WordPress自体や、テーマやプラグインの更新を行った後、エラーが起きて更新が完了されない、あるいはサイトや管理画面に入れなくなる事があります。
そんな時は落ち着いてエラー内容のメッセージを読んで、それぞれに対応した修正を行ってください。
『別の更新が進行中です』
WordPressそのもののの更新が『502 Bad Gateway』で失敗した時や、『別の更新が進行中です』と表示されて更新できない場合は15分待つとロック状態が解除されて再度更新を進める事ができます。
15分も待てない!という時は、データベースの【core_updater.lock】ファイルを削除すればOK。
phpMyAdminにデータベースのユーザー名とパスワードでログイン
⇒【wp_options】
⇒【core_updater.lock】を削除
データベースのユーザー名とパスワードを忘れた時は、wp-config.phpを開いて確認してください。
/** MySQL データベースのユーザー名 */
define(‘DB_USER’, ‘●ココ●’);
/** MySQL データベースのパスワード */
define(‘DB_PASSWORD’, ‘■ここ■’);
『Briefly unavailable for scheduled maintenance』
『Briefly unavailable for scheduled maintenance. Check back in a minute.』と表示されてメンテナンス状態が解除できない場合は、FTPソフトでWordPressディレクトリから『.maintenance』ファイルを削除します。
『データベース接続確立エラー』
『データベース接続確立エラー』が出てサイトが表示されない、あるいは管理画面に入れなくなった場合、なんらかの原因でデータベースへのアクセスができていない状態です。
これまで私が経験したパターンだと、.htaccessでさくらインターネットのIPアドレスをブロックしているのが原因だったことがありました。
・さくらインターネットのレンタルサーバーでWordPressを運営している
・一部のIP領域でスパムを送ってくるIPが居たので、その領域だけをブロックしていた
・私のデータベースアクセスIPが変わり、ブロックしている領域と被ってしまった
というのがエラー原因と推測されます。
.htaccessファイルを編集してブロックを解除したらエラーも解消されました。
『Inactivity Timeout』や『Could Not Connect』
Inactivity Timeout:
Description: Too much time has passed without sending any data for document.
Could Not Connect:
Description: Could not connect to the requested server host.
WordPressテーマやプラグインの更新後にこのようなエラーが出て、再度管理画面にアクセスし直しても改善されない場合は、一度ブラウザのキャッシュを削除してから再度管理画面にアクセスして、更新が正常に終了しているか確認してください。
更新ができていなかった場合は、そのまま再度更新を行います。
『Fatal error: Uncaught Error:』
プラグイン更新で『Fatal error: Uncaught Error:』、『hrown in ~/wp-includes/class-wp-textdomain-registry.php on line 103』などが表示される場合、Jetpackやキャッシュプラグインなどプラグインエラーの可能性が高いので、一旦プラグインをリネームして停止してみてエラーが直るか確認してください。
FTPソフトで【wp-content】⇒【plugins】⇒プラグインのフォルダ名をリネームして停止させます。
例えば『Jetpack』なら『_Jetpack』や『Jetpack000』などに名前変更し、プラグインが動作しないようにします。
その後、改めて更新して問題が無ければ『Jetpack』に戻します。
『このサイトで重大なエラーが発生しました』
これが表示された場合、合わせて『対応手順については、サイト管理者のメール受信ボックスを確認してください。』と書いてあると思います。
同時にWordPressサイト管理者として登録してあるメールアドレスに『サイトで技術的な問題が発生しています』という件名でメールが来ます。
メール本文にエラー原因となったプラグインなどが記載されてるので、プラグインの停止や再インストールを行います。
FTPソフトで【wp-content】⇒【plugins】⇒プラグインのフォルダ名をリネームして停止させます。
例えば『all-in-one-wp-security-and-firewall』なら『_all-in-one-wp-security-and-firewall』や『all-in-one-wp-security-and-firewallstop』などに名前変更し、プラグインが動作しないようにします。
その後、サイトにアクセスして問題が無いことを確認し、先ほど変更したプラグインの名前を元に戻します。
名前を元に戻して問題なければそのままでOK。もしエラーが再発するようであれば、一度プラグインを削除して再インストールをお試しください。