広告収入を目的としてアダルト広告を含んでいるサイトにこのブログのフレームリンクを貼られ、Twitterで宣伝されていたので、TwitterおよびFC2に通報してみました。
下書きを書いたまま公開するのを忘れていたので少し古い内容なのですが、通報手順などは変わっていないようなのでご参考ください。
迷惑なツイートを見つけたら
そもそも今回通報するツイートはこんな感じです。
【情報】【WordPress】アクセス解析プラグイン WassUp Real Time Analytics の設定 http://xcontents.x.fc2.com~(アフィリエイトサイトのためリンクURL省略)
ツイートの元になっている私どもの記事はこちら↓
【WordPress】アクセス解析プラグイン WassUp Real Time Analytics の設定
有益な情報として普通にリンクを呟いていただくのなら大歓迎なのですが、このツイートの場合、弊社の記事URLを呟くのではなく、自分のブログURLを貼っています。
(うちの記事URL)https://pc-pier.com/blog/2015/05/14/wp-wassup/
(リンクされているURL)http://xcontents.x.fc2.com~(アフィリエイトサイトのためリンクURL省略)
ツイート内のリンクを辿ると、私どものブログ記事がフレームリンクで呼び出されてそのまま表示されるので、あたかもそこにその記事があるかのような状態。
このTwitterアカウントの呟きは全てこのパターンのようで、フレームリンクのページでアダルト広告を表示させて広告料を稼ぐなどの狙いがあるようです。
引用元などが明記されている訳でもなく、これではどこからが私どものブログかも分かりませんし、うちがアダルト広告を出してるように見えて何だかすごく嫌だ…!ということで、著作権侵害通報をしようと思ったのですが、そもそもフレームリンクは著作権侵害にあたるのかしらどうなのかしら、という疑問についてもちょっと調べてみたので、それもついでに記載しておきます。
スパム ツイートをTwitterに通報する
内容の無い呟き、つまり広告やウイルスサイトへの誘導リンクなどをひたすら呟いて何らかの利益を得ようとする呟きをスパムツイートと呼びます。
Twitter運営へのスパムの報告は凄く簡単な上に、最後にブロックも出来るので、他のユーザーのためにもスパムを見つけたら出来るだけ通報してくださいね。
スパム通報手順
該当ツイートの【 詳細 】を選択。
設定メニュー をクリックして【 報告 】を選択。
『 スパムツイートを投稿しています 』にチェックを入れて【 次へ 】 。
投稿完了後に該当ユーザーをブロック or ミュートすることができます。
Twitterに対する著作権侵害の申し立て
Twitterへの侵害申し立てのページから申し立てを行います。
中途半端に日本語と英語が混じっているので少し分かりにくいですが、記入箇所を間違えないように慎重に入力してください。
著作権侵害ツイートのURL
著作権を侵害しているツイートのURLは、該当ツイートの【 詳細 】を選択して、全文を表示させた状態のURL欄を参照してください。
侵害内容の記載
侵害内容については出来る限り詳細を記載しておきましょう。
私が送った内容はこんな感じ。
当方が自社ドメインにて運営しているブログ記事が、スパムTwitterに無断で転載され、著作権を侵害されております。
ツイートされたリンクを辿ると、私どものブログ記事をそのままフレームリンクとして表示しています。
xcontents.x.fc2.comのドメインはアダルトサイト用のレンタルブログなので、アダルト広告も同時に表示されます。
アカウント@●●● のツイートは全てこのように他者の記事をフレームリンクとして盗用しているものの紹介ツイートです。
もし可能であればアカウントそのものの削除を、それが不可能であればせめて当該ツイートの削除をお願いしたく存じます。
お手数ですがご検討の上、ご返信等いただけましたら幸いです。どうぞ宜しくお願いいたします。
同意事項の確認
The information in this notification is accurate, and I state under penalty of perjury that I am authorized to act on behalf of the copyright owner.
