Googleガイドライン違反と再審査【1】SEOって?

被リンクを買って増やしたらGoogleガイドラインに引っかかった…!

これだけ読んで何のことか判ったあなた!
きっとお仲間さんですね。お疲れ様です。
お互いくじけず頑張りましょうね。

そして何のことやら判らない方。
あなたはきっと正攻法のみでSEO対策を行ってきた清廉潔白な方か、
ホームページの検索順位の上がり下がりに浮ついたりしない健全な生活を送っていらっしゃる方だと思います。

しかしそんな正攻法のSEO対策にひたすら邁進してきた方だって、ふと疲れて魔が差さないとも限りません。
SEOに頭を悩ませない健全な生活を送っていらっしゃる方も、
このネット社会でいつ何時ホームページやブログを開設してSEOに目覚めないとも限りません。
そうなった方々がうっかりでGoogleさんに怒られることがないように私どもの経験を書き残しておこうと思います。

現在進行形のお話(未解決)なので、私と同じく「あああぁGoogleさんに怒られた…」と
凹んでいる方のご参考になるようなことは少ないかと思いますが、
「なんだ、おなじ状況の人間が他にも居るんだな」とちょっとした心の慰めになれば幸いです。

 ※2013年11月、無事再審査に合格いたしました+゚ヽ(o`・∀・´)ノ.+゚
 合格した際のGoogleさんからのメーッセージ内容や合格後の状態などについては
 【9】再審査合格とペナルティ解除をご覧ください。


まずはSEO対策についてのご説明からなので、その辺りをご存知の方は以下を飛ばして次の記事をご覧くださいね。

Googleガイドライン違反と再審査について、現在までの関連記事
【2】再審査に落ちた…orz
【3】業者さんに電話してみる
【4】業者さんに電話してみるパート2
【5】Googleウェブマスターツールの概要
【6】リンク否認ツールの使い方
【7】再審査リクエストの準備
【8】再審査リクエストの方法
【9】再審査合格とペナルティ解除

また、どうでも良いことまで細々と(愚痴っぽく)延々と書いているせいで
このシリーズの記事はどれも長いのでお時間がある時にお読みください。

SEOってなに?

そもそものお話、SEOとは何かと言いますと
「Googleさん達に気に入られるように頑張って、検索結果ページでちょっとでも上位に表示してもらうこと」です。

例えば弊社はパソコンの修理業者ですので『液晶画面割れ 修理』といったキーワードで
誰かが検索エンジンで検索をかけた時に、100位に表示されるよりは10位に表示されたいなあと思っています。
上位に表示されるためには、ホームページの中に『液晶画面が割れたとき』『修理します!』などの
検索されたキーワードと一致する文章があり、尚且つそのホームページ自体がGoogleさん達から
「そこそこ作られて年数も経ってるし、ページ数もそこそこあるし、内容も悪くないし…まあいいんじゃないの」
という評価を貰えていれば評価が高い順に検索結果ページに表示されます。
この検索エンジン側からの評価を上げようと頑張ることが『SEO』や『SEO対策』と呼ばれています。

検索エンジンにはGoogle、yahoo!、Bingなど様々なものがありますが
今回はGoogleさんのガイドライン違反についてなのでGoogleさんに対するSEOに限ってお話を進めていきます。
また、以下ホームページをサイトと表記を統一してお話いたします。

SEO対策がんばってます

世の中には様々なSEO対策があります。
それはもう、何が正しいのか混乱するくらいに情報があり、
尚且つGoogleさんも日々のアップデートで基準を変更したりするので油断なりません。

一番良いSEO対策だけははっきりしています。
『唯一無二の情報を記載した皆の役に立つ内容で、大勢が足繁く通ってくれるサイトを作ること』
しかしこれはシンプルでありながら難しいことです。

また弊社を例に申し上げますと『液晶画面割れ 修理』というキーワードで上位に表示されたい訳なのですが、
このキーワードを含むオリジナリティ溢れるページ、と言われても
割れた液晶画面を交換して直す、という内容にオリジナリティの出しようも少ないというか
どうしても他社さんと似たり寄ったりになるというか。

ちなみに弊社の液晶修理ページはこちら。
エヌシステムの液晶修理ページ
ちょっとでもお客様に故障状況とそれに対応した修理内容、修理料金などが
分かり易いようにしているつもりなのですがいかがでしょうか。

パクリ、ダメ。ゼッタイ。

ちなみに同業者さんでこの液晶修理ページを盗用(画像も文章も構成も丸ごと)している業者さんが居ました。
代表者様の指示だったそうですが、よほどご自分で考えるのが面倒だったんですね。
全く同じページがあることによってGoogleさんの評価が下がったりしたら嫌だし、
同じ内容だと気づいた方がいらっしゃって弊社のほうがパクリだと思われるのも嫌だし、
何よりもせっかく私達が頑張って写真を準備して文章や構成を考えたのに…。

以前からその業者さんは自社で対応できない修理を弊社に回してくださっていて
お付き合いのあった業者さんですからかなり我慢していたのですが、
盗用が発覚し、ページ修正を丁寧にお願いしてから2年が経ったあたりで
私もまじおこを通り越してムカ着火ファイアーに進化し、それなりの手段を講じようと決意しました。
(全くの余談ですが、ギャル語って予想外の短縮や言葉をチョイスするので面白いですよね。
 なんのことだか分からない方は『怒りの6段活用』で検索なさってみてください)
ところが、いよいよ法的手段に訴えますよ、とご連絡差し上げましたらその日の内にページを修正してくださいました。
曰く「ずっと前からうちのページはこうでしたよ」
…はい?警察の方に相談した際に当日のページを見ていただいてるので
その日まで修正されていなかったことは間違いなく、「何言ってるんだろうこの人…」という感じでしたが。
更に曰く「おたくの会社の宣伝のためにやっていたのに文句を言われる筋合いはない」
…弊社の名前も一切出さずに?これまた何を言っているのかわかりません。

