以前にパソコンが重い・固まる、そんな時のタスクマネージャーの記事でWindows7でのタスクマネージャー操作についてご説明していました。
今回はWindows10での画面の見方や操作についてご説明したいと思います。
タスクマネージャーとは
Windowsにはタスクマネージャーというプログラムがあります。
これはコンピュータで動いているプログラムの名称や使用容量などを確認できる便利なものです。
例えばフリーソフトをインストールした後に、なんかウイルスも入ってきたような気がするけど、パソコンの中で怪しい奴が動いてないかな?と現状を確認することができますし、それだけでなくソフトが動かない、負荷が大きくてフリーズしたかな?といった時に状況を確認して動いていないプログラムを停止させることもできます。
タスクマネージャーの起動方法
クリックで起動
デスクトップ画面の一番下のバー(タスクバー)の何もない適当な場所を右クリックして【 タスクマネージャーの起動 】を選択するとタスクマネージャーが起ち上がります。
キーで起動
【 Ctrl 】【 Shift 】【 Esc 】の3つのキーを同時に押すと起動します。
簡易版と詳細版
そのPCで初めてタスクマネージャーを開いた場合、簡易版の表示になっている事があります。
その場合は【詳細】をクリックして詳細情報を開いてください。
タスクマネージャーの項目
主にご確認いただきたいのは【プロセス】と【パフォーマンス】の項目です。
プロセス
プロセスの項目では実行・処理されているプログラムを見ることができます。
自分が動かしていないプログラムであっても、背後で自動更新しているプログラムや常駐プログラムなど、様々なプログラムが表示されます。
普段は皆さんが目にすることのないプログラム名が色々と表示されているので、なかなか判断が難しいかと思いますが、もしもウイルスを招き入れたかもしれない心当たりがあり、ここに活発に動いてメモリを食いつぶしている怪しい奴が居たらウイルスやアドウェアかもしれません。
プログラム名をネット検索してみて確実にウイルスだと分かったら、セキュリティソフトの完全スキャンをかけたり、自力で居場所を探し出して駆除したり、メーカーサポートや修理業者に駆除してもらったりといった対策が必要になります。
固まって動かなくなってしまったプログラムを強制終了させたい場合、プログラム名を右クリックして【タスクの終了】をクリックするとプログラムを終了させることができます。
パフォーマンス
CPU使用率やメモリ使用量をグラフで分かりやすく見ることができます。
物理メモリの使用率が高い(=利用可能容量が減る)と動作遅延やフリーズが発生しやすくなります。
使っていないプログラムは開きっぱなしにせず、きちんと終了させるようにしましょう。
また、特にたくさんプログラムを開いているわけでもないのにCPU使用率が80~100%で異様に高いまま下がらないようであれば、マザーボード不良などの機器的な不具合のせいで負荷が高くなって動作の遅延やフリーズが発生しているかもしれないという目安になります。