『この通知に記載されている情報は正確であり、私は著作権者の代理として行動する権限を与っており、偽証した場合は罰則を受けることを理解しています。 』と書いてあるので、「同意します」ということで、下部の空欄に英文をそのままコピー&ペーストしてください。
FC2ブログに対する著作権侵害の申し立て
ツイート内のリンク先であるhttp://http://xcontents.x.fc2.com~。
これはFC2が運営するドメインなので、FC2にも申し立てをしてみます。
以前の記事で通報したことがあるので、詳細は省きますが
FC2ブログのコンテンツの権利侵害に関する申立てページの通知フォームから申し立てができます。
申し立てから2時間くらいで『ご報告いただいたコンテンツの処分を進めます。』 という返信が来ました。
いつもながらFC2さんは対応が早くて有り難いです。
フレームリンクは著作権侵害にあたるのか
ネット上に情報を載せた時点で、それがどこかで引用されたり、リンクされたりといったことを止めることはできません。
そのため、フレームリンクによって記事や画像を表示させただけであれば違法とは言えない、というのが、法律の専門化さん達の基本的な考え方のようです。
ただし、引用元を一切記載しておらず、あたかも自分が作成したコンテンツのように振舞っている場合や、リンクを貼られたことによってリンク元が何らかの被害を受けるような場合には違法行為とみなされる可能性があります。
今回の場合は
・引用元(このブログ)の記載が無い
・フレームリンクによってページがそのまま表示されている上にアダルト広告の表示によって、弊社がそのような広告を出しているように見える
・アダルト広告の表示(アフィリエイト)などで利益を得ている可能性がある
といった点から、FC2さんも著作権侵害を含めた違法行為とみなしてすぐに削除対応してくれたのかなと思います。
Twitterへの通報以外の対応策
Twitterで自分のツイートをパクられた時や、自分が撮影した写真や描いたイラストを勝手にツイートされてしまった場合。
基本的には上記の対応と同じく、Twitter運営への通報と著作権侵害申し立てを行うことになります。
Twitterの著作権侵害通報を行うと、まずノーティスアンドテイクダウン(あなたの申し立てに対処します)というような件名で、自動返信メールが届きます。
その後、受諾(対応完了)・却下・より詳細な再申請依頼のいずれかのメールが来るはずです。
Twitterは利用者が多いだけに通報も多く、精査が難しいということもあるのでしょうが、通報の確認に日にちが掛かることもあるようです。数日のんびり待ってみてください。
また、Twitterからのメール全文が英文で来ることがあるので、迷惑メールBOXに振り分けられていないか注意してご確認ください。
残念ながら著作権侵害の申し立てが認められず、再び詳細申し立てをしても該当ツイートの削除が行われない場合に取れる手段としては以下のものがあるかと思います。
Twitterで相手に直接 削除依頼を送る
Twitter上のやり取りになるため、周りの方にも事情が伝わりやすく、多少まともな人であれば自分の非を認めて削除してくれます。
ただ相手がまともな方でなかった場合に逆に絡まれる危険があるのがデメリットです。
相手が企業やサイト運営者であれば、連絡先に削除依頼を送る
即刻削除してくれないと、著作権侵害の訴訟手続きを行いますよーという旨をダイレクトメールやサイト記載のメールアドレスに対して知らせると、大体の企業さんやサイト運営者は該当ツイートを削除してくれます。
個人さんの場合もダイレクトメールなどで送ってみても良いかもしれませんね。
ただこれも相手の個人さんが変な人だったら無視されたり絡まれたりするのがデメリットかも。
友人知人に依頼して、パクツイのアカウントを凍結に追い込む
これはちょっと心情的に微妙な方法な上に人海戦術が必要になるので私はやったことがないのですが、Twitterをやっている友人や知人に依頼して、パクリをしているツイートとアカウントをひたすら通報してもらう方法です。
通報件数が多いほどTwitter運営さんが対応してくれる可能性が上がります。
フォロワーさんが多い方であれば、事情を説明してフォロワーさんに協力をお願いしてみると良いかも。
Twitter運営を軽く脅す
これもちょっとどうかなー…という、心情的に微妙な方法ですが、
「著作権侵害されてるっつってんだろ、法律見てみろよ、Twitterの拠点本国アメリカのデジタルミレニアム著作権法(DMCA)で『著作権侵害を通知された場合にはまず当該のコンテンツを削除した上で、当該コンテンツをWeb上に発信したユーザーへ削除した旨を通知する。異議申し立てがあればまた考える』ってあるだろ、一刻も早く削除しないとTwitter運営を訴えるぞ。ていうか訴えるまでもなく著作権侵害ツイートが投稿された段階で運営者に法的責任はもう発生してるんだからな!」
と、迅速な対応を迫る方法です。
アメリカのデジタルミレニアム著作権法(DMCA)も、日本のプロバイダ責任制限法も、どちらも著作権所有者から侵害申し立てが送られた時点でサービス提供者に賠償責任が発生します。
そのため、一刻も早い対応をするのが当たり前(じゃないと訴えられたら負けて賠償しないといけないから)なのですが、いかんせん人気のサービスやプロバイダであればあるほど申し立て件数も多く、対応に漏れが出てきたりもします。
そこで、対応漏れされないように自己アピールのために申し立ての詳細欄に書く内容を喧嘩腰で行く方法です。
悪いのはパクリを行った相手であり、Twitter運営さんが悪いわけじゃないのでちょっと申し訳ない感じがしますが、いざという時の最後の手段としてお試しください。