大き目のハンカチやタオル
大き目のバスタオルならちょっとした防寒具や枕にもなりますし、フェイスタオルやハンカチは包帯、マスクの代わりにもなります。
マスク
煙や粉塵の中を避難する際には必須ですし、避難所でも感染症予防にマスクをつけておくのは大切です。
軍手
避難中に手を怪我から守るため、避難所で作業を行うためにも軍手があると安心ですし、マスクと軍手は防寒具にもなります。
季節ごとの洋服、下着、かっぱ等の雨具や防寒具
洋服、下着
最低でも1着は上下の服と、替えの下着、靴下を入れておきましょう。
また、季節に合わせて洋服は入れ替えてください。
そろそろ寒くなってきたので今週末に私も厚手の洋服に入れ替える予定です。
洋服の入れ替え時に飲料水や食料の賞味期限や懐中電灯やラジオの動作が正常かをチェックするようにしてください。
雨具
いざ避難が必要なほどの風雨に見舞われた時に傘は役に立たないし骨が折れて飛ぶと危ないので、できればカッパを入れておきましょう。
ただ、今回の台風のような浸水被害が出始めてから避難する場合は、道路のマンホールの蓋が外れているのに気づけないことがあります。
そうした場合には傘を持ち、足元を傘で確かめながら進むと安心です。
防寒服(遮熱服)
非常用やキャンプ用として販売されている銀色のシャカシャカしたアルミブランケットが有名ですね。
アルミブランケットはエマージェンシーブランケットやサバイバルシートとも呼ばれます。
ちなみに防寒と耐久性を重視するならスポーツマンブランケットもおすすめです。
ガムテープ
一時的な怪我の止血、破れた衣類やリュックの補強、ダンボールを貼り合せて避難所の衝立に、などなど色々と使えて重宝しそうなので、できれば1巻きは用意しておいてください。
マジックなどの筆記用具
持ち物に名前を書いたり、壁に家族への伝言を書き込んだりするために油性のマジックがあると便利です。
避難所では似たような防災用品を持っている方も多いためにうっかり間違えて誰かのを拝借してしまってトラブルにならないよう、自分の防災用品やジップロックには片っ端から名前を書いておきましょう。
保険証や身分証明書、通帳と印鑑
災害時には各種証明書の再発行手続きなども市区町村から優先的に対応してくれる案内があると思いますので避難するまで少し猶予がある場合に、もしも可能なら持っていく、くらいで良いと思います。
それか各種証明書のコピーをとって、あらかじめ持ち出し袋に入れておくのも良いでしょう。
濡れてしまうことも考えられるので、折りたたんでジップロックなどの密封ビニールに入れておきましょう。
通帳のコピーがあれば口座番号の確認が簡単ですし、保険証のコピーとある程度の現金があれば再発行までの間に病院にかかることになっても安心です。
現金
店舗が開いていなくても自動販売機は稼動していることがあります。
皆が同じ自動販売機から購入すると釣り銭切れになる可能性がありますので、お札以外にもできるだけ硬貨を多めに準備しておきましょう。
コンビニやスーパーが復旧して開店しても、電力不足で電子マネー対応はできないことがほとんどなので、普段電子マネーで生活している方は特に現金の用意を忘れないようにしてくださいね。
簡易トイレとトイレットペーパー
避難所まで行ければとりあえずトイレやトイレットペーパーも用意されているはずなのですが、地震や水害で使用不可能になっている場合もあります。
折りたたみ可能な簡易トイレとトイレットペーパーもあれば便利です。
また、新しいタイプの簡易トイレは給水物質を使って匂いなども出にくく処理が簡単なタイプもありますので、介護が必要なご家族が居る場合にはそういった簡易トイレを多めに用意しておくと安心です。
トイレットペーパーはできるだけかさばらないように芯を抜いて潰し、ジップロックなどの防水できる袋に入れておきましょう。
除菌ウェットティッシュ
災害の規模によってはしばらくは水道が復旧しないこともあります。
ウェットティッシュがあれば手足を拭いたり、汚れた食器を拭いたりすることができます。
また、歯ブラシや石鹸も持ち出し袋に余裕があるなら入れておくと衛生面で安心です。
眼鏡やコンタクトの予備
私は裸眼視力が0.1以下でコンタクトがなければ生活できないので、持ち出し袋にケア用品の必要ない使い捨てタイプの予備を多めに入れています。
目が悪い方は予備の眼鏡やコンタクトの替えを忘れないようにご注意ください。
おむつや離乳食などベビー用品
おむつや離乳食は優先的に必要物資として支給されますが、もしも運搬のための道路が寸断されてしまった場合や、ヘリコプターが飛べないような天候の場合等は救援物資の到着まで時間がかかることもあります。
赤ちゃんがいるご家庭は忘れないように準備してください。
生理用品
避難場所に備蓄があるどうかも分かりませんし、自分で準備しておいた方が良いと思います。
パンティライナーも一緒に用意しておくと、下着を数日洗濯できない時も清潔に使えて安心。
ナプキンは怪我をしてしまった場合の止血帯にもなります。
ペットの餌、トイレグッズ、リード
ペットも連れて避難する場合には必ず必要になってきます。
特にリードは忘れないように持ち出し袋に予備を入れておきましょう。
ちなみに猫を飼っている方は、避難時には洗濯用ネットに猫を入れて抱えるか呼吸できるよう注意してリュックに入れて運びましょう。
洗濯用ネットであれば猫が暴れることが少なく(狭いとこが落ち着く習性のせい?)、もし暴れたとしても怪我をしにくい&取り押さえやすい上にペット用ケージよりもかさばらないので運ぶのが簡単です。
PCのバックアップデータ
いざという時にパソコンを持って逃げるのはほぼ不可能です。
持ち運びできるようにディスク1枚やHDD1個にまとめておきましょう。
また、特に重要な業務用のデータ等は専用のクラウドサービスと契約して、丸ごと相手サーバーに保管しておくなどの対策を取っておきましょう。
家族の写真
災害時に学校やお仕事で別の場所に居てバラバラに避難することになった際に人に尋ねて家族を探すために写真があると便利です。
嗜好品など
無いなら無いで我慢できるはずなんだけど、多分すごくイライラしてしまう…ということで私は煙草を数箱と携帯灰皿とライターを入れています。
そして「どんな状況でも推しさえ居れば何とか元気を保てる」という考えから、好きなアーティストのグッズを入れています。
リュックサック、ポーチ、ビニールケース、モバイルバッテリー、タオル、LEDペンライトなど。意外と非常時にも役立つツアーグッズ。
その他の重いものや食料はまとめて箱に
非常用持ち出し袋に入らなかった物や重い物は頑丈な防水コンテナや木箱にまとめて玄関や裏口、物置などに置いておきましょう。
自宅で待機している時に役立ちますし、もし避難時に持ち出せなくても後でお家に戻れたら役立ちます。
・水で戻せるアルファ米などの食料
・2リットルペットボトルの飲料水
・寝袋や毛布
・ペンチやバールなどの工具
・カセットコンロとガスボンベ
・予備の服、下着、靴下 など
ということで、ここまで非常時に備えて用意しておきたい物をご紹介しましたが、何をおいても一番大切なのは皆さんの命です。
一刻も早く避難が必要な場面では「 あと少しで家だから一度戻って持ち出し袋を 」 「 車の中に財布が入ったカバンが 」というような一瞬の行動の迷いが生死を分けるかもしれません。
状況を見て、少しでも無理そうなら荷物なんて放り投げて逃げてくださいね。