こんな方が代表者をしているような企業さんに関わってはいけない、と
そっと怒りを胸に秘めて関係を断絶させていただきました。
しかし一度着火した怒りの持って行き先がなかったもので文章にして昇華してみました。
こんな皆様の目に触れるようなところで発散させてしまって申し訳ございません。

Googleさんの要望はとても厳しい

私のくすぶる怒りはさて置き、今はSEO対策のお話です。

そんなこんなで 『 オリジナリティ溢れる内容の詰まったページで構成された素晴らしい品質のサイト 』
を望むGoogleさんの期待に応えるというのはとても難しいということがお分かりいただけたでしょうか。

あなたが一番望むことには応えられないかもしれない、
でも他の事なら私がんばるから・・・だから捨てないで・・・!
という尽くすタイプのちょっとダメな女のひとのような心理状況に陥った私達が次に取る手段は、

・ページ数を増やしてみる
(質も大事だけど量も大事)

・ページ内に盛り込むキーワードの数を増やしてみる
(日本語がちょっとおかしいレベルで同じ単語を
 繰り返しているページはこれをやり過ぎた悪い例です)

・サイトマップやツリーメニューで見やすく移動しやすいページを作る
(案内地図があった方がGoogleさんがふらりと立ち寄った時にも心証が良いらしいですよ)

・htmlやCSSやなど記述形式の決まりごとを遵守するように気をつける
(ジャラジャラと見苦しいアクセサリーをつけた人よりも
 シンプルなお洒落さんをGoogleさんは好むようです)

などなど。それはもう涙ぐましい努力です。

それもこれもGoogleさんに捨てられないため。
Googleさんは有名人だし頭もいいし権力もあるし私にはもうあなたしかいないの。
(・・・あれ?健気に尽くす女だったはずがちょっと腹黒く)

そこで被リンク

お客様に見ていただきやすいサイトを心がけつつ、Googleさんの覚えをちょっとでもめでたくしようと
手を変え品を変えサイトを改装してみる訳ですが、ちょっとやそっとではGoogleさんは満足してくれません。
何といっても全世界のサイトがGoogleさんに向かって
羽を広げる孔雀の如くアピールしているのですから、その競争率たるや物凄いものです。
「あの大企業がこのページを参考URLとして紹介しているということは有益なサイトなんだな」
「このページには一日に何百人も訪問者が居て、しかもページ滞在時間が長いということは読むに足る内容なんだな」
そんなアドバンテージでもない限りは劇的に検索順位が上がることはまずありません。
私がツチノコを発見するなり宇宙人と握手するなりして記事を書ければ話は別ですが、
一般的な企業の平凡な内容のサイトというものはこの世に数限りなくあるのです。

そこで、ページ内容とは別の部分でどうにかGoogleさんにアピールしたい、そう思った人々が次に向かう先が『リンク』です。
リンクというのは、サイト同士が繋がる(=link)という意味で、
サイト上にあるリンクには
・発リンク(自分のページから外部サイトやサイト内の別のページに飛ぶリンクのこと)
・被リンク(外部サイトやサイト内の別のページからリンクされていること)
以上の2種類があり、Googleさんが気に入ってくれるのは被リンクです。
良質なページ内容であれば自然とリンクを貼ってくれる人も増えるはずなのですが
それに足るページを作成することも難しく、また自然リンクが増えるのも待つ間も惜しい。
するとやっぱりサイト内容を充実させる内部SEOを頑張るべきか、
いやいや外部SEOでどうにか被リンクを増やそうか・・・。

そんな風にまた悩み始めるWeb担当者さんを狙い撃ちしにやって来るのがSEO対策業者さんです。

そして生まれたリンク売買業者

世の中には、自分の代わりにサイトを作成・管理してくれる業者さんがいて
その中でもSEO対策を専門にしている業者さんがいます。
Googleさんの気を惹くキーワードを考えたり、
ページの構成をすっきり身綺麗にしてよりアピールできるようにしてくれるわけですね。
そんなSEO対策業者さんの中でも更に、被リンクを増やすことをメインにしている業者さんがいます。

被リンク対策を行う業者さんがしてくれること

サイトA(仮)がアピールしたいキーワードを決めます。
例えば検索順位を上げたいキーワードが『ボジョレー 毎年が当たり年』だとしましょう。
 ↓
ブログを運営している個人の皆さんに依頼して
『ボジョレー 毎年が当たり年』を文中に差し挟んで、かつサイトAへのリンクを貼ってもらう。
するとブログ運営者さんに対して報酬が支払われる(これがアフィリエイトと呼ばれる仕組みです)
 ↓
サイトAの予算が多いほど、サイトAへのリンクはどんどん増えていく
 ↓
Googleさんが「おや、サイトAは人気者なんだな。ちょっと順位上げてやろうか」となる

そんな感じで検索順位を上げていくのです。
しかしこれはこのタイプの業者さんが運営を始めた当初から限りなく黒に近いグレーでした。

次の記事Googleガイドライン違反と再審査【2】再審査に落ちた…orzに続きます。

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