Outlookメールのバックアップ
エラーが起きてメールアカウントが開けなくなった時や、新規でメールアカウントを作成した時などに、拡張子が.pstのOutlookデータファイル が有れば、そこからメールを全て復元する事ができます。
Outlookが開けなくなったらバックアップファイルは作れません。
壊れる前に必ず.pstファイルを作成しておきましょう。
.ostファイルじゃなくて.pstファイル
拡張子が.ostのファイル(オフラインOutlookデータファイル)は、ExchangeやIMAP方式のメールアカウントに自動で作られていますが、これはバックアップファイルとは違います。
.ostファイルはオフライン(ネットに繋いでいない時)でもメールを見ることが出来るだけで、そこからこれまでのメールを復活させる事は、少なくとも2023年10月時点では不可能です。
サーバーにもメールが保存されるメールアカウントであれば.pstファイルは不要だろうと考えたMicrosoftの不親切さですね。
.pstも一緒に作っておいてくれればいいのに。
.ostファイルを.pstに変換する事もほぼ不可能だと思います。
怪しいフリーソフトや海外の有料ソフトで変換可能だと謳っているものもありますが、危険すぎるので私はやったことがないです。
メール内容のお客様の個人情報などが盗まれたら大変ですからね。
.pstファイルの作成方法(エクスポート)
Outlookを開き、左上の【ファイル】
⇒【開く/エクスポート】をクリック。
【インポート/エクスポート】
【ファイルにエクスポート】を選択して【次へ】
【Outlookデータファイル(.pst)】を選択して【次へ】
バックアップを取りたいメールアカウント、あるいはメールフォルダを選択して【次へ】
【参照】で保存したい場所と、フィイルの名称を決めてください。
このバックアップファイルからメールを元に戻したい時に、このファイルがある場所が分かっていないと読みだせません。
【完了】をクリックすると、パスワード入力画面が出てきます。
何も入力せず【OK】をクリックするとパスワード無しでファイルが保存されます。
パスワードを入力した場合は、バックアップからメールを読み出す時(インポートする時)にパスワードの入力を求められます。
バックアップファイルからメールを元に戻す(インポート)
エクスポート(出力)したファイルをインポート(入力)して、メールを復元することができます。
Outlookを開き、左上の【ファイル】
⇒【開く/エクスポート】
⇒【インポート/エクスポート】
⇒【他のプログラムまたはファイルからインポート】
⇒【Outlookデータファイル(.pst)】